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ロスカット あの日の涙 虹となる
月別アーカイブ  [ 2015年09月 ] 

イエレン議長の決断

一般的に利下げは経済の活性化につながるとされる。

金利が下がると、企業が融資を受けやすくなり、カネやモノの流通が円滑になるというメリットがある。

一方で利上げはインフレを抑制し、バブル相場に歯止めをかける効果がある。

企業はもっと金利が安いときに借りようと考えるから、お金を借りることをためらう動きにつながる。

したがって、市場の流通は滞り、株価下落や不景気を招くデメリットがある。

いつ利下げするか、何パーセント調整するのか、それを実行することで大きな損失はでないかなど、どこの国でも中央銀行の公定歩合は経済を大きく左右するためにその判断は慎重にならざるを得ない。

利上げ、利下げが直近の市場にもたらす影響はけっこう複雑で、利下げしたからといって株価がすぐに騰がるわけでもなく、利上げしたからといってドル高円安トレンドが進行するものでもない。

FRBはリーマンショック以降、景気回復のために何度か緊急利下げを実地した。

先週末のFOMCでは、2008年以降ようやくはじめて利上げを施行するというのではないかという期待もあってここしばらくドルが買われていた。

いざ蓋をあけてみれば利上げは見送りとなり、その影響からか週末には投機筋の売り浴びせが入った。

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ドル円1時間足チャート。

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日経平均1時間足チャート。

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ダウ平均1時間足チャート。

利上げを行わなかった大きな要因として中国経済の減速がある。

世界のマーケットは再び暴落のリスクに晒されているとし、イエレン議長は思いきった決断を下したのだ。

彼女は議会声明で中国経済に対する懸念を隠そうとしていなかった。

利上げを行わないと決定してこれだけ下がったのだから、もし利上げしていたらこの程度の下げでは済まなかったかもしれない。

金利据え置きで株価が騰がり、ドル高円安に振れると考えていたアナリストや投資家は先週末の暴落に面喰ったことだろう。

いつだってマーケットの値動きは一筋縄ではいかない。

トレーディングを上回る知的ゲームはこの世に存在しない。

そこには普遍的な法則や必勝法はなく、刻一刻とルールが変わっていく。

だからこそ面白いんだよ。
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[ 2015/09/20 01:57 ] FOMC | TB(0) | CM(0)

安保法案成立

アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく、という言葉があるように、アメリカ経済と日本経済は密接に結びついている。

今回の安保法案成立で、政治的にもより一層その関係は強固なものになったように思える。

少なくともアメリカにとってはメリットがある法案だ。

自国民の若者を戦闘地域へ赴かせるリスクを抑えられるからだ。

戦争をするかしないかは日本が主体的に決められるものではない。

軍事力が強い国ほど戦争をしたがるもので、関係の深い国は国民の意志に関係なく否が応でも巻き込まれてしまう。

安保法案が成立されたということは、万が一の有事の際にアメリカの要請があれば、いつでも自衛隊を紛争地帯に派遣できる法的準備が整ったということを意味する。

武力によってしか戦争を抑止できないと考えるなら、人類の歴史からは永遠に戦争はなくならない。

悲しいことだがこれが現実なのだろう。

遠い未来の人は、2015年は日本の歴史の大きな転換点だったと回想しているかもしれない。
[ 2015/09/20 01:15 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

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