ロスカット あの日の涙 虹となる

脱逆張り宣言

コントラリアンとは、逆張り手法のこと。

もっとも、コントラリアンといっても、時間軸の取り方によって様々な解釈が成り立つ。

たとえば、ウォーレン・バフェットの安く買って高く売るやり方もある意味コントラリアン的な手法といってさしつかえないと思う。

ただし、自分が行っているのは、超短期の時間軸におけるスキャルピングの逆張りだ。

価格がそれなりに上昇した場合に、戻りを期待して売りに回り、逆も然りという戦法になる。

市場環境が落ち着いているときには、逆張り手法は比較的勝率が高くなる。

もちろん、相場が荒れているときも、一直線に値動きが動くことはまれで、大きく下がっては大きく上がり、またまた大きく下がる、というような動き方をすることが多いので、逆張りで稼ぐチャンスは多い。

一方で、逆張り手法の最大のリスクは、相場が想定していたレンジを外れ、一方方向へトレンドが走ってしまうことだ。

そうした大きく値動きが動く局面で損切りをためらうと、それまで稼いだ利益をすべてもっていかれる。

たとえ勝率が9割を超えていても、損切の判断が遅れただけで退場する可能性だってあるのだ。

これまでそういったリスクを受け入れたうえで、この逆張り手法をメインに取引してきたが、明日からしばらくのあいだは逆張りを禁止してみようと思う。

おそらく、勝率は下がるだろう。

しかし、コツコツドカンの取引を避けられるためにトータルの利益は増えるはずである。

「逆張りでは勝てない」というセオリーに対して、そんなことはないと意地を張ってきたが、そんなつまらないプライドに拘るのはもうやめた。

問題は、気持ち的にブレずにしかるべきところでエントリーできるかどうかだ。

これまでの間違った勝ち癖を思い切って捨てる覚悟で臨む。

もし、そのまま逆張りを封印し、順張りをメイン手法にすることに成功したら、このブログのタイトルである「コントラリアンの備忘録」も変えなければいけない。
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[ 2018/06/20 19:02 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

値幅と変動率

今年の2月5日、米株式相場は急落し、前日比で1597.08ドル安となった。

これはNYダウ史上で最も大きな下落幅であり、世界中のメディアはこぞって「史上最大の下落が起きた」と報じた。

日経平均株価も前日に比べて下げ幅が一時1600円を超えた。

しかし、インパクトでいえば、2008年のリーマンショックには及ばない。

2008年の10月15日、ダウは733ドル安をつけた。

数字的には2月5日の半分にも満たない。

しかし、下落率はマイナス7.87%で、今回の2月5日の下落率であるマイナス4.60%を凌ぐ。

このときは死者が出ると噂され、実際に多くの銀行や会社が倒産した。

ちなみに過去最も大きな下落率だったのは1987年のブラックマンデーで、マイナス22%という当時としては未曾有のスケールの大暴落だったことがわかる。

ところが下落幅はわずか508ドル安にとどまっている。

これはダウ平均そのものの値段が今の10分の1以下だったためだ。

急落相場で為替や株が下落した場合、日経平均が300円安とかドル円が1円安とか報道されるが、どれだけ市場に破壊的なエネルギーをもたらしたかは下落幅よりも下落率を見て判断した方がよさそうだ。

あのBNF氏が200億もの資産を築いた手法は、25日移動平均線からの乖離率からの逆張りだった。

FXでカウンタートレードを行う場合も、値幅ではなく変動率を考慮してエントリーした方が成功率は高くなると思われる。

もっともデイトレーダーで上手い人はほとんどが順張りなんだけどね。
[ 2018/04/17 22:53 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

勝率と損益率

トレードで利益をあげることと勝率の高さはまったく関係がない。

たとえば、勝率60%のパフォーマンスを叩き出す手法があったとして、長期的にこの手法を使って売買すれば、確実に利益が積みあがると考えがちになるが、必ずしも儲かるとは限らない。

というのも、勝率60%であっても、勝ったときの利益の大きさが負けた時の損失の大きさを上回れば、トータルで損をする可能性が高くなるからだ。

ひとつの例をあげれば、勝率60%で、勝ったときの利益率が「プラス10%」で、負けた時の利益率が「マイナス20%」だったとしよう。

10回勝負して、勝ちが6回、負けが4回という結果になったとしても、「プラス10%」が6回で、「マイナス20%」が4回なので、平均ではマイナス10%となり、トータルの利益はマイナスになってしまうのだ。

トレードで結果を残すには、勝率だけでなく損益率とのバランスも考慮しなければならない。

勝率が低くても、リスクリワード比が高ければ、トータルで利益を積み重ねることができる。

スキャルピングのような超短期売買は、勝率を重視するために、損益率が低くなりやすい。

つまり、コツコツドカンという取引になりやすく、負けた時の損失が大きくなりがちだ。

少しでも損切りが遅れると、すぐにトータルの利益がマイナスになってしまう。

反対にブレイクアウトを狙う順張り系に分類される手法では、損益率重視を重視するために利益の乗っているポジションをできるだけのばす握力が求められる。

それぞれメリットとデメリットがあり、どちらのやり方を選択するのかは、本人の性格にもよる。

自分の場合は勝率重視型で、長時間ポジションを持つことにストレスが溜まってしまうタイプ。

FXではスキャルピングのスタイルは珍しくないが、株取引で大きく資産を築こうと思ったら、損益率重視を重視するやり方のほうが有利に働くと思う。
[ 2018/04/17 17:17 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

ディフェンスを制するものはゲームを制する

NBAのプレーオフはレギュラーシーズンよりもフィジカルコンタクトが多く、「ディフェンスを徹底したチームがチャンピオンシップを制す」といわれる。

実際にラン&ガンなどのオフェンス重視のチームが最後まで勝ち残るケースは少ない。

シュートの成功率で試合を命運を任せるのは、サイコロの目や、コインの裏表を占うような「賭け」でしかない。

どのチームも確実に勝つあがるために「賭け」や「運試し」に近い“オフェンス”よりも計算できる“ディフェンス”に力を入れてくる。

波に乗り、大きく点差を広げて勝ったとしたとしても、次のゲームで同じようなプレーが成功する確率は低いものであり、バスケットがミスの発生を前提としている以上、年間を通してその勝率を上げるためにもディフェンス重視のゲームメイクが欠かせないものとなっているのだ。

しかたがって、強豪と言われるチームは、必ずと言っていいほど屈強なディフェンス職人というべきプレイヤーを擁している。

勝ち残るために“ディフェンス”が重要なのはバスケットだけでなく、トレードでも同様だろう。

マーケットで生き延びるには、とにかく大損しないことが大切だ。

逆指値のOCOを設定し、損失を限定することで、致命的なドローダウンを回避することがFXにおいての“ディフェンス”戦略になる。

巷で溢れているFX攻略本は、どこでエントリーするかといったオフェンス面ばかり強調されたものばかりで、ディフェンスについては、損切りをしっかりする程度にしか書かれていない。

ディフェンスとイクジットに関する記述、具体的にどこで損切りし、どこで利益確定するか、そのスキルと根拠について言及している投資本はあまりにも少ない。

僕が本当に知りたい&探求しているのは、ディフェンスとイクジットに関する技術であり、「損切りと利確」は永遠のテーマといっても過言ではない。

エントリー後、ターゲット方向に値動きが向かわず、含み損をかかえたときどこでロスカットするか。

為替の値動きは損切り後、その値に戻ってくることが多いので非常に悩ましい問題だ。

ロブ・ロッカーはあらかじめ自分の思惑と逆方向にローソク足が3本続いたときは躊躇なく損切りするというが、彼に限らず長くマーケットで生き残っているトレーダーは例外なくディフェンスの技術に長けている。

欧米のヘッジファンド・マネージャーの多くは18%の損失が出た時点でファンドを解散させるという規定に基づいて運用を行っているときく。

しかしながら、ディフェンス重視でトレードしていると、コツコツジワジワとしか資産は増えていかない。

資産が数か月で倍になるような圧倒的なパフォーマンスとは無縁の世界だ。

損切りが何回も続くとさすがにストレスが蓄積される。

だが、本来トレーディングで勝つための技術はそうした苦痛をともなうものであり、損切りが抵抗なくできるようになれば、それだけスキルが上達したということでもある。

少ない種銭を短期間で何十倍にしたというトレーダーはだいたいオフェンス重視のトレーダーで、後に退場していくケースも少なくない。

いかに損失を限定し、利を伸ばせるかという出口戦略も重要だが、自己資金のうち幾らまでリスクに晒すのかということをあらかじめ決めておくことがディフェンス戦略の要だろう。

キャリアの長いトレーダーは、ここぞというチャンスに備えて、常にキャシュポジションを多めに持っている。

個人的には、1回のトレードでリスクに晒すのは自己資金の5%未満で、トレーディングの一日の利益目標は0.3%で十分と考えている。


「 まずは生き延びろ 儲けるのはそれからだ」


ジョージソロスの有名な言葉だが、ディフェンスの技術なくして大きな資産は築けない。

「これから起こること」に対して、期待しすぎてはいけないのが、過酷な相場を生き延びる秘訣だと思っている。
[ 2018/02/12 01:31 ] ストラテジー | TB(0) | CM(3)

FXにおけるナンピンの是非

FXではセオリーに従って儲けるのが困難であるばかりでなく、そのセオリーそのものが間違っていると感じることさえある。

たとえば、多くのトレードの教科書には、順張りが基本で、いかなる場合もナンピンはしてはいけないとされている。

だが、ナンピンには買ったポジションのアベレージコストを安くするだけでなく、時間的リスクを分散するという効果がある。

市場のノイズを吸収するためにポジションを分割して建てることは、戦略としてそれなりに有効だ。

100万通貨のポジションを一度に建てるより、リスクを分散し、一回につき20万通貨ずつ5回に分けるという考え方である。

高値と安値をピタリと当てることなどとうてい不可能で、とくに逆張りを駆使するトレーダーのあいだでは、ナンピン作戦はオーソドックスな手法として定着している。

だから、一概にナンピンがダメとはいえないのだ。

ただ、どれだけ勝率が高かったとしても、相場の流れに逆らうというストラテジー故に、必然的に一度の負けで破滅的な損失を出してしまう可能性も高い。

逆張りナンピン作戦の根幹をなしているのは、行きすぎたトレンドは必ず元に戻るという相場の習性だ。

伸ばし続けたゴムがどこかでもとの長さに収斂するように、トレンドが強いほとその反動の動きも強烈になる。

だが、ときとして、そのゴムが引っ張られたまま、ちぎれて戻ってこないことがある。

つまり、逆張りトレーダーは資金を大きく増やせるチャンスに恵まれているとしても、しばしば危ない橋を渡っており、常に橋が崩れ落ちる危険にさらされているといっていいだろう。

僕は基本的に逆張り派だが、それが怖くてナンピンはめったにしない。

渾身一滴の力をふりしぼって、「オッシャー!」という掛け声のもとポジションを取り、ダメだったら潔く諦めて損切ることにしている。

もちろん、損切った後に値が戻ることはしょっちゅうだか、そんなことでいちいち落ち込んでいたらトレードなんてできない。

以前はレンジ幅の狭い東京時間に限ってナンピンしていたが、それもやらなくなった。

なぜなら、ナンピンしたときに限って相場が反対方向へ動き、神様どうか戻りますようにと祈りを捧げることが珍しくなかったからだ。

そして、その祈りは決して天に届かず、さらに逆方向へ加速するんだよね。

相場で生き残るのは、勝つことよりも負け上手になることが必要だ。

負け方が下手なトレーダーというのは、ずっと勝ち続けていても、ひとつ負けただけで、その場から退場しなければならなくなる。

いうまでもなく、すべてのトレードで勝つことは不可能といっていい。

勝ちにこだわりすぎるあまり損切りできず、最終的に破綻するというケースは珍しくない。

経験豊富なトレーダーはその負け方が絶妙に上手い。

ナンピンありきのストラテジーでは、最初のポジションはなるべく小さいほうがいい。

大切なのは、どの程度のボラティリティがあるか最悪のケースを想定して、それに耐えられるだけの資金管理をしっかりしておくことに尽きる。

「レバレッジ50倍で10枚ならドル円が70円まで下がっても強制ロスカットされることはない」という具体的な数字を把握しておき、常に担保余力を計算してトレードするべきだろう。

