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ロスカット あの日の涙 虹となる

幸せになるお金の使い方

プチ億万長者が増えているらしい。

純資産が1億円以上の富裕層は国内に120万世帯以上と、アベノミクス前の2011年に比べて5割も増えた。

株や仮想通貨の上昇でリッチになった人達は、従来の成金型の富裕層と消費スタイルも違うようだ。

服装や時計にお金をかけず、コスパ重視で、エンゲル係数も一般人と変わらない。

この傾向は日本だけでなく、海外でも顕著で、ファンドの経営者やIT企業のオーナーは莫大な資産を保有しながらも、私生活は驚くほど慎ましい。

その時代ごとに「何が粋か」という価値観は違ってくる。

今の時代は「モノ」を買うよりも、「時間」や「体験」そのものにお金を使う方向へシフトしてきているように感じる。

パティック・フィリップなどの高級ブランドの時計をして、ベンツなどの高級外車に乗る、なんていうスタイルはもう流行らなくなった。

安ければ安いほどいいというわけではないが、以前と比べて高価なものには縛られなくなってきている。

一昔前は服装で金持ちかどうかが一瞬で判断できた。

トップス10万、アウター12万、ボトムス8万、靴に20万、そんなふうにブランドで着飾るのがステータスだと信じている人が大勢いた。

ところが今や、億トレーダーでもフツーにユニクロを着ている。

お金の使い方で、その人の価値観や考え方が浮き彫りになる。

物欲をいくら満たしても、幸福な気持ちが持続することがないことが最新の行動経済学の研究でわかってきている。

「幸せをお金で買う五つの授業」の著者で、ブリティッシュコロンビア大学の心理学教授であるエリザベス・ダン教授は、経験のもたらす恩恵は、形あるものがもたらす恩恵よりも幸福度が高いという。

たとえば、ブランド物の財布や高級腕時計を手に入れたとしても、そうした満足感は時間の経過とともに減少する傾向があり、旅行などの体験をお金で買った場合は、時間とともに満足感が増幅していく傾向にあるという。

エリザベス・ダン教授によると、払ったお金に対して最大の喜びが得られるのは、以下の4つに当てはまるという。


・社会的なつながりが生まれる体験

・過去をふりかえったときに思い出になりそうな体験

・自らが望む自分の理想像に結び付く体験

・めったにないチャンスを与えてくれる経験。



何事も体験に勝るものはない。

専業個人投資家の最大のメリットは、自分でコントロールできる自由な時間が増えることだ。

いつでも好きな時に海外へ行けたり、人に会いに行けたりするのは大きなアドバンテージだろう。

いくら物質的な豊かさを追い求めても、その豊かさを手にいれるために自由な時間を犠牲にしているとしたら、本末転倒だ。

忙しく生きることは人を幸福にしない。

わずかな時間でも、他人のために時間を費やすと、人は自分の人生に多くの時間があると感じ、心に余裕が生まれるという。

自己の損失を顧みずに他者の利益を図るような行動をとることが、人の脳により多くの多幸感をもたらす。

人がより幸せを感じるにはその幸せを共有する他者の存在が不可欠であり、だからこそ友人や家族という存在が重要になってくる。

他人がお金が必要だなと思ったときに、いつでも融資できたり、社会的な活動に寄付することは、ある意味とても贅沢なことであり、賢いお金の使い方だ。

たとえば、世界一の投資家として知られるウォ-レン・ヴァフェットは、ケチであることを美徳としているようなところがあるが、自分の死後は慈善事業に資産の90%を寄付することを明言している。

成功している投資家に倹約家が多いのではなく、倹約家でお金の使い方を知っている人が投資家として成功するのだと思う。
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[ 2018/06/11 17:22 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

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