心理学者のリチャード・ワイズマンによると、運の悪い人は以下のような特徴があるという。
・ネガティブな発言ばかりする。
・とりあえず否定ばかりする。
・マイナスの自己イメージを持つ。逆に運のいい人は、発言もポジティブで、周りにもいい影響を与える。
運は風邪のように伝染するのである。
運は偶発的なものと思われがちだが、実はそうではない。
ネガティブな印象を与える人は、人は自然と近づかなくなる。
運の悪い人は自ら悪運を引き寄せる行動をとっているのだ。
かの松下幸之助は、面接のときに必ず、「あなたは運がいいですか?」と質問していたという。
運が悪いと答えた人は、どんなに学歴が良くても採用しなかったそうだ。
頂点を極めている人ほど、運の大切さを経験的に知っている。
ジョージ・ソロスのような大物投資家でも、運の良し悪しをとても重視している。
元ゴ-ルドマンサックスのマネックス証券松本大社長によると、世界でもトップクラスの投資家だけの、ごく少人数のコミュニティがあり、そこでは世界の経済情勢、政治の動き、あるいは国際動向などについて意見交換されているが、このコミュニティは運が良いとお互いに思っている人同士でつながっているという。
運が悪いと思われている人は入れないし、以前は運が良くても、その後、悪くなったという人もはじき出される。
かなり排他的な世界ではあるが、彼らもそれだけ得体の知れない運というものを重く見ているのだ。
日常生活でも、ネット上でも、ネガティブな発言や誹謗中傷ばかりする人がたくさんいる。
陰口、非難、嫌味、嫉妬など、これらを一つのネガティブな集合体と捉え、距離を置いた方が得策だ。
なぜなら、自分の中にネガティブな感情や思考がなかったとしても、それらに触れることで徐々にマイナス思考が侵食してくるからだ。
見知らぬ相手がツイッタ-やブログで絡んできたとしても、相手にするのは時間の無駄だと思っているので、ほとんどスル-している。
他人に対してたいした根拠もなく攻撃的に批判する人は、ほとんどの場合「運に見放されてしまった人」か、「運を自ら手放している人」なので、なるべく関わり合いを持たないようにするか、遠ざけたほうが賢明だろう。
トレーディングで成功するのも、運の要素が不可欠なのはいうまでもない。
運があると思える方向に自発的にアクションを起こせば、自然と運は付いてくる。
自分の努力や心がけによって、未来は劇的に変化する。
運を引き寄せることは十分可能なのだ。
そう信じているからこそ、辛いトレ-ディングも続けていられる。
運のいい人は運のいい人と、運の悪い人は運の悪い人とそれぞれ行動を共にする。
稼いでいるトレ-ダ-がそれぞれの投資家コミュニティに属しているのは、運のいい人は磁石のようにお互い引き寄せあうという法則に従っている。
ネット上で他人の批判ばかりしている人は、わざわざ自ら進んで運を手放す行為をしているばかりか、人間関係まで貧しくなっているというその事実に早く気付くべきだろう。
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