ロスカット あの日の涙 虹となる

数学的推論が世界を変える

投資は、人ではなく「お金」に働いてもらうこととよくいわれる。

しかし、その感覚でFXや株などのトレードをすると間違いなく失敗する。

PCのモニターの前に一日中かじりついているトレーダーは、世間でいういわゆる投資家ではない。

FXは投資ではなく投機であり、為替市場は世界最大の合法的なカジノであるといっても過言ではない。

スキャルピングなどの超短期のトレードは「お金」に働いてもらうのではなく、お金という弾丸を武器にして戦場で戦うイメージに近い。

お金に働いてもらうために必要なことは、お金に関する知識と情報、ファイナンシャルリテラシーを高めなければならないが、短期のトレードでは経済の知識は必ずしも重要ではない。

「FXはギャンブルに近い」

そういう先入観を持っている人も多いかもしれないが、その感覚は間違っていないと思う。

FXで勝つためには、マクロ経済学の知識よりも期待値とオッズの関係、確率論、資金管理などギャンブルで勝つための知識の方が役に立つ。

その意味では、下手なFX投資本を読むより、小島寛之さんの著作のほうがはるかに勉強になる。


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本書のすばらしいところは、金融とゲーム理論、コンピューターの関係が、ボクのような素人にも分かりやすく説明してあるところだ。

金融工学を理解するには、ややこしいギリシア文字やら難解な数式と格闘しなければいけなかったのだが、小島寛之さんの優しい解説によって専門的な知識を持たなくても少しは分かったような気にさせてくれる。

エドワード・ソープのカジノ必勝法に纏わる知られざるエピソードも書かれてあり、その手のハナシに興味のある人は飽きないだろう。
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[ 2016/07/30 01:19 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

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