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ロスカット あの日の涙 虹となる

仮想通貨不正流出事件のその後

28日未明、コインチェックは不正に引き出された仮想通貨XEMの相当額を日本円で顧客に返金すると発表。

支払い額は約463億円に上るとみられるが、原資は自己資金で賄うとしている。

流出時の総額は約580億円だったが、その後の値下がりで返済額は少なくなった。

このニュースが報じられた後に、ビットコインをはじめとするすべての仮想通貨が騰がった。

これだけ敏速に対応できたなら、昨日の仮想通貨終了みたいな葬式のような会見の雰囲気は何だったんだろうという感じだ。

建前上は自己資金で賄うとしているが、おそらく、どこかの会社かお金持ちが出資するようなお約束を急遽取り付けたのだろうと邪推してしまう。

コインチェックは会社としては大きな収益をだしていたみたいだから、バックアップする会社はいくらでもあるだろう。

今回の件は、以前のマウントゴックスの事件と同じくブローカーのセキュリティーの脆弱さの問題であり、これで「仮想通貨は危ない」ということにはならない。

それは銀行から現金が盗まれたからといって「日銀発行券が危ない」ということにならないのと同じ理屈だ。

したがって、仮想通貨市場の熱も完全に冷めたわけではない。

もし万が一、日本のメガバンクで預金の多額不正流出事件が起こったらどうなるか。

明日からどうやって生きていくか路頭に迷う人も出てくるはずだ。

預けていた資産がすべて盗まれたら、顧客の取り付け騒ぎが起こり、日本経済の根幹を揺るがしかねない事態になる。

金融機関の株価は暴落し、時価総額の数兆円が吹っ飛び、かってのアルゼンチンのように日本国債そのものの価値も暴落する。

それがきっかけでリーマンショックのような世界的規模のセイリングクライマックスが起きかねない。

仮想通貨が一般庶民に普及するには、ブローカーの信頼度を高めるために、大手の金融機関並みの強固なセキュリティシステムの構築が必須だろう。

現在の仮想通貨の取引所の多くは利用者の通貨の保全がされていない。

またこれをちゃんとチェックしているユーザーも少ない。

信託保全がなされていないために、今回のコインチェックのようなことがあった場合には救済措置がない。

今のままでは怖くて多額の現金を預けられない。

仮想通貨に手を出すのは、こうしたインフラ環境が完全に整ってからでも決して遅くはないと思う。
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[ 2018/01/28 00:48 ] ビットコイン | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

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