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ロスカット あの日の涙 虹となる

アストロジーと大衆心理

アメリカ人アナリスト、レイモンド・A・メリマンが提唱するメリマンサイクル理論というものがある。

アストロジー(金融占星術)を用いて、相場の予測や売買戦略を考えるもので、相場のサイクルは一定の周期があり、太陽や惑星の動きと連動しているという説である。

1996年のシカゴコーン史上最高値、1998年ドル円の暴落、2008年3月のドル急落、2008年10月のリーマンショックなど、すべての相場の動きはメリマンサイクル理論で説明できるという。

アストロジーのよく知られるアノマリーとしては、月食はドルが売られやすい、日食はドルが買われやすい、彗星の逆行時には相場が荒れやすい、などがあり、一部のテクニカルアナリストやトレーダーでも実際に天体の位置を気にしながら取引をしている人が多く存在する。

また、太陽の磁気エネルギーが地球の地殻変動、気候、経済活動、穀物の豊作不作、相場のサイクルなどを支配しているという説もある。

太陽の黒点と景気循環との連動については、限界効用理論の提唱者の一人として有名な経済学者、ウィリアム・ジェヴォンズが1876年にイギリスの科学雑誌『ネイチャー』に「商業恐慌と太陽黒点」という論文を発表している。

太陽の活動が盛んになると黒点が増え、黒点が少なくなると経済活動が落ち込むらしく、実際に日本のGNPの成長率やアメリカ人の国民所得が、太陽の黒点の活動と比例しているというデータがあるそうだ。

太陽の黒点の変化が人々の経済活動に影響を及ぼすのかどうかは科学的に証明されたわけではなく、現地点でははっきりとしていない。

しかし、そうした因果関係を信じる人がいることで、あたかもそうした因果関係が本当にあるかのように実現してしまうことがある。

経済学ではそうした現象を半ばからかうように、サンスポットセオリーと呼ぶ。

確証のない噂でも、多くの人が信じることによって、それが大きな社会的現象となることがある。

よくマーケットは美人投票に例えられる。

そこで利益を得るには、自分が美人と思う人に投票するのではなく、市場参加者の好みをリサーチし、その人たちが投票しそうな女性に票を入れなければならない。

自分がどう思うかよりも、市場参加者がどう感じるか、その結果、為替レートがどう動くかを想像してみる。

アストロジーと相場の動きに因果関係がなかったとしても、誰もがそれを信じていれば、それが事実であるというコンセンサスが形成され、アストロジーに従って相場が動く。

自分の主観を極力排除して、唯一絶対であるマーケットの値動きに合わせてポジションを持つことが利益につながるのだ。
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[ 2015/11/27 08:17 ] アノマリー | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

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