ロスカット あの日の涙 虹となる

プライス・トゥ・ペイ

マーケットの世界では誰もが勝ち続けることはできない。

ウォーレン・バフェットだろうが、ジョージ・ソロスだろうが、どんな優秀な投資家でも負けることは避けられない。

すべての参加者は、必ず負けることを強いられる。

では、敗者と勝者を決定付けるポイントは何か。

それは「いかにうまく負けるか」にあると思う。

「絶対に負けられない」、あるいは「負けを取り戻す」という思考は、トレーダーにとって確実に破滅に至る道となる。

“プライス・トゥ・ペイ”という言葉がある。

確率論的にいえば、大数の法則によって、潜在的なマイナスが具現化することを指す。

人がリスクを取って何らかの利益を得るのなら、そのリスクの代償として、どこかの時点でマイナスを甘んじて受け入れなければならない。

“プライス・トゥ・ペイ”は、トレーディングという不完全情報ゲームを行ううえにおいて、必ず支払わなければならない代償なのだ。

それを拒否するのであれば、トレーディングだけでなくリスクのあるゲームすべてに関して勝つことは難しくなる。

どのような勝負でも、自分は勝てるという可能性を信じたうえでチャレンジする。

そこで大切なのは、どれだけのリスクがあるか客観的に判断する能力だ。

潜在的なリスクを考慮しつつ、勝算ありきと思ったここぞというタイミングで勝負に踏み込むことができるプレーヤーが大金を得るチャンスを掴む。

とはいえ、どれだけリスクを計算し、勝つ確率の高い局面で勝負しても、負けるときは負ける。

そんなときに決して熱くならず「爽やかな笑顔で素直に負けを認めるタイプ」が本当に怖いプレーヤーだ。

トータルの収益をプラスで終えるには、負けるべきゲームを見極め、上手く消化していかなくてはいけない。

損失を最小限に抑えて負けることは、トレーディングの世界では最も重要視されるテクニックのひとつで、そのことを理解していないと、いくらテクニカル分析を研究しようが、ファンダメンタルズ分析に従って相場の先行きを予測しようが、すべては無駄な努力に終わってしまう。
スポンサーサイト
[ 2018/03/04 03:51 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき