ロスカット あの日の涙 虹となる

行き過ぎもまた相場

日経平均の暴落が止まらず、ついに下げ幅が1500円を突破した。

財政赤字の拡大懸念で国債値下がり、長期金利の上昇懸念から株価下落というロジックである。

もっともこれまでの株価上昇が異常であり、これが健全な市場というものだろう。

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ダウ年間日足チャート

ダウ平均も1175ドルという過去最悪の下げ幅を更新しており、リーマンショックの2008年10月13日の936.42ドルの下落幅を記録を更新した。

株価は暴落しているが、あのときのような悲壮感は微塵もない。

報道も「ああ、またか」という感じで、ひとつのニュースとして消化している。

2008年の暴落は世界中がてんやわんやの大騒ぎで、あれから10年経って投資家もメディアも免疫ができているのだ。

つーか、仮想通貨の暴落と比較すると可愛いものだしね。

リスク回避で円を買う動きがあっても、それ以上にドルを買う動きが強いから、ドル円がなかなか下がらない。

リーマンショックの時はドル円もナイアガラの滝のように下落していたので、過去最高の株価暴落といってもピンと来ない。

これからは株式市場が大きく下落する場面では、逆にドル円が上昇するというアノマリーが常識となるのかもしれない。

こうした下落相場で勝つのはショートポジションを戻り売りするのが正しい戦略なのだが、実際にショートで稼ぐのは抵抗があるという人も多いだろう。

下落相場は損切りのスキルを磨くのに最適だと思う。

この局面で「ちゃんと負けること」ができれば、この先も退場することだけは避けられる。
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[ 2018/02/10 04:43 ] 市況 | TB(0) | CM(0)

新世界秩序

5日、ニューヨーク市場でダウ平均株価が大幅下落した。

アマゾン、アップル、インテルの一部の銘柄が堅調なだけで、S&P500銘柄もほぼ全面安。

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アメリカ金融市場の先行きへの警戒感から、世界の株式市場はリスクオフに傾いている。

今までだったらドルが売られ、円が買われる動きになるはずだが、ドル円は凪相場が続いている。

トランプ大統領が就任して以来、この傾向が顕著になっている。

クロス円が暴落せずに、かわりに仮想通貨が売られれている。

ビットコインはついに7000ドル台に突入した。

仮想通貨市場と株式市場が珍しくシンクロしているので、ツイッターでは「ビットコインが下げ止まるまで、株式市場は反発しない」なんていう新たなアノマリーが囁かれ始めている。
[ 2018/02/06 03:50 ] 市況 | TB(0) | CM(0)

熱狂なき総楽観相場

2018年最初の取引となった2日のアメリカ株式相場はダウ、ナスダックとも堅調に推移した。

ダウは去年の最終売買日だった12月29日と比べ104ドル79セント高の2万4824ドルで取引を終えた。

翌日もダウはさらに続伸した。

前日比98ドル67セント高の2万4922ドル68セントと、年明け早々に過去最高値を更新した。

ハイテク株の比率が高いナスダックも7006.898ポイントと、昨年12月18日以来ほぼ2週ぶりに過去最高値を更新し、初めて7000台に乗せた。

さらなるアメリカの景気の拡大が見込まれ、アップルやグーグルなどのIT関連企業を中心に買いが入った。

これを受けて、日経平均先物も一時2万3000円台まで騰がった。

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ダウ日足チャート

北朝鮮のミサイル攻撃やISのテロの脅威はあるが、世界はポジティブな気運に満ちている。

「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」

アメリカの著名投資家ジョン・テンプルトンの言葉だが、今の市況はまさに楽観の中で成熟している過程にあるのだろう。

一方でドル円はあいかわらず狭い範囲でのレンジ相場が続いている(薄い緑色のチャートがドル円)。

株が騰がれば円は売られるというドル円チャートと株価チャートの相関関係はもはや機能しなくなった。

この理由のひとつには、もはや為替市場に魅力がなくなり日本人を含む新規参入者が少なくなっているような気がしないでもない。
[ 2018/01/03 15:14 ] 市況 | TB(0) | CM(0)

今年一年のドル円相場の動きを総括する

日本は株式投資をしていない人が多いのでまったく話題にならないが、今年は未曽有のバブル相場であり、その恩恵にあずかった投資家も多かったのではないだろうか。

ナスダック、ダウ平均をはじめ世界30カ国以上の株価が史上最高値をつけた。

それと連動するように日経平均も80年代バブル崩壊後の最高値を更新した。

世界全体の株の時価総額は9500兆円で、わずか1年で1500兆円も増えた。

株価が騰がるとドル高円安が加速し、右肩上がりのカーブを描くのがこれまでのセオリーだったのだが、今年は違った。

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ドル円週足チャート

年明けの118.60円から9月の107.30円まで変動幅は11円ちょっとに満たない。

変動率にして10%もなく、株価の大暴騰と対照的に方向感のないグダグダな動きになった。

その大きな理由は米ドルの大幅安だ。

対ユーロの2017年の下げ幅は2003年以来の大きさとなった。

これにより円安トレンドも米ドル安によって相殺され、年間を通してレンジ相場になった。

債券や原油、金も買われた。

なによりも目立ったのはビットコインをはじめとする仮想通貨の高騰だ。

市場規模も3兆円から65兆円へと膨れ上がった。

トレーダーとして果敢に攻めた者と、暴落を警戒し手を出さなかった者が明暗をわけた年になった。

仮想通貨のような変動幅の大きい市場に参入すると、為替のボラティリティが物足りなくなってくる。

FXの投機対象としての魅力、市場における存在感が薄まっていることを感じた。

レバレッジ規制が施行される前に主戦場をダウや日経225先物に乗り換えることを真剣に検討している。
[ 2017/12/30 13:57 ] 市況 | TB(0) | CM(0)

日経平均16連騰達成

10月は株が売られるというアノマリーがあるのだが、今年は不気味なほどバブル相場が継続している。

24日のニューヨーク株式市場は、史上最高値を2営業日ぶりに更新。

東京株式市場は16日連続で騰がり続けるという新記録を達成した。

昨日の日経平均株価は前日比108円52銭高い2万1805円17銭で終え、前日に記録した過去最長の連続上昇記録をさらに更新した。

今日はさすがに反落し、終値は前日比97円安の2万1707円で引けた。

月初から続いた上昇記録は16日で止まったが、中長期的にはまだまだ市場の雰囲気はブルに傾いているように感じる。

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日経平均日足チャート。

10月からいきなり急騰しているが、株でまったく儲かっていないのでバブル相場という実感がわかない。

本当に上手いトレーダーはこういう相場でがっつり利益を獲得しているものだ。

さて、本日の為替の動きだが、堅調な株価とシンクロするようにドルが買われ円が売られた。

ドル円は114円24銭まで上昇したが、アメリカ市場がオープンするとダウ平均が反落するのと同時にナイアガラの滝のように下落した。

クロス円のショートポジションで含み損が出ていたが、いくらか利益が出てホッと一息つく。

ここからさらに円高になると読んで、祈るような気分で今週末まで放置することにした。
[ 2017/10/25 21:36 ] 市況 | TB(0) | CM(0)

バブル相場の黒幕

OPECが定例総会で8年振りに原油の減産で最終合意したとの報道が好感され、債券利回りの上昇に伴うドル買いが加速、さらなる株高円安に拍車がかかった。

日経平均株価は前日比400円、ドル円は約9カ月振りの円安水準となる1ドル114円70銭まで高騰した。

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ドル円5分足チャート。

今回のドル高円安の一因としてあのルネッサンス・テクノロジーが仕掛けているという噂がある。

ルネッサンス・テクノロジーとは、数学博士のジェイムス・シモンズ氏が1982年に創業した知る人ぞ知る世界有数のヘッジファンドだ。

運用資産は220億ドルといわれ、創業以来の運用リターンは年平均38%と抜群の成績を誇っている。

彼らのような大物のヘッジファンドがドルを買っていれば、それに追随しようとするその他大勢の投機家がいても不思議じゃない。

いずれにしても就任前にここまでのお祭り相場を生み出しているトランプ氏は、株を保有しているすべての投資家にとって今のところ最高に慕われるべき大統領かもしれない。
[ 2016/12/02 02:41 ] 市況 | TB(0) | CM(0)

経済が好調だと円安になる仕組み

財務省は国の財政赤字が2018年度末に800兆円まで増え、我が国を月収40万円の家計にたとえると「ローン残高6,348万円」になるとしている。

この額面どおりに受け取ると孫子の代まで借金漬けとなるのだが、はたして本当にそうなのだろうか?

ここで日本政府が発表している貸借対照表を見てみよう。

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確かに借金は平成27年時点で1171兆円もある。

資産は680兆円保有しているので、現時点で差し引きマイナス491兆円の債務超過ということになる。

しかしながら日本の保有する資産はほかにもある。

じつは日本は世界一の金持ち国家であり、他国にお金を大量に貸していることはあまり知られていない。

その貸してる分と借りている分を相殺すると339兆円のプラスになり、これで日本の実質借金は差し引きマイナス152兆円ということになる。

日本の資産はこれだけではなく、政府完全子会社ともいうべき日本銀行が405兆円の資産を保有している。 

したがって、リーマンショックやギリシャ危機のような大規模な金融危機が発生するとマーケットはリスクオフに傾き、財務状況が比較的安全である日本円が買われることになるのだ。

逆にアメリカをはじめとする世界経済が堅調に推移するとの期待が膨らめばドルが買われやすくなり、相対的に円は弱くなる。

今はまさにこの真っただ中にある。

大方のアナリストはトランプ氏の大統領当選で円高株安になると予測したが、いざ蓋をあけてみれば想定外の結果となった。

株価は高騰し、円がドルに対して10円以上も安くなるという誰もが予測しなかったことが起こった。

この未曽有のバブル相場にまったく乗れてないのが悲しい。
[ 2016/11/24 23:35 ] 市況 | TB(0) | CM(0)

災害は忘れたころにやってくる

22日の早朝、福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震があった。

気象庁は福島県の沿岸、および宮城県の沿岸に津波警報を発表し、日本列島全体に緊張が走った。

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ドル円5分足チャート。

地震の影響は、先週から続くトランプバブルに沸いているマーケットを直撃した。

リスク選好的なドル買いは抑制され、ようやく過熱相場に調整らしい調整が入った。
[ 2016/11/22 13:55 ] 市況 | TB(0) | CM(0)

曲がり屋トレ-ダ-のつぶやき

8月に突入し、株式市場は夏枯れどころか夏祭りの盛況を呈している。

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ダウ平均10分足チャ-ト。

7月20日の過去最高値に迫る勢いで上昇している。

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ドル円10分足チャ-ト。

円高にもかかわらず、日経平均とダウが強い。

ここ数年では珍しいパタ-ン。

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ユ-ロドル10分足チャ-ト。

ユ-ロが買われる理由がないが、ドルが売られているためにユ-ロが強くなっている。

ハプニング的な売り材料が出ることを期待しているが、ダウのショ-ト・ポジションをロスカットしない限り、なんだかんだリスクオンの相場が継続しそうだ。

ここ最近の相場観は見事なまでに曲がっている。
[ 2016/08/10 00:43 ] 市況 | TB(0) | CM(0)

戻り売り継続

7月末の日銀の金融政策決定会合をきっかけに、8月に入ってもリスク回避的な円高が継続している。

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ドル円4時間足チャート。

ドル円は日足、週足を見てもきわどい水準になってきている。

今までと同じように切り返すか、それとも下抜けるか、相場の方向性が決まる大きなターニングポイントに近づきつつあるようだ。

ちなみにミスター円の異名を取る榊原英資元財務官は、「円相場は今月にも1ドル=100円を再び突破する可能性がある」としており、90円に迫れば為替介入もあり得るとみているらしい。

業界の著名人の相場観や予想はだいたいハズれるので、今回も下げ幅は限定的かもしれない。

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日経平均4時間足チャート。

日経平均株価の下げ幅も拡大しているが、ドル円のように強い売り圧力が感じられず、緩やかなレンジで推移している。

逆張りで攻めるとしたら、変動幅が大きいクロス円よりも日経平均のほうが危険度が少ないかもしれない。

日経平均をドルコスト平均法を駆使して買っているのだが、下落トレンドなのにもかかわらず利益がでている。

もしドル円で同じことをしていたら確実に大損をしていただろう。

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ダウ平均4時間足チャート。

日経平均より、ドル円のチャートに似ているという珍しいパターン。

北朝鮮の弾道ミサイルが日本の排他的経済水域内に落下したようだが、ダウ平均も下落していることから、日本だけがリスクに晒されているのではなく円買い・ドル売りの流れは世界的なものであり、今のところマーケットに目立った影響はないようだ。
[ 2016/08/03 14:04 ] 市況 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき