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ロスカット あの日の涙 虹となる
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朱子学と陰陽学

朱子学は、中国の南宋の時代に朱熹によって再構築された儒教の学問体系のひとつで、江戸時代の保守派の思想としても知られる。

もともと儒教でいう「忠」は、「自分に忠実であれ」という意味だったが、徳川幕府は封健体制を強化するために、「上のいうことに絶対に逆らうな」という意味にかえてしまった。

朱子学の「上の者への忠誠を重んじる」という思想は、トップダウンで組織をコントロールするのに都合がいいからだ。

幕末の時代、それでは組織が硬直化して国が滅ぶと危惧した人たちは、こぞって陽明学を学んだ。

陽明学は、中国の明代に王陽明がおこした儒教の新しい一派だが、朱子学と比べると上下関係に厳しくなく、実力主義で開かれている。

幕末の志士達は陽明学に心酔し、自分たちの力で国を変えると奮起した。

日本の歴史において、陽明学と朱子学が与えた影響は大きい。

朱子学が流行るときは、官僚や為政者の力が強くなり、全体主義に走る傾向がある。

第2次安倍政権は、良くも悪くもやや朱子学的な色合いが強いと感じる。

野党の立ち位置は、形骸化した朱子学の批判から出発しているという意味で陽明学と似ているところがある。

森友問題は、官僚の「上の者への忠誠を重んじる」あまり暴走してしまった事件だろう。

朱子学と陰陽学は、どちらが正しい思想なのかを論じるものではない。

どちらも学問としてそれぞれ優れた点がある。

今の国会は野党と与党のバトルが延々と続き、「確証バイアス」に囚われ、相手を論破することが目的になっている。

同じ日本人同士が異なる思想的背景を軸に真っ二つになっている。

相手の意見を尊重し、お互いが建設的な議論をしようと努力しない限り、森友問題はいつまでたっても終わらない気がする。
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[ 2018/03/28 16:07 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

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