ロスカット あの日の涙 虹となる

これでわかったビットコイン

投資家向けのビットコイン関係の本は多く出版されているが、ほとんどがユーザーの射幸心を煽る内容のモノばかりで、仮想通貨市場の仕組みをわかりやすく解説している書籍はいがいと少ない。

4114141.jpg

本書はビットコインの入門書でありながら、ビットコインの将来性についてネガティブな発言が目立つのが興味深い。

著者の齋藤氏はビットコインの設計システムについて批判的で、「最初のボタンをかけまちがえている」とまで評している。

ビットコインの発行量の上限は2100万BTCと最初から決められているが、そうすることで供給量が減るようにして、インフレを牽制し、デフレが起こりやすいように設計されている。

もし開発者の思惑どおりに進展すれば、その希少性により貨幣の価値が上がり、一部の権力者が人々を支配しやすくなる危険性を秘めているという。

また、ビットコインが実際に社会で使われだしたりすると、その脆弱性を突き、私欲に基づいた攻撃が行われ、壮絶なサイバーテロ社会が訪れかねないと警告している。

もしかしたら、今はその入り口の段階にさしかかっているのかもしれない。

どんな新しい技術も、社会に浸透していく過程でインフラが整備され、生活を支えるツールとして育っていく。

ビットコインをはじめとする仮想通貨も、政府の中央銀行が発行していない通貨として、さまざまな問題とぶつかりながら、徐々に既存の経済システムを変えていく予感がする。

今回のコインチェックの盗難事件も、長い目で見れば乗り越えるべき障害のひとつであり、30年後の未来には見たことも聞いたこともない新しい仮想通貨が出回っているに違いない。
スポンサーサイト
[ 2018/02/02 00:32 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき