ロスカット あの日の涙 虹となる

アクションベットとプライムベット

パチンコ店へ行くと、見るだけでなくどうしてもやりたくなってしまう。

競馬場へ行くと、何か行動せずにはいられらくなる。

株のチャートを見ていると、ポジションを持つ誘惑から逃れられない。

そして、明確な勝つロジックを持たないまま、せっかちな行動で愚かな賭けに身を投じてしまう。

そんな敗者のゲームのとりこになってしまうトレーダーには、アクションベットとプライムベットを使い分ける戦略をお奨めしたい。

プライムベットは確実に勝てそうな確率の高い局面で、本気で勝負するとき賭ける金額である。

一方、アクションベットは、とりあえず相場に参加してみたいという心理的な欲求を満たすもので、こちらはあくまでも少額にとどめ、せいぜい口座の金額の1%未満に留めておく。

アクションベットとプライムベットのバランスが混乱していると、相場で退場する可能性が高くなる。

アクションベット用の口座とプライムベット用の口座と分けるのも一つのアイディアだ。

アクションベットで負け続け熱くなるときがあっても、焦ってプライムベットで勝負してはいけない。

プライムベットでエントリーするのは、あくまでも確実に勝てそうな確率の高い局面のときに限る。

ある二つのインジゲーターが一致したときしかエントリーしないとか、厳格なルールを決めておくのだ。

もちろんプライムベットで負けてしまうこともあるが、このやり方を続ければ少なくとも相場から退場する確率は少なくなるはずである。
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[ 2016/02/28 05:57 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

今週の成績

2月15日 -10
2月16日 -12
2月17日 +22
2月18日 -45
2月19日 +67
                    total +22

雑用に追われ、思うようにトレードする時間がとれなかった。それでもプラスで終われたことに感謝しよう。
[ 2016/02/28 05:27 ] 今週の成績 | TB(0) | CM(0)

イップスを克服するにはどうしたらいいか

相場を畏怖することはトレーダーにとって一概にネガティブな感情だとはいえない。

むしろ恐怖を感じるからこそ、慎重にトレードできるメリットがあるともいえる。

だが、恐怖に負けて絶好のタイミングにもかかわらずエントリーできないとなると問題は深刻だ。

スポーツ選手が思い通りのプレーがどうしてもできず、精神的に委縮してしまう状態をイップスと呼ぶ。

練習なら上手くできることが、本番の試合になると「ミスをしてはいけない」というプレッシャーに押しつぶされ、失敗してしまう。

ミスをした経験が頭にこびりつき、普段は何も考えずにできていることが急にできなくなってしまう。

いわゆる名選手ほどかかりやすく、研究熱心のあまり他の一流選手のプレーを取り入れようとして、自分の持ち味であった本来のスタイルを見失ってしまうことが原因とされる。

トレードでも負け続けると、一時的にイップスと似た心理状態になる。

イップスは「リスクを取って失敗する」という結果に対して怯えている状態だ。

この心理を克服するには、リスクを取るまえに「このリスクを取れば、ある程度の確率で失敗する」という前提、覚悟を持っておく。

許容できる出来るだけ小さな単位で少しずつリスクを取っていき、それを20回、30回と積み重ねて勝ち癖をつけていく。

リスクを小出しに取ることで、プレッシャーに対する耐性を徐々に高めていく。

そうやって勝ち目のあるトレードを繰り返すことで自分自身に対する信頼を回復していくしかない。

「失敗してしまった」というネガティブな記憶を、「成功した」というポジティブな記憶に置き換えるのだ。

どれだけのリスクがあるのか、相場の地合いや、自分の調子も踏まえて、売買する取引量を調整することできれば、それは大きな武器になる。

経験を積み、リスクの度合いがわかるようになれば、徐々に安定した成績が残せるはずである。
[ 2016/02/26 17:22 ] メンタル | TB(0) | CM(0)

FXは勝ち逃げのゲ-ム

マイアミ大学のコーニオティス教授が証券会社の有する顧客データから投資家のパフォーマンスを検証した結果、資産増加率は20代以降に上昇し40代前半でピークを迎え、その後は少しずつ低下し70歳以降で急激に落ちるということがわかったそうだ。 

キャリアを重ねれば知識こそ増えていくが、その一方で情報を処理するスピードなど認知能力が低下していくという。

どんな優れたスポーツ選手でも必ず衰える。

頭脳を駆使する将棋棋士もあるピークを境に勝てなくなる。

トレ-ダ-も20代前半から40代後半までが稼ぎ時ということか。

であるならば、ピ-クを迎える40代前後までに生涯働かなくてもいいようにできるだけ資産を蓄えておかなくてはいけない。

経験が必ずしもプラスに作用するとは限らない。

悲惨なのは稼げなくなっても無理に相場にしがみつき、それまで築いた資産をすべて溶かしてしまうことだ。

ジェシー・リバモアをはじめ、引退する時期を間違えて惨めな晩年を迎えた投資家は枚挙に遑がない。

ウォール街では、「すべての勝負事は、勝っている間に止めるのがよい」 という格言がある。

ゼロサムゲ-ムであるFXは、勝ち逃げでしか資産を残すことができない。

永遠に稼げると思うのは慢心以外のなにものでもなく、引退する直前までトレ-ダ-として成功したという実感はわかないものなのだろう。
[ 2016/02/24 23:31 ] 雑惑 | TB(0) | CM(0)

勝つまで諦めないでやり続けること

「ナポレオンに絶対に負けない方法、それは戦わないことだ」

ナポレオン軍に撃破されたプロセイン首脳はそう言ったそうだ。

FXでも絶対に負けない方法は、為替市場に足を踏み入れないことだ。

いうまでもなく、投資の世界に「聖杯」はない。

そのことを象徴するようなエピソードがある。

1999年代末、当時世界最強と謳われたヘッジファンドがあった。

ソロモン・ブラザーズの債券アービトラージ部門で大きな成功を収めていたジョン・メリウェザーの発案のもとに設立されたLTCMである。

マイロン・ショールズとロバート・マートンという2人のノーベル経済学賞学者を擁し、取締役に元FRB議長のデビット・マリンズを迎えるなど、その豪華な陣容からドリームチームと称された。

ピーク時には1,300億ドルもの多額の資金を運用し、年間40%ものハイリターンを達成するなど、世界中の金融業界から羨望の眼差しで見られていたLTCMだが、1998年のロシヤ財政危機をきっかけに暗雲が垂れ込みはじめる。

最終的に46億ドルという巨額の損失を計上し、同年の10月には実質的な破綻に追い込まれてしまうのである。

市場で適正な価格で取引されていない割高な債券を売り、割安な債券を買うのがLTCMの基本戦略であり、新興国のジャンク債やロシア債を大量保有していた。

LTCMは、資金効率を高くするために20倍から30倍のレバレッジをかけており、想定外の異常な事態が起きた場合にどの程度の損失を被るのかということまで計算していなかった。

過去の市場価格変動データを分析し、ロシアが債務不履行を起こす確率は100万年に3回だと試算していたが、1998年の8月にそのありえないことが起こってしまう。

リスク回避志向の投資家はより安全な米国債等に逃れ、売り込まれたジャンク債やロシア国債が元の水準に戻ることはなかった。

さらにロシア国債の他にも流動性の低い数多くの金融商品にも手を出していたため、ポジションを解消できず損失は膨らんでいった。

破綻前のバランスシートは、1兆2500億ドル超のデリバティブ契約残高というとてつもないものだったという。

LTCMのポートフォリオを模倣していた他のヘッジファンドもやはり同様に窮地に陥った。

多くのヘッジファンドは世界各国の金融機関と100兆円単位の金融取引契約を結んでいたため、世界恐慌へも繋がりかねない深刻な打撃を市場にもたらすことになった。

そして1998年の10月8日、ついにその日がやってきた。

ナイアガラの滝のようなドル暴落が起こり、2日間でおよそ20円の幅で円高に振れるという前代未聞のセイリングクライマックスを引き起こしたのである。

全米でも選りすぐりのエリート集団であったLTCMであっても破綻が避けられなかったという事実は、マーケットの世界では確実に勝てるという法則は存在しないということを暗に示唆している。

これはなにも投資に限ったことではなく、あらゆるスポーツ、麻雀や将棋のような競技、会社経営のようなビジネスにしても共通していえることだろう。

世の中に完璧に成功するセオリーというものは存在しないのだ。

ネット上には「株で1億達成した短期投資法」とか「FXでコンスタントに月100万稼ぐ」といったあたかも必勝法であるかのような商材があふれかえっているが、そのほとんどが詐欺的な内容であり、期待どおりの結果が得られることはまずありえない。

商材を売っている業者は、実際に投資で利益をあげているのではなく、金融リテラシーのない個人投資家からお金を巻きあげていることに気が付かなければならない。

FXで絶対に勝てる手法はないが、勝つ確率を高める方法はある。

市場は性別や年齢、人種に関係なく誰に対しても平等に開かれており、無限の可能性を秘めている。

今日ではもはや機関投資家が個人投資家を上回る確固とした優位性はなく、キャリアの浅い大学生トレーダーがプロのベテラントレーダーの成績を凌駕することも決して珍しいことではない。

ただ、その勝てる確率の高い方法、技術は自分自身の努力によって手に入れるしかない。

さて、LTCMのボスであったジョン・メリウェザーのその後だが、1999年には個人の負債をすべて返済し、新たにJWMパートナーズというヘッジファンドを設立する。

しかし、2008年のリーマンショックによって再び閉鎖に追い込まれ、2010年に3度目となるJMアドバイザーを立ち上げて現在に至っている。

浮き沈みの激しいアメリカの金融業界において、その名声は今もなお健在であり、「キング・オブ・ウォールストリート」と呼ばれていたソロモン・ブラザーズ時代のカリスマ性は失われていない。

だからこそ、自ら立ち上げたファンドを何度も閉じるという失敗を繰り返しながらも、彼に投資しようとする人達が引きも切らないのだ。

マーケットの世界で成功する普遍的な原則があるとすれば、それはジョン・メリウェザーのように最後まで決して諦めないことだ。

相場から退場していく人に一番多いケースは、勝ち筋がもう少しで見えてきているのに、本人が気付かず、その辛さに耐えかねて諦めてしまうというものだ。

世の中には死ぬほど努力しても叶わない夢などいくらでもある。

オリンピックで金メダルを取るとか、世界一のピアニストになるとかは、努力以前に生まれ持った天賦の才に左右される。

だが、FX一本で飯を食えるだけのレベルになるというのは、それほどハードルが高いわけではない。

いささか暑苦しい精神論になってしまうが、勝てるようになるには最初に「勝つまでやる!」と決めてしまうことだ。

最終的に自分は必ず勝てるという信念があれば、どこまでも努力し続ける。

成功した人とそうでない人の違いは、知識や技術の不足ではなく、目的を達成しようとする強い意志をもっていたかどうかだ。

必要な知識や技術は後からついてくる。

最初は誰でも無数の過ちを犯す。

それはあたりまえのことで、失敗を気にせずトライアンドエラーを繰り返す作業が、トレーダーとしての血となり骨となる。

これが鉄板の勝ちパターンだと確信しても、次にそれがミスを誘発する原因になることもある。

巨万の富を築いたトレーダーでも、最初からスムーズに勝てていたわけではなく、ほとんどが失敗と反省の連続であったことを忘れてはならない。

人はよく「本気でやっている」、あるいは「真剣に取り組んでいる」という言葉を口にする。

しかし、納得のいかない結果しかでていないということであれば「まだ自分に本気さが足りない」ということでもある。

勝てないと諦めかけたとき、本当に限界まで努力したのか、そう自らに問うべきだ。

本気になるということは、言い換えれば自分の人生を賭けて挑戦するということでもある。

「武士は死ぬことを見つけたり」という葉隠れの言葉がある。

命を懸けて真剣に勤めるのが武士であり、FXにおいてもそのくらいの覚悟で取り組めば、必ずやあなたの望むであろう未来が待っているはずだ。
[ 2016/02/23 11:34 ] 成功の法則 | TB(0) | CM(0)

トレーダーに適性はあるか

「博才」という言葉がある。

読んで字のごとく「博打の才能」のことだが、株式投資やFXで飛びぬけた結果を残している人達は、賭け事全般に秀でており、元パチプロや元ゲーマーであったりすることが多い。

ギャンブルで勝つこととトレードで勝つことは、不確実性に満ちたゲームから利益を得ることにおいて基本的に同じなのである。

「博才」に恵まれている人がトレーダーの適性があることは疑いようがない。

しかし、生まれつき特別な才能がなくても、本人のやる気さえあれば訓練を重ねることによって相場で生計を立てていくことは決して不可能なことではない。

実際にそれを試し、成功した人達がいる。

1980年代、アメリカのシカゴにトレーダーを育成する有名なプロジェクトチームが存在していた。

チームを率いていたのは、若くして商品先物相場で巨万の富を築いた伝説のトレーダー、リチャード・デニスである。

彼は「トレーディングは生まれながらの才能よりも後天的に身に着けた技術の要素が大きい」とし、優秀なトレーダーは育成できると考えていた。

一方でパートナーであり数学者でもあるウィリアム・エックハートは、歴史上の優れた天才数学者を引き合いに出し、「トレーディングで成功するには天賦の才が必要である」との見方をしていた。

論争に終止符を打つべく、二人は投資経験のない人達にトレードのノウハウを教えて成功できるかどうか実験をすることにした。

2週間の訓練期間を設定し、それぞれ25万ドルから200万ドルの資金を与え、本格的にトレードさせたのである。

ウォールストリートジャーナルに募集広告を出し、2千人に及ぶ応募者の中から23人の若者が選ばれた。

ブラックジャックのプレイヤー、俳優、警備員、ゲームデザイナー、会計士、手品師とさまざまな様々な職業の人が残った。

デニスは東南アジアを旅行したときに見学したカメの養殖場にちなみ、生徒達を「タートルズ」と名付けた。

世界中の投資家の注目を集めたこの実験は5年後に終了した。

「タートルズ」の卒業生が獲得した収益の合計は1億7500万ドルにも及んだ。

生徒の中には、師匠であるリチャード・デニスの収益を上回るパフォーマンスをたたき出す者まで現れた。

優秀なトレーダーは生まれつきの才能ではなく、コーチングによって育てられることが証明されたのだ。

リチャード・デニスとウィリアム・エックハートは、トレーディングという技術は教えられることを学んだ一方で、トレーダーの能力と知能指数の高さには相関性はないという結論に至った。

タートルズの中にはアメリカの著名な大学を卒業し、非常に高い知能指数の持ち主もいたが、それらの生徒の成績が飛びぬけて優秀であったかといえば必ずしもそうではなかったからである。

ウィリアム・エックハートは、トレーダーの適正についてこう説明している。


「優れたトレーディングと知性はあまり相関性がないように思う。一部の並外れたトレーダーの中にはきわめて知的な人物もいるが、そうではない人もたくさんいる。並外れて知性が高いのに、トレーダーとしては最低の人がたくさんいる。平均的な知性で十分だ。そこから先は感情的な素質が重要だ」


タートルズの中でも最も若くトップクラスの成績を誇っていたカーティス・フェイスは自らの著書「タートル流投資の魔術」の中でトレーディングには4つの鉄則があると述べている。


・エッジのある取引をせよ。長期的にプラスの期待値を生むトレード戦略を見つけること。

・リスクを管理せよ。リスクを制御することで、継続的に取引ができるようにする。

・首尾一貫せよ。同じルールの取引を繰り返し遂行することで、プラスのリターンを達成する。

・シンプルであれ。シンプルな計画や発想は複雑なものより長持ちする。



カーティス・フェイスは独立後、タートルズ時代に培ったトレード技術のすべてを惜しみなく友人達に教えた。

興味深いのはその後の友人達のパフォーマンスの推移だ。

長期的に利益が見込めるタートルズのトレード戦略であったが、相場にマッチしていないケースでは当然連続で負けてしまうこともある。

順調に勝っているときはともかく、しばらく負けトレードが続いたとき、彼らはカーティス・フェイスから学んだ手法に変更を加えはじめた。

ルール上のサインに従ってエントリーしなかったり、しかるべきところでロスカットしなかったりと自分達の裁量でトレードを行ったのである。

結果として彼らは大きな損失を出してしまった。


「わたしのトレーディングに関するルールを新聞で発表したところで誰も従わないだろう。重要なのは規律と一貫性だ。ほとんど誰だって、わたしたちが教えた内容の8割がたの完成度を持つリストを作り出せる。その人たちにできないのは、ものごとが悪い方向へ進んでも、確たる自信を持ってその規則を守ることだ」


「朝、目覚めたときから、やり遂げてみせるという決意と欲求がなければならない。あいつは正気じゃないとか、必ず失敗するとか、他人の声に耳を傾ける必要はない。自分が何をどうやりたいか強い目的意識を持つことが重要なんだ」


リチャード・デニスがタートルズ時代に残した言葉である。

トレーダーとして成功するための資質は、頭の回転の速さでも、抜群の記憶力でもない。

もちろんそれが有利に働くことは間違いないが、本当に大切なのは、自分が間違っていたと気が付いたら素直に過ちを認める謙虚さがあることと、いかなる状況であろうとある一定の規律に従って忠実にトレーディングを行う強い意志を持っていることだ。

最初のうちは満足のいく成績が得られなくても、辛抱強くトレードを続けられる情熱と忍耐力が備わっていれば、最終的に大きな利益を得る可能性が高いことをタートルズの成功が物語っている。
[ 2016/02/22 18:31 ] 成功の法則 | TB(0) | CM(0)

格差社会

世の中には日経平均株価や為替の値段を気にする人とまったく気にしない人がいる。

お金にモテない人とモテる人がいるが、日経平均株価や為替の値段を気にする人は後者が多い。

トレードが上手い人は、少しでもトレードに興味がない人がいたら、トレードの話をしないことが多い。

したがって、必然的にトレードの上手い人同士が集まる。

そこでまず情報格差が生まれる。

そして、そのようなコミュニティにお金は引き寄せられる。

だから、貧しい人はますます貧乏になり、お金持ちはますますお金持ちになるというわけだ。
[ 2016/02/22 11:48 ] 雑惑 | TB(0) | CM(0)

今週の成績

2月15日 -12
2月16日 -25
2月17日 +10
2月18日 -13
2月19日 +15
                    total -15

来週から今のトレード手法とは全く逆のアプローチを試すことになる。しばらく収支のブレが激しくなるだろう。
[ 2016/02/21 07:54 ] 今週の成績 | TB(0) | CM(0)

マーケットから退場しない為に

ウォール街では、持ち金のすべてを失い破産することを「ブローイング・アップ」という。

莫大な資産を築いた経験豊かなトレーダーでも、マネーマネジメントプランの計算ミスからほんの何日かの取引ですべてを失うことが起こりうる。

それは全米屈指の大学を卒業し極めて高いIQを持つクオンツを擁したヘッジファンドといえども例外ではない。

トレーダーが最も慎重にくだすべき判断は、相場の方向性を予想することではなく、リスクのある取引にどれだけの資金をつぎこむかだ。

どれだけ大きな儲けが得られる可能性があっても、虎の子の資金を相場につぎ込むようなことは絶対にやってはならない。

トレードは「勝つこと」以前にまず「生き延びる」ことが大切だ。

口座の資金の大半を失って後で追加の資金を入れているという経験を持つ人も多いだろう。

トレーダー仲間のあいだでは、入金投資法と呼ばれるものがあるが、資金管理のノウハウを学習しないままFXを始めると、破産するたびに入金するという入金投資法を繰り返すことになる。

恥ずかしながら、ボクも最初の頃は何度も口座を破産させ、そのたびに資金を入れていた。

入金してはお金を失うという負のスパイラルにハマらないよう最初に資金管理の大切さをしっかり学んでおくことだ。

マーケットから退場しないためには、手持ちの資金量に応じた損失許容額をあらかじめ決めておかなければならない。

デイトレードだったら、一日にどれだけの損失にとどめておくか最初から計算しておくのだ。

その損失額を超えたら、その日はもう一切トレードをしないと決めておく。

そうすれば、一日ですべての資金を失うといった一発退場という最悪の事態は避けられる。

例えば300万円の資金があるとして、それを12カ月に分けると1ヶ月に25万になる。

それをさらに4週に分けると1週間で6万2千5百円になる。

さらにそれを5日間に分けると1万2千5百円になる。

つまり、一日の最大損失額を1万2千5百円に設定する。

この1万2千5百円の損失を超えないようにトレードすれば、スプレッドなどのコストを省略するとしても、少なくとも1年間は相場で生き残れるということだ。

300万を証拠金として口座に預けておけば、レバレッジ25倍で取引するとして7500万円相当までの取引ができる。

ドル円が120円であれば、62万5千ドル相当の取引が可能だ。

しかし、レバレッジを最大に利かせて62万ドルもの枚数を一度に持ては、1銭動くと6千2百円、10銭動けば6万2千円、およそ20銭程度動いただけでその日の損失許容額を超えてしまう。

仮に10万ドルで取引すれば、1銭動けば1000円なので、1円以上思惑と反対方向に動いたとすると10万円の損失になる。

1万ドルで取引すれば、1円動いたとしても1万円の損失ですむ。

1万ドルを取引する場合は、1ドル120円で、レバ25倍であれば、「120×1万÷25=4万8千円」の証拠金が必要になる。

最初から大きな量で取引するのではなく、ある程度感覚が慣れるまで1万ドルで取引するのがベターだろう。

しばらくして慣れてきたら、徐々に一日の取引量を上げていけばよいのだ。

もちろんこれはあくまでも一例であって、かなり保守的なトレードプランといえる。

損失許容額や損切り幅はトレードスタイルによって異なり、人それぞれ自分に合ったやり方がある。

最初のうちは誰でも大きく稼ぐとはりきっている。

だが、短期間で大きく稼ごうと思うと当然リスク管理がおろそかになる。

熱くなりすぎると見境なくポジションを持つようになり、衝動に任せたイージーなミスが多くなる。

1ヶ月コツコツと稼いできた大切な資金があっというまに口座から消えてなくなるケースは珍しくない。

トレーディングは今日頑張ったから、明日から急に上手くなるというものではない。

なかなか思うように口座の資金が増えていかないと焦るのが一番よくない。

資産曲線の上昇のカーブが急激にあがるのは明らかにリスクの取り過ぎである場合が多く、どこかで派手なドローダウンに遭遇する可能性が高い。

いずれにしても、自分の決めた損失許容額を上回った場合は必ずロスカットするというのが、相場で生き残る為の原則になる。
[ 2016/02/21 04:09 ] 資金管理 | TB(0) | CM(0)

トレードに向いている人

FXは所詮ギャンブルであり、マーケットは世界最大のカジノであるといっても過言ではない。

そこで成功するには必ずしも桁外れに頭脳が明晰である必要はない。

人並み外れた強靭なメンタルもいらない。

何より大切なのは、負けや失敗を素直に受け入れ、直視する姿勢だ。

自分が間違ってるとわかったら、潔く認める。

虫が好かない人間のアドバイスでも、それが正しかったら取り入れる。

仮説を試してみてその結果ダメだったとしても、その経験は財産になる。

リスクをとってこそリターンが得られるのであり、失敗も見方を変えれば収穫になる。

負けや失敗の原因がわかれば、それを次につなげていくことができる。

ただし、失敗と成功を見分ける基準を明確にしておかなければならない。

なぜなら、ある一定のルールに従ってトレードしても損失は避けられず、反対にルールを無視しても大きな利益がでることがあるからだ。

それが根本的な考え方の間違いから起こる失敗なのか、確率の隔たりによって起こりうる無視していい失敗なのか理解する必要がある。

無視してはいけない失敗だと認識したら、その負けを徹底的に分析し、検証する。

勝負で勝つにはひとつの核となる戦略が必要で、将棋の棋士のように物事を深く考え続ける思考力がモノをいう。

それらの気の遠くなるような作業を日々楽しいと思える人がトレーダーとして成功する資質を持っていると思う。
[ 2016/02/20 23:33 ] 雑惑 | TB(0) | CM(0)
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