多くの破滅したトレーダーは予想が外れたから退場したのではない。

予想が外れたときの対応の仕方がマズかったから退場したのである。
[ 2018/02/07 03:28 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

FXで勝つトレーダーの特徴

ひまわり証券さんのデイトレ口座で、勝ち組と負け組の特徴がわかる記事が読める。

くわしくはここをクリック。

業界では勝ち組をビックプレイヤーと呼ぶらしい。以下、抜粋。


勝ち組の特徴

・投資通貨ペア

ポンド円、ポンドスイスフラン。基本、値動きが大きい通貨。

・時間帯・取引回数

日本時間の「16-19時」か「21-25時」に10回ほど回転売買。基本、海外時間の動く時間帯に集中して取引。だらだら長時間しない。

・投資スタイル

チャート分析による短期トレンドフォロー。当然、売り買い自在。ビッグ・プレイヤーになる人は、資産が増えるごとに取引量を増やす人らしい。

・テクニカル指標

高値安値、サポート・レジスタンスライン。日足は頭に入れておき、60分、15分、5分足などを利用。1分足は利用しない。

・値幅

平均20pips程度。4-5pipsでも利食いをする。50pipsはかなりうまくいった場合。1円抜きなどは目指さない。


負け組の特徴

・投資通貨ペア通貨を絞らない。通貨ごとに特徴があるにもかかわらず、いろいろな通貨に手を出す。

・時間帯・取引回数

24時間投資する。手数料が無料なこともあり、1日100回も取引をする人もいるらしい。

・投資スタイル

逆張り、値ごろ感で投資。

・テクニカル指標

一目均衡表やMACDなど様々なテクニカル指標を利用。中途半端にRSIやストキャスなどのオシレーター系指標は使っていない模様。勝っている人はシンプルだ、とのこと。

・値幅

利小損大のトレード。損切りができない。


やはり、自分のスタイルを確立している人が相場でコンスタントに利益を得ているようだ。

いがいだったのは、1分足を利用したスキャルピングで勝っている人が皆無ということ。

最初から安定して勝てる人は、ある種の動物的なカンに優れているのだろう。

羨ましい。
[ 2018/02/06 04:19 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

為替の時間帯における値動きの違い

為替相場は、月曜午前6時からオープンし、土曜の午前6時までオープンしている。

会社ごとにメンテナンスを延長しているところもあるが、基本的には24時間月曜から金曜まで取引可能だ。

今回は自分自身の確認のために、時間帯ごとの為替の値動きの特徴と、それに対応するストラテジーを書いてみることにした。



6:00~9:00 シドニー市場

クロス円は市場参加者も少なく、あまり動かないことが多い。

NY市場のトレンドを受け継ぐように、緩やかなトレンドが発生するときがある。

指標によっては、豪ドル、NZドルはボラティリティが高くなりがちなので、安易な逆張りは避けたいところ。

午前7時10分から20分のあいだに多くの証券会社のシステムメンテナンスが行われるせいもあってか、不穏な値動きになることもある。

そこである裏技をつかって利鞘を稼ぐトレーダーさんもいるのだが、その手法が今も通用しているのかどうか不明。



9:00~12:00 東京市場 

9:55までに、銀行が企業や個人との取引に使う為替レートを決める。

いわゆる中値というもので、公示レートと呼ばれることもある。

この時間帯は、輸入企業のドル資金調達の注文が入るため、若干ドル買い傾向がすすむときもある。

とくに5の倍数の「ゴトウ日」にはまとまった買いが入るといわれている。

だいたい凪相場なので、狭いレンジの上下をコツコツと細かく取っていく。



12:00~15:00 東京市場 

特に目立つ動きがなく退屈な時間だが、じつは過去の取引履歴を見ると、この時間が最も効率よく稼いでいるんだよね。

狭いレンジで振動のような値動きが多いのも特徴で、ボリンジャーバンドの1分足の逆張りが比較的うまく機能する時間帯でもある。

たまに中東マネーと思われる大きな動きが突然起きたりする。

でも、すぐもとの値段に収斂するパターンがおおいので、慌てて損切りすると酷く後悔することになる。

この時間帯に限り、含み損が発生したときの、ナンピン、マーティンゲール戦略はアリだと思う。

東京時間の15時は、東京市場の行使期限のオプションが消滅する時間帯だ。この時間を境にいっきに注文がなくなってしまったり、買い優勢の相場が売り優勢になるなど、それまでの相場の流れが変わることがあるので注意が必要だ。



15:00~20:00 ロンドン市場オープン

ユーロ圏市場が動き出す時間。

日本時間の午後4時、ロンドン時間の午前8時の中値決め(略してロンパチと呼ばれる)があり、日本の中値きめと同様に大口注文が入りやすい。

日本市場が終わった直後、午後3時からいっせいに欧州勢が動き出すこともある。

そこから「午前中は円安、15時以降円高」というアノマリーが生まれたのかもしれない。

欧州の重要な指標発表が増えてくるにしたがって、相場の動きが活発になってくる。

ただ、午後7時から8時にかけては欧州地域が昼休みになっている場合が多いので、まれに嵐の前のような静けさになるときもある。



21:00~深夜0:00 ニューヨーク市場オープン

ロンドンとニューヨークが交差する時間。

つまり、一日のうちで最も出来高の多くなる時間帯で、大きなトレンドが発生しやすい。

NY時間のオープンが近づくにつれ、徐々に雰囲気が変わるってくる。

具体的にはボリンジャーバンドの+2の収斂を狙う逆張りが通用しなくなってくるのだ。

バンドウォークが頻繁に現れるようになり、気がつけば含み損みたいなw

なので、最近は午後8時を過ぎたあたりから、意識して移動平均線の傾きの方向に沿った順張りに切り替えるようにしている。

NY時間に入ってからは、東京・欧州時間の高値と安値にレジスタンス・ラインとサポートラインを引き、そのレンジブレイクを狙っていく。

この手法は、ロブ・ロッカーのNYボックスとほぼ同じで、大きなpipsを獲得するチャンスでもある。

これだけ一方方向に動いたのだから、そろそろ戻すだろうと安易に逆張り目線でエントリーすると、その後にさらに加速するパターン多し。

それで過去に何度もブッこいている。

雇用統計など、米国の経済指標の発表が相次ぐ時間帯でもあるので、あらかじめ発表される指標をチェックしておく。

僕はよく羊飼いさんのサイトを見ている。

指標トレードは、ハイリスク・ハイリターンだが、それ専門で稼いでいるトレーダーも少なからずいる。

ここでも順張りが基本だ。

順張りと逆張りと欲張って両方取ろうとすると、先週の僕のように失敗する。

午前0時にはオプション取引の「ニューヨークカット」もあり、ボラティリティ増大に拍車がかかる。

ナンピンはFXにおいては必ずしもご法度だとは思わないが、この時間帯だけはやめたほうがいいと自分に言い聞かせている。

大きな波に飲み込まれ含み損が増大する危険があるので、損切りも徹底するようにしている。



深夜1:00 ロンドンFIX

ロンドンFix(ロンドン現地時間16時)はロンドン時間の「仲値」みたいなもので、世界中の投資家が注目している。

wm社という会社がロンドン16時のレートを参考に、fixレートを発表しているので、別名wmレートと呼ばれる。

大口の機関投資家が投資信託のポートフォリオの組み入れをするのもこの時間帯で、日本の投信会社、年金ファンドもこの時間帯に買ってくるという。

このような外貨買いの動きが原因で、クロス円が円安傾向になるいうアノマリーがあるらしいが、最近はあてはならないことも多い。

この時間はテクニカルよりも需給の動きによって相場が大きく変動しやすく、RSIやストキャスのようなオシレーター系のインジゲーターも、ダイバージェンスがでまくりで逆張りが通用しなくなる。

ボラティリティがあるので稼ぎやすいのだが、個人的にはあまり積極的に参入しようとは思わない。

この時間帯はどうしても苦手意識が拭えない。

もはやトラウマだな。




深夜1:00~早朝6:00 ニューヨーク市場

日本は真夜中だが、NYはランチタイムから午後にかけての時間。

ここからは移動平均線の傾きの方向に沿った順張りから、再びボリンジャーバンドの収斂を狙った逆張りに戻す。

ダウの値動きを横目で睨みながら、細かい振動をスキャでコツコツ取っていく。

ロンドン市場は午前2時にクローズし、値動きが落ち着いてくるが、ウォール街のクオンツの連中が、お小遣い稼ぎに個人投資家からお金を巻き上げようとトラップを仕掛けてくるので最後まで油断がならない(笑)。

今年5月7日の誤発注悶絶セリクラが起こったのもこの時間帯だった。

あのときはまずダウが大きく下落し、それに連動するように為替もナイアガラになった。

基本的にNYの連中が起きている時間帯は、奴らに逆らってはいけない。

ジャイアンに媚びるスネオのように、余計なバイアスを排除し、値動きに従順についていくのが無難だ。


ここで興味深いアノマリーをひとつ。

NY市場が閉まるのは現地時間の午後5時、日本時間の朝7時で、シドニー市場だけが開いている時間になる。

出来高が非常に少なく、大口のプレイヤーが不在な為、NYのトレンドをそのまま追随するケースになりやすい。

午前8時になり東京市場が開くと、NY市場の終値に吸い寄せられていく。

シドニー時間に大きく動いているようなら、東京市場オープン後に逆張りするというのもストラテジーとしては面白いかもしれない。

ゼロサムゲームな為替相場において、時間帯によって異なる値動きの癖を把握し、それに適した戦略で攻めることは、確実に利益を得るための大きなアドバンテージになりうる。

FXと株は値動きのくせがまったく異なるが、コアな部分では共通しているような。

値動きは人々の欲望の動きであり、それゆえテクニカルでは説明のつかない動きをする。

マーケットの需給関係を頭の中に叩き込み、その需給バランスが大きく変化したところをタイミングよく狙ってポジションを取る。

このアプローチは株に限らず、FXでも有効ではないかと。

何度も書くけど、常に再現可能な必然性を持った鉄板ストラテジーなど存在しない。

それよりも、トレーディングに必要なのは、どんな相場が来ても対応できるような柔軟性と想像力だと思う。
[ 2018/01/30 04:14 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

優れた手法は言語化できない

人工知能の凄さは、本来ならとても計算可能に見えないような問題を計算可能な問題に落とし込むことにある。

将棋や囲碁などの複雑なボードゲームでも、人工知能は計算可能な問題として高速で処理してしまう。

もはや無双かと思える人工知能だが、それでもまだ人間にかなわないタスクがある。

それは、翻訳という作業で、現時点でどれほど処理能力の高いコンピューターを使っても、優秀な翻訳家の仕事にはまったく追いついていない。

これはもちろん、処理能力のスピードだけの問題ではない。

少なくとも言語を扱うことについては、人間の脳のアルゴリズムのほうがコンピューターのアルゴリズムよりもずっと優れているのだ。

人間の脳の優位性は、計算できないものに対して、汎用性が効くことにある。

優れた相場観というのもまた言語化できない。

巷に氾濫しているテクニカル分析が一つでも有効なら、億万長者がもっと増えてもよさそうだが、現実にはそうなっていない。

テクニカル分析などで数値化できるレベルの相場観というのは、所詮は人間の思い込みや勘違いに過ぎず、普遍的に通用するレベルにはない。

単純なルールで誰にでも勝てる手法というのは幻想にすぎない。

トレーディングの技術を人に説明するときの難しさは、手法自体が明確なロジックに支えられているのではなく、人それぞれの極めて感覚的なものに依拠しているからだと思う。

カリスマトレーダーと同じ手法をそっくりそのままコピーしても、同じような成績を残せるとは限らない。

カリスマトレーダーと同じ脳のアルゴリズムを手に入れたわけではないからだ。
[ 2018/01/26 07:53 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

相場で勝つための留意点

勝ち続けているトレーダーの多くは、自分の得意な何らかの武器を持っている。

逆に何の戦略も持たずにマーケットに参戦すれば、イチかバチかのギャンブルをやるとのと同じ結果になる。

勘に頼るトレードは、地図もコンパスも持たずに海へ漕ぎだすようなものだ。

運が味方すればビギナーズラックを含む大勝ちがあるかもしれないが、最終的に負けてしまう可能性が高い。

安定して儲けるためには、統計的優位性を持った売買モデルを構築し、マーケットから退場しないようにマネーマネジメントを徹底させる必要がある。

たとえプラスの期待値を持ったストラテジーであったとしても、資金に見合った適正な投資金額でトレードしなければ、想定外の大きな波が来た時に破産してしまうリスクが高くなる。

「儲ける」ためのポイントはおおまかにわけて3つある。


⓵ 手法にプラスの期待値が内包されていること。

② 一貫した手法を継続できること。

③ 破産リスクを回避するために適正な投資金額でトレードすること。


具体的にルールを設定し、過去のデータで検証し、そのバックテストの結果に満足できれば、デモトレードでフォワードテストをしてみる。

一定期間における利益率、最大損失額、一日の取引回数など詳細にデータを取り、ルールの再検討を行った後、実際の取引においても十分に利益を挙げられる可能性が高いと判断した場合にのみ、リアルマネーで市場に参加するようにする。

マーケットからお金を得ることを決して“不労収入”と考えてはいけない。

これは極めて高度な職人芸が求められる仕事であり、一人前のスキルを習得するにはそれなりの時間を要する。

純粋な意味で“お金”はトレードのモチベーションにならない。

一流のスポーツ選手が“お金”の為だけでプレイしないように、優れたトレーダーもトレーディングそのものをゲームのように楽しんでいる。

そうでなければ、2年、3年と続けられない。

どのような職業でも共通していると思うが、単純に楽にお金を稼ぎたいという欲だけでは成功はおぼつかないだろう。
[ 2017/03/15 07:26 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)

バックテストとフォワードテスト

ある手法をバックテストで検証し、満足のいく成績だったので、将来も有効に機能すると考えがちになるが、バックテストはあくまでも過去データだけで検証しているに過ぎなく、未来も同じ成績が保証されているわけではない。

実際にバックテストとフォワードテストの結果は同じような成績にならないことがよくある。

たとえば、ネット上で販売されている情報商材や売買ロジックはバックテストの運用成績を提示しているものが多いが、バックテストで意図的に右肩上がりの成績になるようにパラメーターを操作していたり、良いパフォーマンスがでるようなテストの期間を選んだりしているケースがままある。

商材屋のバックテストのデータほど信用できないものはない。

売買ルールが将来においても有効に機能する可能性が高いかどうかは、実際にリアルタイムに動いているマーケットで試してみるしかない。

すべてコンピューターまかせのバックテストの結果は、実際のトレーディングの現場では役に立たないことが多い。

裁量トレードで試す場合、非合理的な判断をしてしまいがちな人間の心理も考慮しなければならない。

あらかじめ精神的な負荷がかかるポジション量を把握しておき、あらゆる条件でルールを堅守できるかが大切なポイントになる。

過去に使っていた手法をいったんすべてリセットし、白紙の状態で新しい売買ルールを忠実に再現できる鋼の意思が必要とされる。

バックテストによって期待値がプラスであることを確認し、さらにフォワードテストを何回も繰り返し、その成績を長期間キープできるようになってはじめて大きな金額でトレードできる準備が整う。

この石橋を叩いて渡るような一連の作業が苦にならないトレーダーであれば、市場から退場する確率は極めて低いだろう。
[ 2017/03/11 01:14 ] ストラテジー | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき