ロスカット あの日の涙 虹となる

相場で勝つための留意点

勝ち続けているトレーダーの多くは、自分の得意な何らかの武器を持っている。

逆に何の戦略も持たずにマーケットに参戦すれば、イチかバチかのギャンブルをやるとのと同じ結果になる。

勘に頼るトレードは、地図もコンパスも持たずに海へ漕ぎだすようなものだ。

運が味方すればビギナーズラックを含む大勝ちがあるかもしれないが、最終的に負けてしまう可能性が高い。

安定して儲けるためには、統計的優位性を持った売買モデルを構築し、マーケットから退場しないようにマネーマネジメントを徹底させる必要がある。

たとえプラスの期待値を持ったストラテジーであったとしても、資金に見合った適正な投資金額でトレードしなければ、想定外の大きな波が来た時に破産してしまうリスクが高くなる。

「儲ける」ためのポイントはおおまかにわけて3つある。


⓵ 手法にプラスの期待値が内包されていること。

② 一貫した手法を継続できること。

③ 破産リスクを回避するために適正な投資金額でトレードすること。


具体的にルールを設定し、過去のデータで検証し、そのバックテストの結果に満足できれば、デモトレードでフォワードテストをしてみる。

一定期間における利益率、最大損失額、一日の取引回数など詳細にデータを取り、ルールの再検討を行った後、実際の取引においても十分に利益を挙げられる可能性が高いと判断した場合にのみ、リアルマネーで市場に参加するようにする。

マーケットからお金を得ることを決して“不労収入”と考えてはいけない。

これは極めて高度な職人芸が求められる仕事であり、一人前のスキルを習得するにはそれなりの時間を要する。

純粋な意味で“お金”はトレードのモチベーションにならない。

一流のスポーツ選手が“お金”の為だけでプレイしないように、優れたトレーダーもトレーディングそのものをゲームのように楽しんでいる。

そうでなければ、2年、3年と続けられない。

どのような職業でも共通していると思うが、単純に楽にお金を稼ぎたいという欲だけでは成功はおぼつかないだろう。
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[ 2017/03/15 07:26 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

バックテストとフォワードテスト

ある手法をバックテストで検証し、満足のいく成績だったので、将来も有効に機能すると考えがちになるが、バックテストはあくまでも過去データだけで検証しているに過ぎなく、未来も同じ成績が保証されているわけではない。

実際にバックテストとフォワードテストの結果は同じような成績にならないことがよくある。

たとえば、ネット上で販売されている情報商材や売買ロジックはバックテストの運用成績を提示しているものが多いが、バックテストで意図的に右肩上がりの成績になるようにパラメーターを操作していたり、良いパフォーマンスがでるようなテストの期間を選んだりしているケースがままある。

商材屋のバックテストのデータほど信用できないものはない。

売買ルールが将来においても有効に機能する可能性が高いかどうかは、実際にリアルタイムに動いているマーケットで試してみるしかない。

すべてコンピューターまかせのバックテストの結果は、実際のトレーディングの現場では役に立たないことが多い。

裁量トレードで試す場合、非合理的な判断をしてしまいがちな人間の心理も考慮しなければならない。

あらかじめ精神的な負荷がかかるポジション量を把握しておき、あらゆる条件でルールを堅守できるかが大切なポイントになる。

過去に使っていた手法をいったんすべてリセットし、白紙の状態で新しい売買ルールを忠実に再現できる鋼の意思が必要とされる。

バックテストによって期待値がプラスであることを確認し、さらにフォワードテストを何回も繰り返し、その成績を長期間キープできるようになってはじめて大きな金額でトレードできる準備が整う。

この石橋を叩いて渡るような一連の作業が苦にならないトレーダーであれば、市場から退場する確率は極めて低いだろう。
[ 2017/03/11 01:14 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

検証と継続性

新薬の開発ではまず動物実験で安全性とどのような効果が期待できるかを確認し、さらに人体を使った臨床実験で細かいデータを取り、より安全であるかを徹底的に調べてからようやく市販の薬として販売される。

薬を飲んだ人と飲まない人の効果の差において、少しでも安全性に疑問がある場合はその薬は市場に流通しない。

しかし、トレーディングにおいてはどうだろう。

多くのビギナーの場合、そこまで慎重にならずにいきなりリアルマネーで取引を開始してしまう。

最初はボクもそうだった。

その結果、当然のように多くのお金を失うハメになった。

ビギナーズラックというものがあり、最初はよくわからないまま簡単に儲かってしまうことがある。

そこで調子に乗り、無茶な取引をして、最終的に市場から退場するというのがほとんどの人に共通する負けパターンだ。

本当に収益性の高い売買ルールかどうかは長期間にわたって実際に相場でフォワードテストをしてみなければわからない。

大儲けしたときも、連敗やドローダウンが生じたときも、それまでと同じようにその売買モデルを使い続けることが重要だ。

思うような成果が得られない状況が続くと、「本当にこの手法を使っていていいのだろうか?」「この売買モデルは不完全でもっといい手法があるのではないか」と懐疑が生じるようになったりする。

しばらくすると、その不安感に支配され、最初の売買ルールを捨て去り、利確ポイントまで含み益のポイントを持てなかったり、しかるべきところで損切りできなかったりと、優柔不断なトレードをしてしまう。

それでは検証したことにはならない。

ビギナーほどすぐに結果を求めがちだが、その手法がマーケットで機能するかどうかは、新薬の開発と同じようにベースとなる手法を取引する条件を変えて何度もトライ&エラーを繰り返さないとどれだけ優位性があるか判断しようがない。


トレードのルールを新聞に公表したとしても、誰もその通りにやらないだろう。


アメリカの著名なトレーダーであるリチャード・デニスの台詞である。

彼はタートルズと呼ばれたトレーダー育成組織を立ち上げ、そこからは何人もの辣腕トレーダーが生まれたが、最初のうちは彼の教えた売買ルールに懐疑的な生徒が多く、実際に収益が生じるまでにルールを守らず脱落していくケースが少なくなかったという。

統計的に優位性のあるストラテジーであっても、短期的には損失が生じることがある。

安定して稼げるようになるには、まずは一貫した売買ルールをある程度の時間をかけて検証するというプロセスが重要になってくる。

想定外の値動きに対して、最初に決めたトレーディングプランから逸脱してしまうことはよくありがちだが、その局面でこそ一貫した投資姿勢を堅守するトレーダーの意思の力が試される。
[ 2017/03/01 16:46 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

順張りと逆張り

たとえば直近安値を割り込んだり、年初来安値を更新しているような通貨ペアがあるとする。

順張り志向のトレーダーであれば、そうした局面ではロング・ポジションでエントリーすることはない。

なぜなら値動きがあきらかに下降トレンドにあるからだ。

積極的にリスクを取っていくトレーダーであれば、逆にショートで入る絶好のチャンスととらえるかもしれない。

一方で逆張り志向のトレーダーなら、ロウソク足の値動き、ボリンジャーバンド、乖離率やオシレーター系のインジゲーターの「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」のシグナルを見ながら、反転するタイミングを狙って仕掛けてくる。

彼にとって直近安値割れとか、年初来安値を更新したという事実は関係ない。

このように「順張り」と「逆張り」とでは、エントリーするタイミングが全く異なる。

なぜこのような両極端な2つのスタイルが存在するのか。

それは、為替の値動きに対するトレーダーの根本的な考え方の違いに理由がある。

順張り志向のトレーダーは、価格は一方方向に大きく振れやすいという前提で考えている。

つまり、狭いレンジでもみ合っている局面でも、いずれどこかでブレイクアウトするという仮説をもとに戦略を立てる。

したがって、順張り志向のトレーダーは値動きの激しくなるNY時間を得意としていることが多い。

反対に逆張り志向のトレーダーは、大局的には価格はレンジで推移し、大きく動いてもいずれは元の位置に戻ってくるという仮説をもとにして戦略をたてる。

いずれにしても、実際の相場ではトレーダーの思惑通りに価格が動かないことが多い。

致命的な損失を避けるには、ミスをした場合の対処法をあらかじめ準備しておく必要がある。

この点で圧倒的に対処しやすいのが「順張り」だ。

「順張り」の場合は、移動平均線の位置関係などからトレンドの強弱を判断し、その方向性に沿ってのみエントリーするので、価格が逆方向に転換したら躊躇せずに損切しやすい。

したがって、自分の決めたルールを破らない限り損失は限定される。

「逆張り」の場合はトレンドとは逆方向でエントリーするために、ある程度の含み損は覚悟しなければならず、ナンピンという誘惑にも勝たなければいけない。

つまり、勝率は高いが1回の負けが大きいという、いわゆるコツコツドカンな取引になりやすい。

そのあたりを考慮すると、やはり「順張り」の方が退場するリスクが少ないといえるだろう。

マーケットでは、ときおり大きなトレンドが生まれる。

順張り志向のトレーダーは、その波にサーフィンのように乗っかって利益を出す。

今、波が来ていたとして、その波がどのくらい続くのかはわからない。

もし上手く波に乗れなかったら、すぐに降りればいいだけのハナシだ。

「順張り」であれば、今回のトランプラリーのようなビックウェーブが来たら、予想もしなかったような大きな利益を獲得できる。

「逆張り」は波に逆らって利益を出すやり方なので、タイミングを誤ると大怪我をしやすい。

しかも、ランダムな動きをする細やかな波をリズミカルに乗りこなす高度なスキルが必要で、エントリーの精度をよほど高くしないとあっというまに収支がマイナスになってしまう。

成功しているトレーダーの多くが順張り派であることは決して偶然ではなく、むしろ必然といえる。

そして、自分が派手に負ける理由も逆張りという悪癖があるからなのだ。
[ 2016/12/18 12:58 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

ロスカットの設定値を決める

ロスカットは、マーケットで生き残るために絶対に必要な作業になる。

ロスカットラインの設定が曖昧なままだと、どうしてもロスカットが遅れがちになり、想定外の含み損が膨れ上がることになりかねない。

ロスカットの値は一度決めたら必ず順守しなければならない。

そうでないと「勝ち組投資家」の仲間入りは難しくなる。

では、どのタイミングでロスカットを決めればいいのか。

答えは一つではなく、様々なアプローチがある。


① 値幅

エントリーしたレートからの値幅で決める。

たとえば、30PIPSの値幅でロスカットするとしたら、101.50銭でロング・ポジションで入ったら、101.20銭でロスカットすることになる。


② 金額

含み損の金額によって決める。

5万円の損失が出たらロスカットというように、金額ベースでロスカットする。


③ チャートの形

チャートのパターン、フォーメーションで決まる。

直近の高値を抜けたら、安値を割ったら、というようにチャート上のポイントで決める。


④ テクニカル指標

テクニカル指標の数値やパターンで決める。

たとえば、MACDがクロスする、あるいはスローストキャスティクスが80を割ったら、というように決める。

自分の場合は、移動平均線のデットクロス、ゴールデンクロスで決めている。


● ショート・ポジションの場合、25日移動平均線と75日移動平均線が交わるゴールデンクロスが発生した時点でロスカット。

● ロング・ポジションの場合、25日移動平均線と75日移動平均線が交わるデットクロスが発生した時点でロスカット。



以上がロスカットのルールになる。

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ドル円10分足チャート。

NY時間、 102円20銭でショート・エントリーしたが、午前0時の手前で25日移動平均線と75日移動平均線が交わるゴールデンクロスが発生したのでロスカット。

その後、為替レートは一時的に上昇した。

これはロスカットがうまく機能したケ-スになる。

厳格なルールを設定せず相場の雰囲気を読みながらロスカットを施行するトレーダーも存在する。

なんとなく下がりそうだから、このまま持っていると危なそうだから、というように、相場状況を独特の嗅覚で察知し、素早くロスカットのタイミングを決めるのだ。

ただし、このやり方はある程度のキャリアがないと難しいかもしれない。

トレード経験が浅い場合は、逆指値の値幅をあらかじめ設定し、ある水準に達したら自動的にロスカットされるようにしておいた方が無難だろう。
[ 2016/09/17 16:29 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

ストキャスティクスを使ってトレンドを判断する方法

テクニカル分析には流れに乗ろうとするトレンド系と、逆張りに適しているオシレーター系がある。

オシレーター系にはRCI、RSI、ストキャスティクスなど多くの種類がある。

ここでは移動平均線とストキャスティックスを使用したトレンド判断の方法を説明する。

ストキャスティックスの細かいパラメーターの説明は省くが、表示される数値の範囲は0~100の間で、数値が80%以上では買われ過ぎ、20%以下では売られ過ぎと判断される。

ストキャスティックスと移動平均線を使ったトレンドの判断基準は以下のようになる。


● ストキャスティクスが売られすぎのゾーンに達していても、200日移動平均線が上向きで、為替レートが上で推移していれば上昇トレンドとする。

● ストキャスティクスが買われすぎのゾーンに達していても、200日移動平均線が下向きで、為替レートが下で推移していれば下降トレンドとする。

● 200日移動平均線がフラットでストキャスティクスが買われすぎのゾーンと売られすぎのゾーンとリンクするように為替レートが交差している場合はトレンドレスとする。



下のチャートは、ストキャスティクスが買われすぎのゾーンに達している状態であっても、200日移動平均線が下向きであり、為替レートがその下で推移しているので下降トレンドということになる。

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ドル円日足チャート。

このチャートに25日移動平均線と75日移動平均線を加えてみる。

強い上昇トレンドが発生しているときは、上から短期線・中期線・長期線の並び順で、3本の線がどれも右肩上がりになっている。

逆に強い下降トレンドが発生しているときは、上から長期線・中期線・短期線の並び順で、3本の線がどれも右肩下がりになっている。

下のチャートは3本の移動平均線の傾きと同調するように為替レートが下落しており、売りにエッジ(優位性)がある状態であることがわかる。

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ドル円日足チャート。

ストキャスティクスなどのオシレーター系のインジゲーターと単純移動平均線を表示させることで、トレンドの強弱がより視覚的に把握できる。

二つの異なるテクニカルツールを組み合わせるだけで、相当有利にトレードができる。
[ 2016/09/15 03:14 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

移動平均線を使ってトレンドを判断する方法

テクニカル分析には流れに乗ろうとするトレンド系と、逆張りに適しているオシレーター系がある。

トレンド系の代表的なツールが移動平均線であり、よく知られている「グランビルの法則」では、一本の200日移動平均線が基本となっている。

移動平均線を使ったトレンドの判断基準は以下のようになる。


● 200日移動平均線が上向きでそれよりも為替レートが上で推移していれば上昇トレンドとする。

● 200日移動平均線が下向きでそれよりも為替レートが下で推移していれば下降トレンドとする。

● 200日移動平均線がフラットで為替レートが交差している場合はトレンドレスとする。



下のチャートは、200日移動平均線が上向きでそれよりも為替レートが上で推移しているので上昇トレンドということになる。

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ドル円10分足チャート。

このチャートに25日移動平均線と75日移動平均線を加えてみる。

強い上昇トレンドが発生しているときは、上から短期線・中期線・長期線の並び順で、3本の線がどれも右肩上がりになっている。

逆に強い下降トレンドが発生しているときは、上から長期線・中期線・短期線の並び順で、3本の線がどれも右肩下がりになっている。

下のチャートは強い上昇トレンドが発生しており、買いにエッジ(優位性)がある状態であることがわかる。

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ドル円10分足チャート。

3本の単純移動平均線を表示することで、トレンドの強弱が視覚的に把握できる。

エッジ(優位性)がある状態ということは、そこで仕掛けたら必ずも儲かるということではなく、当たったり外れたりする中で、最終的に利益を獲得する可能性が高いということだ。

移動平均線がどのような状態になったら仕掛けるか。

そんな簡単なルールをひとつ作るだけで、相当有利にトレードができる。
[ 2016/09/11 03:15 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

グランビルの法則

移動平均線を使った代表的なテクニカル分析に「グランビルの法則」がある。

考案者のジョセフ・E・グランビルは科学者でもなければ経済学者でもなく、もともとウォール街のハットン・デイリー・マーケット・ワイヤー通信社の人気記者だった。

1962年に「A Strategy of Daily Stock Market Timing for Maximum Profit」という本を出版し、その中で「グランビルの8つの法則」として世界で初めて移動平均線を使った売買手法を紹介した。

日本でも「グランビルの投資法則―株価変動を最大に活用する戦略」というタイトルで出版されている。

「グランビルの8つの法則」は、価格に対して一本の200日移動平均線を表示させる手法で、4種類の「買いシグナル」と4種類の「売りシグナル」から成り立っている。

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■ 買いシグナル

(1) 下向きだった移動平均線が、横ばいか上向きになり、株価が移動平均線を上に突き抜けたら買い

(2) 上昇している移動平均線を株価が下まわった(割り込んだ)ものの、ふたたび移動平均線を突き抜けて反発したら買い(押し目買い)

(3) 上昇している移動平均線の上で、株価が下落したものの、移動平均線に触れずに反発したら買い

(4) 下降している移動平均線を株価が大幅に下まわり(割り込み)、乖離が大きくなったら買い(リバウンド狙い)


■ 売りシグナル

(1) 上向きだった移動平均線が、横ばいか下向きになり、株価が移動平均線を下に突き抜けたら売り

(2) 下降している移動平均線を株価が上まわった(越えた)ものの、ふたたび下落して移動平均線を突き抜けたら売り

(3) 下降している移動平均線の下で、株価が上昇したものの、移動平均線に達することなく反落したら売り

(4) 上昇している移動平均線を株価が大幅に上まわり(越えて)、乖離が大きくなったら売り


中でも、多くのトレーダーを魅了したのが、ゴールデンクロスとデットクロスと名付けられた売買テクニックである。

発表以来、半世紀あまりが経過し、移動平均線を用いたチャート分析はトレーダーにとって必要不可欠なツールとなっている。

「グランビルの法則を制する者が移動平均を制する。移動平均線を制する者がチャート分析を制する」

そんな言葉まであるくらいだ。

では、グランビルはトレーダーとして大成功を収めたのだろうか。

じつは、ウォール街の記者時代に彼が顧客向けに送ったマーケットレターでは、年率ベースで1年あたり平均20%以上の損失を出しているのだ。

当時の代表的な経済紙である『ハルバート金融ダイジェスト』に掲載されたパフォーマンス順位表では、過去25年以上にわたってほぼ最下位という不名誉な記録を打ち立てている。

テクニカル分析の始祖といわれるグランビルだが、意外にも本人はまったく儲かっていなかったのである。

「グランビルの法則」は、移動平均線と価格の位置関係を分析するトレードアイディアのひとつであり、他のテクニカル分析と同じく絶対的なものではない。

そこからヒントを得たり、エッジを見出したりするのは、やはりトレーダー個人の売買センスにかかっているといえそうだ。
[ 2016/09/04 03:05 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

新しい手法の構築

今までとは異なるまったく新しいルールの手法を模索している。

新しい手法の優位性を確かめるには、現在メインで使っている手法を一度止なければならないが、無意識のうちに今まで使っていた手法でエントリーしてしまう。

しかも、それでそこそこ稼げてしまう。

それではいつまでたっても新しい手法をマスターできないので、「絶対に既存の手法を使わない日」を意識的に設けなければならないと感じている。

新しい手法を完璧にマスターできるまで、このキャンペーンは継続されることになる。

惰性でトレードしていると、いつまでたってもトレードスキルは向上しない。

自分が意識して直さなければいけないトレーディングの悪癖があるのなら、それを改善するという一点のみに集中して、特定のルールを作り順守しなければならない。

ルールを作るのは簡単だ。

本当に難しいのは、どんな状況であってもそのルールを貫徹することで、強くブレない意志が必要になる。

究極の目標は、FXを始めたばかりの初心者が初日から安定して利益を出せるシンプルでわかりやすいトレードルールを構築することだ。
[ 2016/09/03 00:18 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

移動平均線への別れのキス

「移動平均線への別れのキス」とはトレーダーが書いた恋愛小説のタイトルではない。

デーブ・ランドリーが「裁量トレーダーの心得」の中で紹介しているトレード手法のことである。

手法のルールは以下のようなものだ。


1. 10日移動平均線の上か下かどちらかにレートがある。

2. 移動平均線へ向かって押す。(安値が移動平均線を下回る)

3. 直近の高値を上回ったらエントリー。



レートが移動平均線にタッチし、再び離れていくタイミングでエントリーするパターンが、まるで移動平均線にキスをして別れていくようなので、このような名前がつけられている。

手法そのものは、トレンドが発生している相場での戻り売り、あるいは押し目買いを狙ったシンプルなもので、何か特別なインジゲーターを使ったり、複雑なことをしているわけではない。

デーブ・ランドリーはほぼこの手法のみで、一生働かなくていいだけのお金を相場から手に入れた。

じつは自分が使っているひとつの手法も、移動平均線のパラメーターの値が違うだけでほぼ同じである。

以下のチャートを例にとって解説する。

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ポンド円1時間足チャート。

デーブ・ランドリーの手法が1本の移動平均線だけなのに対し、自分のは3本の移動平均線を使用する。

その方がトレンドの有無がより視覚的に把握できるからだ。

↑のチャートでは、上から25日指数平滑移動平均線、75日指数平滑移動平均線、200日移動平均線を表示させている。

手法のルールは以下のようなものになる。


1. 25日移動平均線の上にレートがある。

2. 25日移動平均線を突き抜け、75日移動平均線にレートがタッチする。

3. ストキャスの売られすぎの水準(20%以下の値)を割った後、%Kもしくは%Dが下から上に抜けたときにエントリー。

4. ストキャスの買われすぎの水準(80%以上の値)を割った後、%Kもしくは%Dが上から下に抜けたときに利益確定。

5. 25日移動平均線が75日移動平均線と交わり、デットクロスになった時点で損切り。



正直に告白すると、この手法の優位性を正確に検証しているわけではない。

期待値も曖昧で、条件が揃ってもエントリーを躊躇してしまうこともあった。

来週はこの一つの手法に絞ってトレードし、細部のルールを徹底的にブラッシュアップするつもりでいる。

デーブ・ランドリーの「移動平均線への別れのキス」に匹敵する完成度の高い手法が構築できれば上出来だ。
[ 2016/08/28 04:11 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき