ロスカット あの日の涙 虹となる

プライスアクショントレード入門

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巷で評価の高い本だが、文章はバラバラに散らばったパズルのように難解で、読み手にはある程度のトレードの経験と読解力が要求される。

最後まで読み進む意志と根性がある人には、本書から有益な情報とアイディアを得られるだろうが、正直もう少しわかりやすく書けなかったのかとも思う。

内容は、移動平均線を使用したテクニカル分析で、ファンダメンタル分析については全く言及していない。

テクニカル分析は、ロウソク足と一本の移動平均線のみ。

しかし、しつこいほど丁寧に解説しており、筆者がどのような根拠に基づいてエントリーポイントを吟味しているのがわかるようになっている。

キャリア20年のベテランとあるが、筆者が年間でどのくらい稼いでるのか気になった。
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[ 2017/03/13 00:21 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

ゲーム理論の思考法

トレードで勝つ為に知っておいて損はない思考法のひとつに、ゲーム理論がある。

ゲーム理論を簡単に説明すると、あるプレーヤーが意思決定をする際に、他のプレーヤーが自分の行動にどう対応してくるかというか予想したうえで、自分にとって最も有利となる行動を決定するというものだ。

そこで最悪の場合の損失が一番少なくなるモノを選択するという戦略をミニマックス戦略と呼ぶ。

英語では「mini-max starategy」と表記される。

ちなみに想定される最小の利益が最大になるように決断を行う戦略はマクシミン戦略という。

元々はハンガリー出身の数学者であるフォン・ノイマンが中心となって考え出された理論であり、最近では将棋、チェス、オセロなどといったゲームをコンピューターに思考させるためのアルゴリズムとして用いられたりしている。

ミニマックス戦略は最悪の場合に被るダメージが最小になるという考え方なので、FXなどのゼロサムゲームにおいても非常に有効な手法になる。

トレードを始めたばかりの初心者ほど利益の方にばかり目が行きがちになるが、実際は損失を少なくする方に注力した方が成功しやすい。

多くの人はチャートを食い入るように見て必死にエントリーポイントを探すのだが、損切りしたり利確したりするポイントは割といい加減に設定している場合が多い。

負けてしまう典型的なパターンは、損切りが遅れ、損失が証拠金の許容量を超えてしまいやむを得ず強制ロスカットになってしまうことだ。

そのようなやり方では長期的に安定した利益を獲得するのは難しい。

トレードをする前には、必ずリスクリワード比率を念頭に置き、絶好のチャンスが巡ってきたときだけエントリーすることを心掛ける。

ミニマックス戦略を実行するためには、エントリーポイントを慎重に吟味するときと同じように、損切りや利確ポイントについても明確な出口戦略を持っていなければならない。

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「ゲーム理論」をかじると、自分のトレードスタイルの欠点があらわになり、客観的に戦略を見直すことにも繋がる。

ゲーム理論に興味を持ち、少しでもトレードに活用したい方は本書を熟読することをお薦めしたい。
[ 2016/12/01 03:40 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

情報リテラシーの大切さ

日本には、役所に申請をするだけで数千円から100万円以上をゲットできる制度がたくさんある。

教育費、住居費から、医療、失業、出産、育児、介護、被災時まで、人生の節目や困ったときには必ず給付金・助成金を受け取れるありがたいシステムになっている。

あまり知られていないが実は日本の給付制度は世界一ともいわれている。

しかし国や市区町村の広報不足で知られていないのも事実であり、自分で知ろうとしないと誰も教えてくれない。

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本書では、おもな国の制度を網羅し、その金額、支給要件、届け出先を見やすく掲載している。

じつは今月の半ばごろまで母親が癌の手術で入院していた。

かかった費用は手術代が629230円、麻酔代が127570円、入院料が30600円などトータルで1288400円ほどだったが、国民保険の加入者が70歳以上であれば1割負担でいいことと、後期高齢者医療被保険者証を提示することで39720円まで減額できた。

後期高齢者医療被保険者証はこちらから申請しなければ適用されなかった。

本書で得た知識が役にたったことはいうまでもない。

しかし、今後は高齢者が多くなるにしたがってこの医療保険制度が維持できなくなることが懸念されている。

おそらく自分が高齢者になり病院のお世話になる頃は、現在の制度は崩壊している可能性が高いだろう。

来たるべき老後の終活のために今から準備をしておかなくてはいけない。
[ 2016/10/27 14:31 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

小さく儲けろ!世界を変えた人と組織の成功の秘密

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「取り返しがつくうちに、物事を見直して素早く学習することが、成功への道である」と著者であるピーター・シムズは述べる。

変化が速い今の時代に、机の前で大きなプロジェクトを計画していても決して成功できない。

成功している人達や組織は、失敗を恐れず思いついたアイディアをすぐに実践している。

スターバックス、アマゾン、P&Gなど、成功した企業は「小さく儲けて、多くの失敗をし、素早く修正する」というリトル・ベッツ方式を繰り返している。

いいと思ったらとりあえずやってみる。

駄目ならすぐ諦めて撤退する。

傷口が広がらないうちにすぐに軌道修正すれば、それは失敗ではなく貴重な学習体験になる。

トレードでも同様のことがいえる。

大事なのは大負けしないことであり、小さい勝ち負けを繰り返しながら上達していく。

小さく儲けるトレードは、バットを短く持ってヒットをコツコツ当てにいくスモールベースボールと似ている。

逆転満塁ホ-ムランを狙わない野球。

そのような野球はつまらないかもしれない。

だが、最終的に高い勝率を残せるのはそういう機動力を重視した野球をするチームだ。

トレードでも何度もベットできるよう、小さく賭ける。

駄目だと思ったらすぐに損切りする。

すぐには大儲けできないが、それができるトレーダーが最後まで退場せずに生き残る。
[ 2016/09/13 03:35 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

西原理恵子の太腕繁盛記―FXでガチンコ勝負!編

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人気漫画家の西原理恵子さんがFXに挑戦し、虎の子の一千万円を溶かすハナシが面白おかしく描写されている。

これを読めば儲かるという本ではなく、反面教師として読んでくださいという本。

西原さん曰く「FXは一玉4万円のパチンコ」とおっしゃっているが、損した人だからこその至言だと思う。

まぁ基本は博打だよね。

大損をして泣かないためにFX初心者は一読しておいて損はない。
[ 2016/09/09 05:16 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

待つは仁

江戸時代に活躍した相場師、牛田権三郎が書き残した相場の秘伝書「三猿金泉秘録」は、本間宗久の宗久翁秘録(三昧伝とも呼ばれる)と共に「相場の聖典」と称される。

二百五十年前に書かれた書物だが、その内容は現代の相場にも十分通じるもので、逆張り、難平・乗せを含む分割売買、心理面のことから資金管理法にまで多岐にわたっている。

昭和の時代に「相場の神様」と称された山崎種二は、「相場の真髄は三猿金泉秘録にあり」とまで述べている。

牛田権三郎は堂島の米相場で学んだ教訓を和歌にして残している。

その中によく出てくる言葉に 「待つは仁」というのがある。


「高きをば、せかず急がず待つは仁、向かうは勇、利乗せは智の徳」



相場は焦らずチャンスが来るまでじっくり待つことが大切だが、ひとたびチャンスが訪れた時には立ち向かう勇気が必要であり、利益を出すためには、相場の波に乗る知略が必要であるという意味だ。


「売り買いを、せかず急がず待つは仁。とくの乗るまで待つも仁」


自分のはやる気持ちを抑え、ここぞというチャンスが来るまで待つことや、利食いを遅らせることの大切さを説いている。

「休みも相場」という格言があるが、昔も今もトレーディングの要諦は変わらないということか。

江戸時代のマーケットの魔術師は、時代を超えた普遍的な勝利の法則を体得していたようだ。

牛田権三郎がもし現代に生まれたとしても、当時と変わらぬパフォーマンスを達成し、伝説のトレーダーとして名を馳せたに違いない。
[ 2016/09/05 04:14 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

投資家のためのマネーマネジメント

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1956年、数学者のジョン・ケリー2世は自らの投資理論、および資金配分のノウハウを数式で表した「ケリーの公式」を発表した。

「ケリーの公式」を簡単に説明すると、期待値が定まった条件下においてトレードする場合、もっとも最適なポジション量を求める計算式ということになる。

たとえば100回の勝負で60回の勝負に勝つことが分かっていれば、1回当たりにどのくらいの資金をつぎ込めばいいのか具体的な数値を算出できる。

当時、MITで数学を教えていたエドワード・ソープは、この「ケリーの公式」を活用し、カジノで大儲けした。

1969年、エドワード・ソープは新たにヘッジファンドを設立し、19年間で14.78倍のリターンをあげた。

驚くべきはリターンの変動幅が4%と小さく、資産曲線がなめらかに右肩あがりだったこと。

市場平均よりもはるかに安定的なファンドだったのだ。

もちろん、このファンドの優秀な運用成績も「ケリーの公式」がベ-スになっていたことはいうまでもない。

S&P500市場で15年間無敗の成績を収めたビル・ミラーは、2003年に出版した自らの著書で「ケリーの公式」は資金運用に必須のものだと書いている。

この鉄板の計算式である「ケリーの公式」に改良を加えたものが、本書で紹介されている「オプティマルf」だ。

ラリー・ウィリアムズといえば、1987年に開催されたリアルマネーのトレード大会で、わずか1年間で1万ドルを100倍以上にした伝説のトレーダーとして知られている。

その驚異的なパフォーマンスは、「オプティマルf」によってもたらされた。

最初はラリー・ウィリアムズも「ケリーの公式」を使っていたが、その資産曲線は大きく上下に振れていた。

つまり、成績が安定していなかったのである。

そこで、数学者のラルフ・ビンスにアドバイスを求め、導き出された計算式が「オプティマルf」であった。

ラルフ・ビンスがおこなった興味深い実験がある。

博士号を持つ40人の研究者を対象に、勝率 60% で正の期待値を持つシステムでトレードゲームを行なった結果、40人中なんと38人もの人たちが損失で終わってしまった。

その原因のひとつは、適切でないポジションサイジングをとったことにあった。

たとえ正の期待値でも、大きすぎるリスクをとると破産する危険があるということだ。

ラルフ・ビンスによると、「オプティマルf」を使用することで1回当たりにどのくらいの資金をつぎ込めばいいのかベストな値を導き出せるという。

一方で、批判もある。

最新の投資理論を学ぶファンドマネ-ジャ-の中には、「オプティマルf」を使用しても、必ずしも利益を最大化するためのポジションサイジングは導き出せないと断言する人もいる。

確かに「オプティマルf」を使用したところで、ラリー・ウィリアムズと同等の成績を上げるには運の要素も必要であり、確実に勝てるのかという疑問も残る。

相場の値動きは常にランダムであり、あるひとつの資金管理の法則だけで最適な解を求めるのは難しいかもしれない。

いずれにしても、本書は「オプティマルf」の概要を知るためのベストな書物であることは間違いない。
[ 2016/08/22 08:06 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

投資家のためのリスクマネジメント

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長期的に成功しているトレーダーの多くは、最初は裁量トレードを行っていたとしても、最終的にはシステムトレードに近いものとなる。

それまで市場のランダムな値動きに打ち負かされてきた苦い経験から、安定して利益を得るにはトレーディングの意思決定から感情を排除しなければならないことに気付くからだ。

軽率でいきあたりばったりのトレードと恐怖心によるミスの排除が、一貫した収益の達成を可能にする。

トレードの最終的な勝敗を決めるのは、トレ-ダ-がマネーマネジメントの重要性を理解しているかどうかによる。

勝ちトレードと負けトレードがどのような順序で起こるのかは予測できない。

したがって想定外の負けトレードが続いたときに、避けられない最大ドローダウンをいかにして乗り切るかがマーケットで退場しないための鍵となる。

大きく資産を増やしても、2、3年後には消えていくトレーダーも少なくない。

この世界で長く生き残るには、フラスの期待値を持つ堅牢な売買ルールを作るだけでは不十分であり、綿密な資金管理が不可欠になる。

本書では、1回のトレードに総資産のどの程度の割合でリスクを取るべきかを、様々な角度から確率の考え方にしたがって詳細に解説している。
[ 2016/08/17 03:57 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣

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野村総研による日本の富裕層の定義によると、超富裕層は5億円以上、富裕層は1億円以上5億円未満ということになっている。

2016年現在、日本の純金融資産保有額が1億円以上ある「富裕層」、および5億円以上の「超富裕層」を合わせると、100万世帯程度になるという。

およそ人口の1%だ。

本書で取り上げる世界の超裕福層は、純金融資産保有額が3000万ドル、日本円にして約36億円以上の人達だ。

この3000万ドルの資産を保有する人たちは世界で14万人いるという。

その人がどのようなファイナンシャル・リテラシーを持って行動しているか、シンガポール在住の筆者が裕福層を顧客とするビジネスを通じて学んだことが紹介されている。

シンガポールには、かってジョージ・ソロスと組んでいたジム・ロジャースをはじめ、村上ファンドを設立した村上世彰氏など、ヘッジファンドの大物が多く住居を構えている。

日本でトップクラスの投資家というとせいぜい10億クラスだが、さすがにシンガポールだと桁がひとつ違う。

日本のような嫉妬の感情が顕著な国では、突出した裕福層はあまり表に出ない印象だが、シンガポールに引っ越してくる超裕福層は、幅広い知見持ち、社会全体のために自分の富を役立てたいという思いを持った人達が多いという。

本書で取り上げられているコンテンツはなかなかに刺激的であり、トレードのモチベーションがアップすることうけあいだ。
[ 2016/08/02 18:06 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)

ウォール街のランダム・ウォーカー 

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数ある投資啓蒙書の中でも空前のベストセラ-である「ウォール街のランダムウォーカー」の第11版の翻訳が出版された。

初版は1973年に出版されており、その後、何度も改定を繰り返し版を重ねてきたが、市場は効率的であるいう主張は一貫して変わっていない。

すなわち、確実にお金儲けできる合法的な手法は存在しないということ。

将来の株価や為替の値動きは基本的に予測不可能であり、アナリストやストラテジストの予測はまったく根拠がなく単なるこじつけに過ぎないことをわかりやすく解説している。

これからFXや株式投資に挑戦しようと思っている人は、巷に氾濫している「簡単に儲かる」といった類の必勝本を読むよりも、まず最初に本書を手にとってみるべきかもしれない。
[ 2016/08/01 05:14 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)
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