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ロスカット あの日の涙 虹となる

2%ルールの落とし穴

トレーディングは確率のゲームであり、どのような手法であっても勝ち続けることもあれば負け続けることもある。

したがってこのマネーゲームから退場しないためには、連敗を覚悟の上であらかじめ適切なマネーマネジメントプランを構築しなければならない。

しかし、ときと場合によっては戦略を変更する柔軟性を持つことが必要になってくる。

多くのトレードの教科書には、1回のトレードで取るリスクは総資産の2%以下にしたほうがいいと書かれてある。

たとえば、FXの口座に100万円が入っていて、ドル円のポジションを1万通貨で5枚持ったとする。

100万円の2%は2万になる。

一度に負けていい金額は2万までなので、逆方向に40銭動いた場合は損切りすることになる。

このトレードで負けてしまうと、口座に残された金額は98万円なので、次にリスクを取れる金額は1万8千円になる。

同じように5枚でトレードしようと思えば、36銭で損切りという計算になる。

このように2%ルールを忠実に守って運用すると、どうしてもリスクリワード比の変更をしなくてはならず、かえってややこしくなる。

実際にトレーディングをしていくうえで必ずしも2%ルールに拘る必要はないだろう。

2%ルールはたとえ20連敗、30連敗しても資金が枯渇することはないという最悪のケースを前提にした資金管理の手法であるが、そこまで連続で負けるということはまずありえない。

せいぜい5連敗するぐらいで、10連敗する可能性は年間を通してもほぼセロに近いといっていい。

2%ルールはかなり保守的なルールであり、徐々に経験を積んでいけば総資産の5%ぐらいまではリスクをとっても大丈夫なように感じる。

それよりも相場の状況に合わせて取るべきリスクを臨機応変に変えていくことがより重要であると同時にトレーディングの大きな醍醐味だと思っている。

たとえば雇用統計発表時のようなボラティリティの高い局面では、1回のトレ-ドにおけるリスクをできるだけ小さくする。

具体的には普段より取引する枚数を減らし、損切り幅も広めにとっておく。

逆に東京時間の比較的狭い値幅で動くレンジ相場では、リスクの許容範囲を大きくし損切り幅もタイトに設定しておく。

取るべきリスクを総資産の2%と限定してしまうのではなく、相場の変化に応じてケースバイケースで対応していくことこそがシステムトレードではできない裁量トレードの大きなアドバンテージになる。
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[ 2015/11/06 19:15 ] 資金管理 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

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