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ロスカット あの日の涙 虹となる

もぐらは空を飛べない

将棋の世界には、「もぐらは空を飛べない」という言葉がある。

才能がないものがいくら努力したって無駄だという意味だ。

残酷ではあるが、それだけプロの棋士になるには特別な才能がモノをいうということ。

プロ棋士を目指す若者で構成されている奨励会は、満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は自主的に退会となる。

その年齢を超えても四段になれなかったのであれば、あなたには将棋の才能がないという烙印をはっきりと押されてしまう。

トレードでも特別な才能を持つ人はいる。

そして、その特別な才能を持つ人を頂点に、ピラミッド型にすそ野がひろがっている。

将棋の世界とトレードの世界が決定的に違うのは、才能よりも運の要素が大きいということだ。

完全情報ゲームである将棋ではプロがルールを覚えたてのシロートに負けることは確率的にありえないが、トレーディングではそれまで相場の世界に無縁だった人がプロの機関投資家よりも稼いでしまうなんてことは珍しくない。

もうひとつの大きな違いは、いくら負け続けても本人が諦めない限り才能がないという烙印を押されることはないということだ。

だから、センスや学習能力のない人はどれだけのキャリアを積み重ねようが、やればやるだけ負け続ける。

ただし、将棋の世界のように知的レベルのハードルはそれほど高くはないので、才能がなくても経験を積み重ねれば、そこそこ勝てるようになる。

現役のプロ棋士は日本に162名しかしないが、資産1億円以上の専業トレーダーは間違いなくそれ以上いるだろう。

年収1千万以上稼ぐトレーダーは1000人以上は確実にいるだろうし、そのなかにはトレーダーとして特別な才能を持っていない人や、運だけ勝っている人も少なくないはずだ。

将棋の世界と違って、「モグラだって空を飛べてしまう」のが、投資の世界の面白いところであり、だからこそ一攫千金の夢を追って、相場参加者が引きもきらない。

トレードの才能がまったくいっていいほど欠如している自分が10年以上も相場の世界にいるのも、まさにモグラが空を飛んでいる好例といえる。
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[ 2018/07/13 20:23 ] 雑惑 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

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