ロスカット あの日の涙 虹となる

「節目」は見えない。 ゆえに感じなければならない。

FXに限らず、相場で長く生き延びるには聖杯を見つけるよりも、変化に対応できることだとよくいわれる。

最近の三空さん、昨日のトレード対決とか見ていると、かっての逆張りナンピントレードスタイルは封印しているし、彼に限らず現在生き残っている辣腕トレーダーは例外なく柔軟にスタイルを変える術をもっている。

でも、これって簡単そうでいがいと難しいんだよね。

ドル円の逆張りナンピンで成功したトレーダーの具っさん、あるいはハイレバ損切りしない派のGFF氏とか、過去に強烈な成功体験を持つトレーダーほど、以前のストラテジーからの脱却に苦労している。

たしかに大きく儲けたあとはあるひとつの手法が機能したというバイアスがかかっているから、同じ手法で負けやすい。

その相場の節目というものも、徐々に変化してくるからやっかいだ。

雀鬼といわれ20年間無敗を誇った桜井章一氏が、「運の大きな流れを感じ取ろうと思うのならまず、小さな流れに気付かなければいけない」といっていたけど、トレードにも当てはまりそうだね。

たしか、将棋の羽生も似たようなことをいっていた。

棋士も雀士もトレーダーも、弱い人は固定観念に縛られ修正力がないということか。

勝負の世界で、「勝つ」とか「強い」とか、「運がある」というのはどういうことかと言えば、結局のところ変化に強いということになるかもしれない。
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[ 2011/12/07 15:09 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

マカオのカジノで考えたこと

カジノに対してはFXや株と同じように必勝法は存在しない。

だが、カジノだけで生計を立てている人達は確実に存在する。

彼ら“サラリエ・デュ・アラール”によると、カジノで生き残るうえで最も重要なのは資金管理、マネー・マネージメントである口を揃えていう。

カジノ・ギャンブルでは、長期的には確率、可能性、ハウスエッジなど、冷酷な現実にしたがって客が負けていくものだが、短絡的には20連勝も20連敗もありうる。

短絡的なつきの流れのなかでギャンブル原資を失っては、チャンスを掴むことができない。

ブラックジャックのプロで、アメリカのギャンブル雑誌の編集長でもあったスタンリー・ロバーツ曰く「スケアード・マネー(なくなると困る金)を絶対に使うな!」というのをカジノで成功する最大、最重要の原則としてあげる。

「なくしたら大変」という心理的な圧力がかかっていては、プレーヤーは冷静な判断をくだせず、つまらないミスをするというわけだ。

FXとカジノ・ギャンブルは似ている。

どちらも技術と運が共存するゲームであり、短期的には運がモノをいい、長期的には実力がモノをいう。

継続して行う中で度々訪れるチャンスや危機を自分の知恵でどう判断して勝ち抜いていくかという、ハイレベルの知的戦略を要する戦い。

そして、実際に継続して参加していることこそが、ゲームについて語ることを許される唯一の資格といってもいい。

それぞれにゲームのやり方を研究し、自分の手法に対する自信をふくらませられるような勝利の方程式を確立し、改良に改良を重ねれば、ある程度の水準、食っていけるレベルにまでなるのは夢ではない。

だが、運不運は常ならず。

僕はいつでもどこでも「神様、お助けください」と心のなかですがっている。

だた、祈るだけでは勝てない。

謙虚な姿勢で常に学習すること。力強い判断を滋養すること。

しかし、いくら勉強しても、いくら努力しても勝てないときは勝てない。

ついてないときはとことんついてないのだ。

だからといって、無駄な努力はするなというわけではない。

全力をつくしてやってみる。

そして、どうしても駄目なら、あっさりさっぱり諦める。

マカオのカジノ・ギャンブルではこれといったエッジが見いだせなかった。

為替の世界はそれとは比べようがないほど可能性に満ちていると改めて思った。

誇り高き“サラリエ・デュ・アラール”への道は閉ざされた。

結果は最初からわかっていたことだが、僕はカジノでのゲームを諦めるつもりだ。


勝兵はまず勝ちて、しかる後に戦い、敗兵はまず戦い、しかる後に勝を求む。

                                 -孫子『孫子の兵法』より
[ 2011/12/01 04:27 ] 海外旅行 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき