ロスカット あの日の涙 虹となる

平均への回帰

かなり昔のダイアモンドZAIにBNF氏とCIS氏の対談が載っていた。

名実とともに日本でもトップクラスのトレーダー二人の対談は、とても読み応えのある内容だったと記憶している。

中でも印象に残ったのは、CIS氏がBNF氏のことを天才だと持ち上げていたのに対して、BNF氏は自分が成功したのは“間違ったトレード”をしていたからだと答えていたこと。

200億稼いだにもかかわらず自らのトレードスタイルをリスクを取りすぎていたと冷静に分析しているところはさすがBNF氏、彼の辞書には慢心という言葉はない。

このような客観的なスタンスで相場に臨んでいるからこそ、あれだけの資産を築けたのだろう。

FXでよく種銭数万を短期間で1億円にする人がいるけど、これって必ずしもトレードにおける“聖杯”をみつけたわけではなくて、BNF氏がいうところの“間違ったトレード”をしていたからこそ稼げたと思うんだよね。

いうまでもなく常に再現可能な必然性を持った鉄板ストラテジーなど存在しない。

トレーディングって、神様のいたずらでその人の実力以上のパフォーマンスが出てしまうことがある。

しかし、長期間トレードを続けていくと大数の法則により、その人の本当の実力が反映され、成績も収斂してくる。

すなわち、平均への回帰。

キャリアの浅いトレーダーがビギナーズラックではなく“自分の実力”で勝ったと勘違いしていると平均への回帰がおこったときにすべての資金を溶かしかねない。

このブログでもよく取り上げたGFF氏とか、平均への回帰を説明するうえでわかりやすい例だと思う。

彼は10万を2ヶ月で4億円にしたけど、1年後には破産してしまった。

FXって破産確率のリスクを考えながら慎重にトレードすると、やはりそんなに容易に稼げるような金融商品じゃないということがわかってくる。

短期間で爆発的に儲けるのは、たいてい恐れを知らない若い個人投資家だ。

だからこそ、大きく稼いで、その後大きく負けて退場していくケースも多い。

皮肉なことだが、トレーダーとして成長し“間違ったトレード”から“正しいトレード”に移行していくにしたがって、爆発的なパフォーマンスが再現される可能性は低くなる。

僕が考える“FXにおけるまっとうなトレード”とは、資金管理を考慮した絶対に退場を食らわないやり方だ。

大儲けをしなくてもいいから、どんな地合いであろうが確実に生きのびることを優先させたい。

それにしても、コンスタントに利益を積み重ねることはなんという難しいことか。

FXを生活の糧として食べていくのは尋常ではないプレッシャーがかかると同時に恐怖でもある。

これまで稼いできたのはたまたま運が良かっただけで、いつ平均への回帰が起こるかわからないからだ。
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[ 2018/02/06 10:28 ] 雑惑 | TB(0) | CM(0)

バンコクで一番美味しい屋台

バンコク行くと必ず寄るお店のひとつ、ラープ・ランスアン“Larp Langsuan”。

ジモッティーのあいだでも美味しいと評判で、夕方いくとけっこう混んでいる。

メインはイサーン(タイ東北部)料理なのだが、それほど辛くなくマイルドで日本人の口に合う。

そして、なんといっても安い!←これ重要☆

写真のメニュー、ビール2本とガイヤーンとソムタム、トムヤンクンスープを頼んで280B。

なんと1000円しない。

とくにガイヤーン(タイ風チキン)がジューシーでいくらでも食える。

テーブルの上に猫が休んでいるような超庶民的な食堂なので、一人でぶらりとよっても問題なし。

イサーン鍋(チムチョム)も有名で、ランチタイムにつつくOLの姿も見かける。

タイが始めての人にもお奨めできる個人的に今一番お気に入りのお店。


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場所はちょっと分かりづらい。

BTSのラチャダムリ駅で下車し、リージェントホテルとペニンシュラプラザの間の道を入っていって、マンションの駐車場みたいな所を目指す。

そこで突き当たりのように錯覚するが、そこから幅2メートルくらいの小道が先へと伸びている。

その小道を突き当りまで行って右折すると、お店で飼っている猫が出迎えてくれるはずだ。

日本では衛生面から食堂にペットがいるなんてありえないんだが、そのあたりのユルさもタイっぽくて好きだ。
[ 2018/02/06 09:08 ] | TB(0) | CM(0)

投資の神様の名言

現在、投資の世界で最も成功している人物として、アメリカ人の投資家ウォーレン・バフェットであることに異論を唱える人はいないだろう。

バフェットの投資哲学は一貫している。

“投資家自身がその事業の何たるかを理解していると信じ、かつその経営陣を完全に信頼することのできる企業にまとまった額の投資をすること”である。

彼はマーケットで割安に放置されている優良企業を長期保有する、いわゆる徹底したバイ・アンド・ボールドによって巨万の富を築き、ついに2007年にビルゲイツを抜き世界一の富豪となった。

バフェットはその存在自体が神話であり、生きた伝説であり、まさにアメリカンドリームを体現したような投資家であると思う。

ある日、パークシャー・ハサウェーの株主総会にて、「最大の成功と最大の失敗はなんですか?」と学生たちが質問した。

株を買いそこねた話はせず、ヴァフェットはこういった。


「だいたいにおいて、私ぐらいの年齢になると、愛してほしいと思っている人間のうちどれほどの人間にじっさいに愛してもらっているかどうかが、人生の成功の度合いをほんとうに測る物差しになる。

大金持ちというのはいっぱいいて、労をねぎらう晩餐会をひらいてもらったり、著名な会員制のメンバーに名を列ねたりする。

しかし、世界中の誰にも愛されていないというのがほんとうのところだ。

私くらいの年齢になって、だれにもよく思われていなかったら、銀行の貯金がいくら莫大でも、人生は大失敗だ。

そのことは自分が人生をどう生きてきたかの究極のテストなんだ。

セックスは金で買える。

あいにく愛は金では買えない。

労をねぎらう晩餐会も金で買える。

どれほどすばらしい人物かを書いたパンフレットは金で作れる。

だが、愛を得るには愛される人間でなければならない。

金持ちは口惜しいだろうね。

小切手さえ書けばいいと思っているから。

100万ドル分の愛を買いたいと。

だが、そういうわけにはいかない。

愛はあたえればあたえるほどもらえるものなんだ」



これ、世界一の富豪になったバフェットだからこそ説得力があるんだよね。

他の大金持ちと一線を画する彼ならではの矜持が感じられる。

自分の人生のレールを踏み外さないように今一度そのアドバイスに耳を傾けたい。
[ 2018/02/06 08:41 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

仮想通貨で勝っている人と株で勝っている人の違い

仮想通貨でも株でも億の資産を築いた人はいっぱいいる。

しかしながら、同じ勝ち組でもタイプはまったく異なるケースが多い。

今の日本株市場で生き残っているトレーダーというのは、震災やリーマンショックなどのセリクラの洗礼を浴びた歴戦の猛者ばかりだ。

知識も経験も豊富で、とちらかというとファンダメンタル分析がベースとなっていて、そこらへんのアナリスト顔負けの相場観を持っている人も少なくない。

仮想通貨の場合、ブロックチェーンの技術についてかなり詳しく勉強したという人は少ないように思う。

面白いのは、急速に資産を築いた人って投資経験が浅い人が圧倒的に多いという特徴があるということ。

たとえば10年、20年と外資系の銀行でプロのディーラーとしてキャリアを築いている人で、億単位の資産を築いている人はどれだけいるだろう。

彼らは相場の怖さを熟知しているので、過度なリスクを取りたがらない。

したがって、資産が短期間で大幅に増えるというギャンブルトレードはしないし、心理的にできないのだ。

だが、仮想通貨においては経験則やキャリアがそのパフォーマンスに反映されないだけでなく、むしろ何も知らないシロートの方が儲けやすいということがいえるのかもしれない。

株で成功したという人は、だいたい話していてわかる。

過酷なマーケットを生き延びてきた辣腕トレーダーならではの嗅覚の鋭さ、独特な“臭い”がある。

プロ同士が凌ぎを削る今の日本株マーケットで1億の資産を築くのには、単純に“運がよかった”だけではとうてい不可能だ。

実力がそのまま右肩上がりの資産推移として反映される。

ところが仮想通貨では、相場経験の浅い人が神様のいたずらで突然何億もの資産を手にする“奇跡”が起こりうる。

「10万を半年で100万」にしたとか、「100万を1年で1億にした」とかという、夢のような勝ち組伝説には事欠かない。

そして、もちろん、その人達の多くは運で勝ったとは思ってはいない。

自分は時代の先を読む能力があったと信じている。

今、メディアに持ち上げられている億り人はそんな人達ばかりで、本当の実力者であるかどうかは疑問が残る。

もちろん運も実力のうちといってしまえばそれまでだが。

結論。

仮想通貨で勝っている人と株で勝っている人の違い。

仮想通貨で勝っているトレーダーは、自分は投資の才能があると勘違いをしている人が多いといったらいいすぎだろうか。
[ 2018/02/06 08:28 ] ビットコイン | TB(0) | CM(0)

ハイレバ規制に思う

世間ではハイレバは危険というイメージが定着しているようだが、ハイレバ=危険と早計に結論を出すのはどうかと思う。

実際にFXを取引している人ならわかると思うが、同じ枚数ならレバレッジに関係なく、利益も損失も一定だ。

例えば、ドル円1万通貨をロングでエントリーして、円高で90円から80円に下落したとしよう。

それぞれ、口座に、1万円(レバ100倍)、10万円(レバ10倍)、100万円(1倍)で運用しているとして、損失額がいくらとなるといったら、レバレッジに関係なくマイナス10万で当然同じなのだ。

レバレッジの倍率というのは、トレード額と口座残高の比率ではなく、トレード額とそのトレードにかかる証拠金の比率であるということ。

このあたりを勘違いしていると、盲目的にハイレバレッジは危険という罠に陥りやすい。

ロスカットポイントをあらかじめ設定しておけば、レバが高くても低くてもリスクは同じであり、ハイレバが危険であるとは一概にいえない。

たとえ10連敗しようが、損切りポイントを厳守している限り退場にはなりにくい。

逆にいえば、ローレバでも、損切りできない、あるいはしないトレーダーであればそのほうが資金が溶ける確率は高い。

誤解を恐れずにいえば、ハイレバが怖いというのは、株の信用取引が怖いというのと同じだ。

資金管理をしっかりし、ルールを決めて取引すれば、ハイレバは決して怖くない。

FXのメリットは、「どれだけ少ない証拠金で取引できるか」にあると思う。

レバレッジが高いということは、それだけ資金効率がよいということだ。

だからこそ、かっては1万円を1週間で10万にすることも、10万を2ヶ月で5億円にすることも可能だったわけだ。

それが、金融庁が施行しようとしているレバレッジ10倍では難しくなる。

今回のレバ規制は、僕のような貧乏人から夢を奪う仕打ちといってもいい。

おかげでFXを初めて半年から1年という短期間で億万長者トレーダーになることは不可能に近くなった。

やみくもにレバ規制を強要しても意味が無い。

金融庁はもっと資金管理の重要性を啓蒙すべきだと思うが、お上のほうでレバ規制が投資家保護に繋がると安易に考えているのだろう。

それはナイフが危ないから販売禁止という理屈と似ていて、問題の本質を理解していないように感じる。

かって香港でもレバレッジを20倍へと規制したため、多くの個人投資家が市場から引き上げ、FX業界そのものが衰退してしまった。

あの、アメリカでさえ規制後には業界の規模が約1/5に縮小されたらしい。

日本もこれをきっかけに淘汰が進み、FX業界は過疎化に向かうのだろう。

金融庁はレバ規制よりも、業界に蔓延るいたずらに個人投資家の射幸心を煽る胡散臭い連中を規制してもらいたい。
[ 2018/02/06 07:00 ] 資金管理 | TB(0) | CM(0)

ロッククライミングとトレード

ロッククライミング初心者が最初に覚える岩登り用語が「三点確保」だという。

岩を登る時に手足4本のうち1本だけを移動させ、万が一ホールドが崩れたときでも身体を支えられる。

そうやってベテランのクライマーは少しづつだが堅実に頂上を目指す。

せっかちな初心者は少し慣れてくると基本を忘れ、驚くほど早いペースで登っていくという。

FXや株で大きくリスクをとって資産を増やす人もそのタイプだろう。

場合によっては岩を踏み外して大怪我するケースも少なくない。

逆に「三点確保」よりも、もっと安全な「四点確保」という方法がある。

両手両足で四点を確保し、岩山にへばりつくのだが、これではいつまで経っても上にはいけない。

そのうち疲れ果ていずれ落下する。

臆病じゃないと生き残れない。

しかし、同時にリスクも冒さないと飢え死にしてしまう。

トレーディングもロッククライミングも似ているところがある。

どちらも危険であるがゆえに、それにみあうだけの充実感や達成感があるということ。

そして、リスクを冒さないのは最大のリスクだということ。

この二律背反的ともいえる矛盾のなかで、トレーダーは戦っている。

日本有数のプロクライマーである平山ユージは、クライミングの際に常に最悪の事態を想定して、慎重すぎるほど入念にシュミレーションをして臨むという。

僕の目指しているトレードスタイルもそれに近い。

資産を短期間で倍増させるのではなく、地味だけど致命的なドローダウンを決して食らわない安定して稼げるディーリング。

それが理想だ。
[ 2018/02/06 06:08 ] 成功の法則 | TB(0) | CM(0)

NHKスペシャル「マネー革命」

NHKスペシャル『マネー革命』は、アメリカの金融業界の裏側に迫った1998年放送4回シリーズのドキュメンタリー番組。

時代はインターネット黎明期。

ウォール街を拠点としたヘッジファンドが金融工学を駆使して莫大な利益を上げる一方で、日本では一般投資家にはまだネットによる株取引が浸透しておらず窓口での取引をしていた頃の話である。

この番組の特筆すべきことは、欧米金融界の超大物の単独インタビュー成功に尽きる。

ジム・ロジャーズのNYの邸宅を訪れたり、ジョージ・ソロスと一緒に故郷のプダペストまで同行したり、CMEを仕切るレオ・メラメッドの生い立ちを訊いたり、今ではコンタクトしたくてもおいそれと接触できないような超セレブ大物投資家がこれでもかとばかり登場し、赤裸々に金融業界の内幕を語っているのである。

企画したのは当時のNHKの辣腕ディレクター相田洋氏。

NHK製作スタッフはそれまで歴史番組や社会派ドキュメンタリー、主婦や子供の為の生活情報番組を制作してきたが、金融にまったく縁がなかった。

そこでまず投資関係の本集めに奔走し、猛勉強が始まった。

スタッフルームにはなんと500冊もの本が積み上がったという。

1年にわたる取材・制作期間中、制作スタッフは数々の特ダネをつかんだ。

とりわけビクター・ニーダーホッファーへのインタビュー成功は、全米のマスコミを驚愕させた。

彼は、1997年10月のアジア通貨危機に遭遇し、たった1日で50億円もの損失を出し破産。

150社以上のマスコミから取材申し込みが殺到していたものの、それまで一切応じていなかったからだ。

実はこのスクープインタビューは、偶然と突撃取材の賜物だったらしい。

取材クルーは当時のマーケットを揺るがす破産騒動で有名だったヘッジファンドLTCMの取材で、まだ撮影許可が取れない中、せめて建物外観だけでも撮影しようとコネチカット州に飛んだ。

ところが、LTCMは別の場所に移転しており、撮影はまったくの空振り。

本来なら、番組のメインコンテンツは「世界最高と呼ばれたアメリカの投資ファンドの破綻」となる予定だったのであるが、その企画が頓挫しようとしていた。

途方に暮れるスタッフの1人が地図を見ると、同じく取材申請をしたものの2か月以上返事がないあの破産投機家・ニーダーホッファーの自宅が近くにあることに気付いた。

とりあえず場所の確認のためと、自宅前まで行った取材クルーは、ダメもとでインターフォンを押してみた。

アメリカでは住居不法侵入罪で訴えられることがあるので、アポ無し取材は御法度とされる。

ところが、驚くべきことにニーダーホッファー本人がクルーを敷地内に招き入れ、なんと1週間後にインタビュー撮影に応じたのだ。

世界中でたった1社、NHKだけが特ダネを掴んだ瞬間だった。

今日では、その貴重な映像がYouTubeで鑑賞できる。

すべてのトレーダー必見ともいっても過言ではない。

ニーダーホッファーは不世出の天才トレーダーと呼ばれていたわけだが、日頃から丹念にデータを分析し、比類なき情熱で相場に挑んでいたのがわかる。

インタビューに答え、破産の日を思い出し、思わず沈黙するニーダーホッファーが痛々しい。

最初見たときは、その場面では感情移入して涙ぐんでしまった。

なぜなら、僕も彼と同じように最初のサブプライム破綻で一瞬にしてサラリーマンの年収の何倍もの額の大金を失ったからだ。

あの心理的なダメージは実際に体験したものでないとわからないだろう。

忘れようと思っても、潜在意識の中に残り、一生そのトラウマが消えることはないのだ。

話はこれだけでは終わらない。

当時、この番組を見て衝撃を受けたひとりの日本人の大学生の若者がいた。

後に彼は株式投資を始め、自らのHNをビクター・ニーダーホッファーから取ることになる。

いうまでもなく、あのBNF氏である。(Victor Niederhofferというつづりなので、本来ならVNHもしくはVNFなのだが)

破産してもなお戦うことををやめず自らの能力を信じて再起に賭けるニーダーホッファーの真摯な姿に感銘を受けたのだろう。

もし彼がこの番組を見ていなかったら、株式投資であれほど成功していなかったかもしれない。

いわば当時のNHKスタッフの尽力が、日本最強のモンスタートレーダーを生むきっかけになったといえる。

そう思うと、また感慨深いものがある。

一見温和に見えるBNF氏の内面には、ビクター・ニーダーホッファーと同じような“熱きトレーダーのスピリッツ”が息づいているに違いない。

そのスキルはもはや、本物のビクター・ニーダーホッファーさえ凌駕しているのかのようだ。

ちなみに僕のHN、ジョンメリは、LTCMのボスである伝説のトレーダー、ジョン・メリウェザーから拝借した。

だから、BNF氏と同じく名前負けしないようにしなければいけない。
[ 2018/02/06 05:14 ] 雑惑 | TB(0) | CM(0)

アップルを創った男の物語

アップルのカリスマCEOであったジョブスの“非公認”の伝記。


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(2005/11/05)
ジェフリー・S・ヤングウィリアム・L・サイモン

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熱狂的なMac信望者が本書を読めば、ジョブスは決して優れた経営者ではなく、たいした設計技術もなく、部下をしかりつけてたくみに財をなした男として描かれていることに衝撃を受けるだろう。

とりわけ可笑しかったのは、初期アップルのエンジニアだったジェフ・ラスキンの彼に対する愚痴だ。


「他人の脳みそを盗むのはジョブズにとって普通のやり方さ。まず人のアイデアを鼻であしらっておいて、その1週間後には、素晴らしいアイデアを思いついたなんていいながら戻ってくる。そのアイデアというのは、もちろん1週間前に誰かがジョブズに話したアイデアなんだ。我々はジョブズのことを現実歪曲空間と呼んでいたのさ。」


そうした振る舞いは、やがて自らが起こした会社を追われるはめになる。

リベンジとして立ち上げたネクストステップも失敗に終わってしまう。

しかしながら、10代の頃から「一家に一台PCを所有する時代が来る」と予言した彼は、やはり特筆すべき先見の明があったのだろう。

そして、ジョブズ本人が他人に何と言われようとも自分が成功するという未来をまったく疑っていなかったところが凄い。

デザインに対する過剰なまでの美意識も、経営者としての範疇を超えている。

その執念が今日のアップルの成功に繋がっていく。

とくに復帰してからの功績は、彼の名声を一段と高めることとなった。

かっての社員で、後にBe社を設立したジャン・ルイ・ガセーは言う。


「民主主義に沿ってたんじゃ、素晴らしい商品なんて創れっこない。闘争本能の固まりのような独裁者が必要なんだよ。」


初期のアップルでは、社員が「週80時間、それが嬉しい」というTシャツを着て働かされたという冗談のようなエピソードもある。

アップルやジョブズに関してはいろいろな伝説が語られてきたし、既に多くの出版物があったが、ノンフィクションとして出色の出来だと思う。


「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」


彼は自分のやりたいことを発見し、そして成功した。

これほど幸福なことはない。

すっかり有名になったスタンフォード大でのスピーチの最後の台詞。


「Stay hungry,stay foolish」


なんとジョブズらしい言葉だろうと今さらながらに思う。

波乱万丈の人生を送った彼だからこそ説得力がある。

ちなみにジョブス本人は、この本に対してあまりいい印象を持っていないようだ。
[ 2018/02/06 04:41 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

FXで勝つトレーダーの特徴

ひまわり証券さんのデイトレ口座で、勝ち組と負け組の特徴がわかる記事が読める。

くわしくはここをクリック。

業界では勝ち組をビックプレイヤーと呼ぶらしい。以下、抜粋。


勝ち組の特徴

・投資通貨ペア

ポンド円、ポンドスイスフラン。基本、値動きが大きい通貨。

・時間帯・取引回数

日本時間の「16-19時」か「21-25時」に10回ほど回転売買。基本、海外時間の動く時間帯に集中して取引。だらだら長時間しない。

・投資スタイル

チャート分析による短期トレンドフォロー。当然、売り買い自在。ビッグ・プレイヤーになる人は、資産が増えるごとに取引量を増やす人らしい。

・テクニカル指標

高値安値、サポート・レジスタンスライン。日足は頭に入れておき、60分、15分、5分足などを利用。1分足は利用しない。

・値幅

平均20pips程度。4-5pipsでも利食いをする。50pipsはかなりうまくいった場合。1円抜きなどは目指さない。


負け組の特徴

・投資通貨ペア通貨を絞らない。通貨ごとに特徴があるにもかかわらず、いろいろな通貨に手を出す。

・時間帯・取引回数

24時間投資する。手数料が無料なこともあり、1日100回も取引をする人もいるらしい。

・投資スタイル

逆張り、値ごろ感で投資。

・テクニカル指標

一目均衡表やMACDなど様々なテクニカル指標を利用。中途半端にRSIやストキャスなどのオシレーター系指標は使っていない模様。勝っている人はシンプルだ、とのこと。

・値幅

利小損大のトレード。損切りができない。


やはり、自分のスタイルを確立している人が相場でコンスタントに利益を得ているようだ。

いがいだったのは、1分足を利用したスキャルピングで勝っている人が皆無ということ。

最初から安定して勝てる人は、ある種の動物的なカンに優れているのだろう。

羨ましい。
[ 2018/02/06 04:19 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

新世界秩序

5日、ニューヨーク市場でダウ平均株価が大幅下落した。

アマゾン、アップル、インテルの一部の銘柄が堅調なだけで、S&P500銘柄もほぼ全面安。

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アメリカ金融市場の先行きへの警戒感から、世界の株式市場はリスクオフに傾いている。

今までだったらドルが売られ、円が買われる動きになるはずだが、ドル円は凪相場が続いている。

トランプ大統領が就任して以来、この傾向が顕著になっている。

クロス円が暴落せずに、かわりに仮想通貨が売られれている。

ビットコインはついに7000ドル台に突入した。

仮想通貨市場と株式市場が珍しくシンクロしているので、ツイッターでは「ビットコインが下げ止まるまで、株式市場は反発しない」なんていう新たなアノマリーが囁かれ始めている。
[ 2018/02/06 03:50 ] 市況 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき