ロスカット あの日の涙 虹となる

名古屋投資オフ会“Kabu Berry”

今回は関西きっての著名トレーダー、むらやん氏のセミナーということもあり、200人超という過去最高人数を記録したようだ。

嬉しいサプライズもあった。

なんと、かの有名な売り魔王さんも来ていたことだ。

4年前に新宿の飲み会であって以来であり、彼はわざわざこのイベントの為に北海道から飛行機で駆け付けたとのこと。

しかも、明日のお昼に飛行機で帰るという。

宴は深夜まで及び、最後の居酒屋ではむらやんさんがすべての会計を支払ってくれた。

本来なら、むしろ我々の方がご馳走しなければならない立場なのだが、まったくもって恐縮するしかない。

絡んでいただいた方、ありがとうございました。

10610497_606665652788700_2169876204929781005_n.jpg
スポンサーサイト
[ 2014/09/30 04:39 ] 株オフ会 | TB(0) | CM(0)

虎穴に入らずんば虎子を得ず 指標トレードについて

撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。 by ルルーシュ・ランペルージ


マーケットでは、ほぼ毎日なんらかの経済指標が発表されている。

世界中の投資家が、どの経済指標に注目しているかということを把握しておくのは、ファンダメンタルズを取り入れたトレードをするうえで重要だ。

GDP、雇用統計など、市場に大きな影響を与える経済指標はほぼ決まっており、事前にスケジュール表を見て必ずチェックしておきたい。

とくに毎月第一金曜日の現地時間夜8時半に発表される米国の雇用統計はお祭り的なイベントとされ、数ある経済指標のなかでも最も注目が集まる。

雇用統計では10数項目の指標が発表されるが、そのなかでも「非農業部門雇用者数」と「失業率」が重要視され、事前に予想している数値が発表された実数値よりも大きく乖離している場合などは、短期での大きな値動きにつながる。

予想された数値に対して実数値が下回っていればドル売り、上回っていればドル買いになるというのが基本的なセオリーであり、予測より良かったケースより、悪かったケースのほうがマーケットが過剰に反応しやすいといったことも覚えておきたい。

また、各国の政策金利の発表など、据え置きが予想されるなかでサプライズの利下げが行われた場合、その国の通貨が激しく売られるケースは珍しくない。

発表前には、内容を示唆するコメントや先行指標、材料などがとりあげられ、どういう結果になるだろうかという思惑が市場に広まる。

こうした経済指標のイベントの前に、サプライズの動きを予測して事前に張り込んでくるような手法を「イベントドリブン」と呼ぶ。

指標発表直後の数分間は、海外のヘッジファンドを筆頭にリスクを積極的に取りに行く投資家たちがこぞって仕掛けてくる。

一方方向に極端に動く場合もあれば、上下に大きく振れるだけのレンジ相場になるときもあり、どのような結果になるか実際に蓋をあけて見なければわからない。

「イベントドリブン」はリスク志向の機関投資家にとって絶好の収益機会となるわけだが、大きなリターンが見込めると同時に、方向性を間違うと想定している以上の損失を被りやすい。

個人投資家はこのランダムな値動きにまきこまれないように、最初の数分間は手を出さす、ある程度値動きが落ち着いてから参戦するようにしたい。

指標トレードでは、いわゆる“滑りやすい”というリスクがつきものだ。

「ドル円のスプレッドが0.4銭(原則固定)」と謳っているFX会社であっても、激しい値動きであれば、10銭以上スプレッドが拡大することもありうる。

極力滑らないで、なおかつ約定力のあるFX会社で取引することが、指標トレードで成功する秘訣といえよう。

為替のプロフェッショナル達、ヘッジファンドや勝ち組トレーダーの超過収益は、小口の個人投資家の資金であり、経済指標などのイベントはその絶好の狩場であること認識しておこう。

“君子危うきに近寄らず”という諺があるが、大きな指標発表時の前後には相場に手を出さないというのも戦略の選択肢の一つとして考慮しておきたい。
[ 2014/09/25 23:00 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

こんな本は買ってはいけない

書店の投資本のコーナーはじつに玉石混交である。

ウォーレン・バフェットの伝記やクルーグマンの経済専門書の横に、「爆騰銘柄で儲ける!」といった投機本が並んでいる。

FXや株に関しては毎月のように膨大な量の書籍が出版されているが、自分がこれまで読んできた経験則の中で、じっさいのトレードではほぼ役に立たない類のモノとそうでないモノが判別できるようになった。

まず、「普通の主婦や学生でもできる」、「毎月100万儲かる」、「カンタン」、「必勝法」、このような単語が入ったタイトルの、いわゆる楽をして儲かる系の本。

あるいは、「10万から2億円稼いだ」、「7万から始めて5千万儲けた」、などという投資家の射幸心を煽るようななコピーが踊っている本。

はっきりいって、これらの本はわざわざ手元においておく必要のない本である。

立ち読みで十分だし、買ったとしても2度と読み返さない可能性が高い。

この手の本の著者は、お金を儲けたいという投資家の心理をうまく利用して、逆に投資の知識のない人からお金を巻き上げようとしているといっても過言ではない。

実際のハナシ、そんなに簡単に大金が稼げるような手法がたった1500円程度で書店に並んでいるはずもなく、もし本当に必勝法であったなら本人が誰にも話さず大金持ちになっているはずだ。

なかには、証券会社に口座を開かせたり、高額なセミナーや情報商材の販売に誘導するだけの内容の本も少なくない。

今回はそんな“買ってはいけないFXの投資本”を辛口モードで取り上げてみたい。



FXで月100万円儲ける私の方法【決定版】FXで月100万円儲ける私の方法【決定版】
(2010/10/29)
鳥居 万友美

商品詳細を見る

月100万ガンガン稼げるとあるが、そのベタなタイトルを見ただけで、典型的なダメ本だとわかる。本書を読んでも具体的な再現法は書かれていない。最後のほうのページには運気を呼ぶ方法も書かれていて、女性らしくスピリチャル系に走っている。イラストも多く、主婦には受けそうである。


FX-Jinの人生大逆転 あなたにもできるFX成功術FX-Jinの人生大逆転 あなたにもできるFX成功術
(2012/03/03)
FX-Jin

商品詳細を見る

商材を売るんならもっと真剣にFXを勉強したほうがいいとアドバイスしたくなるような拙劣な出来。もはや犯罪レベルである。読者をバカにした内容だが、それでも買ってしまう人がいるのだろう。情報弱者を相手にした商売はへたにFXをやるより確実に儲かるんだろうなぁと思わせるに十分な本である。


【新版】 FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?【新版】 FXで稼ぐ人はなぜ「1勝9敗」でも勝つのか?
(2010/06/19)
松田 哲

商品詳細を見る

現役ディーラー時代、まったく勝てなかったことがチャーリー中山氏に暴露されてしまった過去がある。たしかにFXは勝率ではない。だが、1勝9敗ではトータルで勝つのは難しいだろう。


人気ブロガーとめちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った  FX戦略的ナンピン投資法人気ブロガーとめちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った  FX戦略的ナンピン投資法
(2012/04/13)
だいぱぱ

商品詳細を見る

レンジ相場だと通用するが、長期のトレンド相場では必ず負ける手法が書いてある。この人はトレーダーではなくアフリエイターだと思う。


損切りしない!テクニカル分析を使わない! オキテ破りのFX投資で月50万円稼ぐ!損切りしない!テクニカル分析を使わない! オキテ破りのFX投資で月50万円稼ぐ!
(2011/08/05)
午堂登紀雄

商品詳細を見る

これでよく出版ができたというくらいでたらめなことが書いてあるが、本人にその自覚はないだろう。要は本なんて売れればなんでもいいと思っていそうだ。今のところ、内容の酷さではトップクラス。


為替鬼のFX スキャルピング入門―7万5000円から始めて5000万円儲けた!為替鬼のFX スキャルピング入門―7万5000円から始めて5000万円儲けた!
(2009/07/17)
津田 英明

商品詳細を見る

バーチャルトレーダーとして有名になった人。ある時期2チャンネルで徹底的に叩かれたが、今もしぶとく生き残っているのがスゴい。トレーダーとしての実力は未知数だが、商材屋としての才能はありそうだ。


世の中は『80対20の法則』で動いているとするパレードの法則というものがある。

「2割の優秀な社員の売上げが全売上げの8割を占める」、あるいは、「全所得の8割は人口の2割の富裕層が持つ」、などの例があげられる。

その法則に強引に当てはめるならば、「2割の優秀なトレーダーが市場の8割の利益をかっさらっていく」といえるのかもしれない。

投資本にしても、あまり役にたたない内容のモノが80%をしめていて、本当にくりかえし読むに値する内容のモノは全体の20%ぐらいだろう。

それでも、本を読んで得られる知識はバカにできない。

射幸心を煽るようなタイトルに騙されないようしっかりとした良書を選びたい。
[ 2014/09/23 06:37 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

利大損小トレードの実践

イスラエルの心理学者、ダニエル・カーネマンとエモイス・トヴァスキーによって提唱された“プロスペクト理論” というものがある。

この理論は多くの投資本で取り上げられており、マーケットで投資家が勝てない理由のひとつとされている。

次の質問は「プロスペクト理論」を説明するのによく使われる。


問一
1 確実に100万円を貰える。
2 85%の確率で200万円貰えるが、15%の確率で何も得られない。

問二
3 確実に100万円損する。
4 85%の確率で200万円損するが、15%の確率で何も損しない。


期待値で計算すれば、2と3を選ぶのが正解なのだが、殆どの人が1と4を選択する結果になるという。

つまり人間は本能として数学的な合理性に基づいて行動できないのであり、トレードでもこの傾向が当てはまる。

含み益をかかえているときは、さらに利益を伸ばせる可能性があっても、わずかな利益を確実に得たいと思ってしまう。

含み損をかかえているときは、確実に損をするより、わずかな可能性であっても損失を回避するほうを選んでしまう。

損失を確定させたくない心理、せっかくの利益を溶かしてしまう恐怖、それらが正確な投資判断の邪魔をする。

トレードの成否は勝率ではなく、利益の大きさで決まる。

したがって、一番難しいのは、チャンスに躊躇なく引き金を引くことでもなく、損切りを抵抗なく遂行することでもなく、利食いを遅らせることだといわれる。

ウォール街では“TOPSCOLA ”という言葉がある。

“Take Our Profits Slowly, Cut Off Losses At Once” という相場格言の頭文字を並べたもので、日本語に訳せば“利食いはゆっくり、損切りは早く”を意味する。

“利食いはゆっくり、損切りは早く”と口で言うのは簡単だが、実際の相場では利食いをゆっくりしすぎると逆行してしまい、損切りが早すぎると損切り貧乏になってしまいかねない。

利食いを遅らせることでせっかくの含み益を溶かしてしまうケースも多く、そのリスクを考えると一刻も早く利益を確定してしまいたいという衝動に駆られがちになる。

マーケットで勝つには「利大損小」を意識しなければいけないとわかっていながらも、どうしても「利小損大」に偏る取引になってしまうのだ。

利を伸ばすのは、精神的な苦痛を伴う。

しかし、この恐怖を克服しなければ大きく資産を築き上げることはできない。

自分はこの問題を克服するのにOCO注文を活用している。

OCO注文は“One side done then Cancel the Other order”の略で、2つのオーダーを同時に出し、どちらか一方が約定したならば、残りの一つは自動的に取り消しになるという注文方法だ。

たとえば、1ドル=101円でロングポジションをもっていて、もう少し円安になりそうな雰囲気だが、もし逆に動くようなら決済したいとしよう。

その場合、103円までいったならば利益確定をし(指値注文)、逆に100円になったならば損切りをする(ストップ注文・逆指値注文)、という2つの注文が、OCO注文を使うことによって可能になる。

値動きが上下どちらに振れても、OCO注文で利食いと損切りの比率をあらかじめ「利大損小」に設定しておけば、「プロスペクト理論」の罠から逃れることができる。

利大損小のトレードを、損切りの幅と利食いの幅のバランスの比率、リスクリワードレシオを例にあげて考えてみる。

リスクリワードレシオは、平均獲得÷平均損失で算出される。

利食いを10pips、損切を10pipsの均等にした場合、リスクリワードレシオは「1」となる。

これを利食いを10pips、損切を20pipsの1対2にしてみると、勝率があがるがトータルの損益はマイナスに転じる可能性が高い。

裁量によるトレードではこのような利小損大の比率になりがちだ。

これとは逆に利食いを20pips、損切を10pipsの2対1にしてみると、利幅が損幅より広い利大損小トレードとなる。

この比率でランダムにエントリーすれば、統計上の勝率は33.3%となり、スプレッドとスリッページを考慮しなければ理論上の損失はゼロになる。

たとえエントリーポイントがいい加減だったとしても、利食いと損切りのルールをしっかりと決めておけば、想定以上に勝つこともないが、大きく負けることもない。

より精度を高めたければ、トレードする時間帯や時間軸、選択する通貨ペアによってリスクリワードレシオの値をカスタマイズする必要がある。

たとえば、ドルユーロの1時間足のチャートを見ながら取引する場合、ニューヨーク時間などのトレンドが発生しやすい時間帯であったなら、利食いを50pips、損切を20pips と利食いの比率を少し多くしてみる。

状況に応じてさまざまな数値を試しながら、手法をブラッシュアップしていく。

普段行っている1分足のデイトレードの手法では、通貨ペアのリスクリワードレシオを以下のように設定している。


ドル円 利食いを10pips、損切を5pips

ポンド円 利食いを30pips、損切を15pips

ユーロ円 利食いを16pips、損切を8pips

ユーロドル 利食いを14pips、損切を7pips


ポンド円の場合はボラティリティが大きく、他の通貨と比較してスプレッド幅もあるので、リスクリワードレシオの数値に余裕を持たせている。

逆指値の値があまりに狭いとちょっとした変動ですぐにロスカットされてしまうからだ。

逆にドル円の場合はスプレッドが狭いので損切り幅をかなりタイトに設定している。

リスクリワードレシオを重視したストラテジーでは、たとえ負けトレードの確率が高くても、トータルの収益ではプラスになる可能性が高い。

エントリーのタイミングをうまくつかみさえすれば、統計上の確率を上回るパフォーマンスを達成できるだろう。
[ 2014/09/20 00:54 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

FXでは複利効果を期待してはいけない

アルベルト・アインシュタインは『数学における最も偉大な発見は複利である』と言ったとされるが、複利の力を示す印象的な寓話がある。

むかし、豊臣秀吉の御伽衆に、曾呂利新左衛門(そろりしんざえもん)というとても頭がキレる人物がいた。

ある日、秀吉と将棋をして見事に勝利をおさめた。

「何でも褒美をやろう、何がよいか」と言われ、新左衛門はこう答えたそうだ。

「それでは、将棋盤のマス目に米を一粒。次のマス目に二粒。次のマス目に四粒。これをマス目が一杯になるまでください」

秀吉は新左衛門の欲の無いことに感心して、いったんは承諾した。

しかし、家来に計算させたところとんでもない量になることが分かり、あわてて取り消したという。

もし将棋盤のすべてのマス目を埋めることになると、どのような結果になるか。

なんと、「2,417,851,639,229,260,000,000,000粒」という莫大な数字になる。

ちなみに、これが複利ではなく単利の場合だと、当然のことながら将棋盤のマス目と同じ「81粒」となる。

FXのデイトレードでも複利運用は絶大な効果を発揮する。

仮に投入資金10万円で、1日の利益率を3%とし、1ヶ月を20営業日とし運用した場合、およそ18万近くになる。

これが一日の利益率10%だと約67万円、20%だと約380万円。

さらにFXの複利運用を続けたとする。

20営業日計算で6ヶ月後にはどれだけ増えているのであろうか。

もし一日20%の利益率を毎日半年間キープできたとしたら、 なんと10万円が300兆円に膨れ上がる。

日利3%を半年間キープできたら10万円は350万円弱に、日利7%だと3億4千万弱にもなる。

このような複利効果を目にするとまたたくまに億トレーダーなれると夢を見がちになってしまうが、実際にトレードしていく過程で、上記のような右肩上がりのカーブを描きながら資産が増えることはまずありえない。

常に一定の収益が得られ、それを元本に加算したときのみ、複利運用効果が得られるが、毎回コンスタントに勝つことは不可能に近い。

またFX業者によって1回あたりの発注量が制限されることも考慮しないといけない。

通常100万通貨から500万通貨単位を上限にしている業者が多く、発注量が多くなるにつれ、スプレッドが通常の値よりひろがったり、約定がハジかれるなどの不具合が発生する可能性が出てくる。

とくにスキャルピングのような数PIPS狙いのトレードでは、通貨の単位が大きくなるにつれて、本来の期待値の高い取引が維持できなくなる。

一万通貨と100万通貨を取引するのでは、同じ手法を使っていても、スリッページがスベッたりと物理的なハンディが増えることもあり、損切りや利確の判断に迷いが生じてくる。

金額が増えるにつれて、精神的なストレスも増大し、パフォーマンスにも確実に影響してくるのである。

複利効果によって短期間で資金を増やしたトレーダーは少なくないが、同じような早いスピードで破産の道を辿っていったトレーダーが存在することも忘れてはいけない。

利益のすべてを複利運用に回さず、一定の金額になったら小出しにして、別口座などの安全地帯に移しておくことをおすすめしたい。

稼いだ金額の一部を口座から出金してリスクフリーにしながら、残りを再投資して複利効果のメリットを享受する、そうすることでロット数を増やしたときのプレッシャーも軽減できる。

別口座でリカバーできる資金をプールしておくのは、マーケットで退場しないための精神的なヘッジになる。

取らぬ狸の皮算用という諺があるが、複利効果を期待して日々トレードしていると、当初の計画どうりに資産がふえないばかりか、ときおり想定外の思わぬドローダウンを食らうことになる。

FXはそれほど甘くはない。

複利で運用するのは資金が少ない時期だけにとどめておき、長期的にはリスク軽減の為に単利で運用しておきたい。
[ 2014/09/16 02:15 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

ポジション分布の確認

為替市場の需給バランスを俯瞰する指標として、通貨ペアのポジション分布が知られている。

ポジション分布では、トレーダーが保有しているポジションが一目でわかる。

ドルのロングポジションとショートポジションと比較して、ロングポジションの割合が多く、ドルの価格が上昇していたら、そろそろ反転して下落する可能性があることを示唆している。

現在の買い手は将来の売り手となる、つまり、積み重なったロングポジションはいずれ売られるという理屈である。

buysell_v.gif

気を付けなければならないのは、個人投資家が主な顧客である取り引き業者内のデータはあまりアテにならないことだ。

世界中の市場参加者の需給バランスは、アメリカのシカゴマーカンタイル取引所に上場されている通貨先物取引のポジションで見てみるといいだろう。

毎週火曜日の取引終了後の建て玉枚数を当該週の金曜日に公開するので、若干の情報の遅れを考慮する必要がある。

また大口のヘッジファンドなどは手口が公開されることを避けるため、通貨先物を利用しないといわれており、必ずしもすべての投機筋の動向が反映されるとは限らない。


短期のデイトレードではそれほど頻繁に見る指標ではないが、「相場の雰囲気が変わってきたかな」と感じたら、参考程度にチェックしてみたい。
[ 2014/09/11 02:11 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

スワップ金利をあてにしない

スワップ金利とは、高金利通貨を買い低金利通貨を売った場合に発生する差額分のことである。

FX黎明期には、外貨預金よりも資金効率がいいということで、高金利通貨の長期投資スタイルがブームとなった。

当時はドル円の取引でも一万通貨につき一日で60円近く、豪ドル円にいたっては180円以上もの金利がついていたのである。

為替の変動を考慮しなかった場合、豪ドル円1万通貨を1年間ほったらかしにしておくだけで、10万円が18万円以上になる計算である。

また受け取った金利でその日のうちに新規でポジションを立てることも可能だった。

2005年からしばらく続いた円安局面までは、金利の高い南アフリカランドやオセアニア通貨が人気だったが、2007年のサブプライム危機、続く2008年のリーマンショックで環境が一変する。

ドルの資金需要の増大にともない、米短期金利が2%から8%に急上昇、それまでスワップ金利がついていたユーロドルなどは、逆にスワップ金利を支払わなくてはならなくなってしまったのである。

それにともない急激な円高で、銀行に預金する感覚でクロス円のロングポジションを長期で保有していた個人投資家は根こそぎ淘汰されてしまった。

リーマンショック以後は世界的に金利差が縮小し、現在のドル円のスワップ金利は一万通貨につき一日数円ほどに落ち着いている。

近年ではスワップ金利目的の長期投資スタイルはリスキーであるという認識が強まり、短期のデイトレードスタイルが主流となってきている。

スワップ金利を意識すると、トレーディングのさいにどうしてもロングポジションにバイアスがかかりがちになるが、その日のうちに決済するデイトレードでは気にする必要はなくなる。

昔も今も、プロのディーラーは基本的にデイトレードがメインであることを忘れてはならない。

為替変動差益で稼ぐスタイルがFXトレーディングの王道といっていいだろう。

スワップ金利で利益を出すには円安トレンドで、なおかつ高金利通貨を長期で保有することが条件であり、スワップ金利をメインにして大きな資産を築いた投資家も少数派ながら存在するが、それは極めてレアケースであることを付け加えておきたい。
[ 2014/09/10 04:06 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき