ロスカット あの日の涙 虹となる

ハウスマネー効果

ハウスマネー効果というのがある。

これは、幸運によって得たお金は、努力して得たお金よりも荒っぽい使い方をするという効果で、よく挙げられる例としては、カジノなどのギャンブルで儲けたお金をまたすぐにカジノですってしまうようなケ-スだ。

「ハウス」はカジノの意味で、ハウスマネー効果の名前はこの言葉に由来している。

たとえば、宝くじが当たったり、忘れていたへそくりが出て来たりしたときに、ついつい財布のひもを緩めて散財してしまうのも、ハウスマネー効果のひとつだろう。

本来、お金に色はついていない。

地道に仕事をして稼いだ一千万円も、ギャンブルで稼いだ一千万円も、土地を売って得た一千万円も、同じ一千万円でその価値に差はないはずだ。

しかし、何らかの幸運によってもたらされたお金、いわゆるあぶく銭については、「トントンになるまでは失ってもいい」と安易に考えてしまう傾向が人間にはある。

トレードでも、予想外の値動きで思いもよらなかった利益を手にすることがある。

そんなとき、ついつい気が大きくなって細かい損益などどうでもいいとばかりに雑なトレードをしてしまう。

そういったトレードを繰り返していると、せっかく大きく稼いだのに気が付いたらすべて溶かしていたといったことになりかねない。

ボク自身、そうやって何度も痛い目を見ている。

儲かっているからといって調子に乗ったり、普段しないような無茶なトレ-ドをしたりすると、マーケットはすぐに牙をむいてくる。

「勝って兜の緒を締めよ」ではないが、利益が出ている局面でこそ慎重にトレードしなければと心掛けている。
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[ 2018/06/15 12:59 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

他人からの悪意にどう対処するか

誰もが手軽に情報を発信できる時代になった。

ツイッター、フェイスブック、インスタグラムとSNSは日々進化している。

しかし、それにともなってトラブルが増えているのも事実だ。

昔はそこそこ名の知れた敏腕トレーダーのブログがたくさんあった。

それが、2013年頃からどんどん減っていった。

理由は、儲かっているトレーダーに対して、嫉妬から来る罵倒や誹謗中傷が多くなったからだ。

せっかく成功している人がその秘訣を惜しみなく書いてくれているのに、なにかとケチをつけたがる人がいて、誰もブログを更新しなくなってしまった。

どんなにメンタルの強い人でも、ネットの書き込みでダメージを受けることがある。

ネガティブな意見に対して、心の中で「そうだな」と思い当たるフシが少しでもあると、「あっ、いわれてしまった」と傷ついてしまうのである。

実際にネットで自分に対して他人からの「悪意」の標的にされ、罵詈雑言を浴びせられると少なからずショックを受ける。

心理的な免疫ができていないうえに、そこに書かれていることがありもしない捏造されたハナシだとすると、いいようのない怒りがこみあげてきたりするものだ。

だが、そこで動揺したりするのは相手の思うツボだ。

ネットで悪口を書き込んでいる連中は、日々のストレス発散のために趣味感覚で他人を中傷しているにすぎない。

台所にいるゴキブリみたいなものでその存在をいちいち気にしてもしょうがない。

なかには、わざわざ悪口をいうだけのためにアカウントをいくつもつくり、毎日のように罵詈雑言を浴びせ続ける暇な人もいる。

はっきりいって精神的に病んでいる可哀そうな人達なのだが、そこでついつい相手にして反論したりすると、そのことがネット上で話題になり、炎上騒ぎになったりする。

こういったやっかいな人達に対する対策は簡単だ。

悪意のあるリプライはすべてスルーして、それでも付きまとうのならブロックすればいいだけのことだ。

不快な気分になったとしても、黙殺するか、忘れるかして、気持ちをスパッと切り替える。

この「はじく力」や「忘れる力」は、SNS全盛時代において必須のスキルだと思う。
[ 2018/06/14 19:00 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

幸せになるお金の使い方

プチ億万長者が増えているらしい。

純資産が1億円以上の富裕層は国内に120万世帯以上と、アベノミクス前の2011年に比べて5割も増えた。

株や仮想通貨の上昇でリッチになった人達は、従来の成金型の富裕層と消費スタイルも違うようだ。

服装や時計にお金をかけず、コスパ重視で、エンゲル係数も一般人と変わらない。

この傾向は日本だけでなく、海外でも顕著で、ファンドの経営者やIT企業のオーナーは莫大な資産を保有しながらも、私生活は驚くほど慎ましい。

その時代ごとに「何が粋か」という価値観は違ってくる。

今の時代は「モノ」を買うよりも、「時間」や「体験」そのものにお金を使う方向へシフトしてきているように感じる。

パティック・フィリップなどの高級ブランドの時計をして、ベンツなどの高級外車に乗る、なんていうスタイルはもう流行らなくなった。

安ければ安いほどいいというわけではないが、以前と比べて高価なものには縛られなくなってきている。

一昔前は服装で金持ちかどうかが一瞬で判断できた。

トップス10万、アウター12万、ボトムス8万、靴に20万、そんなふうにブランドで着飾るのがステータスだと信じている人が大勢いた。

ところが今や、億トレーダーでもフツーにユニクロを着ている。

お金の使い方で、その人の価値観や考え方が浮き彫りになる。

物欲をいくら満たしても、幸福な気持ちが持続することがないことが最新の行動経済学の研究でわかってきている。

「幸せをお金で買う五つの授業」の著者で、ブリティッシュコロンビア大学の心理学教授であるエリザベス・ダン教授は、経験のもたらす恩恵は、形あるものがもたらす恩恵よりも幸福度が高いという。

たとえば、ブランド物の財布や高級腕時計を手に入れたとしても、そうした満足感は時間の経過とともに減少する傾向があり、旅行などの体験をお金で買った場合は、時間とともに満足感が増幅していく傾向にあるという。

エリザベス・ダン教授によると、払ったお金に対して最大の喜びが得られるのは、以下の4つに当てはまるという。


・社会的なつながりが生まれる体験

・過去をふりかえったときに思い出になりそうな体験

・自らが望む自分の理想像に結び付く体験

・めったにないチャンスを与えてくれる経験。



何事も体験に勝るものはない。

専業個人投資家の最大のメリットは、自分でコントロールできる自由な時間が増えることだ。

いつでも好きな時に海外へ行けたり、人に会いに行けたりするのは大きなアドバンテージだろう。

いくら物質的な豊かさを追い求めても、その豊かさを手にいれるために自由な時間を犠牲にしているとしたら、本末転倒だ。

忙しく生きることは人を幸福にしない。

わずかな時間でも、他人のために時間を費やすと、人は自分の人生に多くの時間があると感じ、心に余裕が生まれるという。

自己の損失を顧みずに他者の利益を図るような行動をとることが、人の脳により多くの多幸感をもたらす。

人がより幸せを感じるにはその幸せを共有する他者の存在が不可欠であり、だからこそ友人や家族という存在が重要になってくる。

他人がお金が必要だなと思ったときに、いつでも融資できたり、社会的な活動に寄付することは、ある意味とても贅沢なことであり、賢いお金の使い方だ。

たとえば、世界一の投資家として知られるウォ-レン・ヴァフェットは、ケチであることを美徳としているようなところがあるが、自分の死後は慈善事業に資産の90%を寄付することを明言している。

成功している投資家に倹約家が多いのではなく、倹約家でお金の使い方を知っている人が投資家として成功するのだと思う。
[ 2018/06/11 17:22 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

福澤桃介生誕150年記念展

岐阜県博物館で開催されている「福澤桃介生誕150年記念展」にいってきた。

今回の展示品はおよそ100点。

稀代の相場師と謳われた福沢桃介の人生が少しだけ垣間見えた。

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今から150年前、日本が近代国家に生まれ変わろうとする1868年に岩崎桃介は武蔵国(埼玉県)に生まれる。

福澤諭吉に才を見込まれ、養子に迎えられた桃介は直ちにアメリカへ留学し、帰国後、結核で療養中に株式投資を始める。

当時、桃介には3000円の貯金があり、その中から1000円を軍資金として株式投資にあてた。

自身が後に語るところによれば、自分の生活費が尽きてしまうのが心配であった上に、日々退屈であったので、病床でも何かできることはないかと考えて株式投資を思い立ったという。

1年ほど経って仲買に命じて買い玉をすべて清算してみると、約10万円の利益が手元に残った。

これは現在のお金の価値に換算すると10億円相当にも及ぶ。

当時は日清戦争が終戦を迎える頃で、初心者でも買えば必ず利益があがる時期であった。

1年間で10万円を稼いだということで勢いづいた桃介は、その後も株式投資を続けたが、1896年の春より相場は下落に転ずる。

秋にはほぼすべての株が暴落してしまい先の利益の半分を失った.。

当時、桃介を凌ぐ稼ぎを得ていた同世代の相場師、島徳蔵、鈴木久五郎は、このときの暴落で全財産を失ってしまう。

ちなみに、この下げ相場で売り方の先頭に立ったのは野村證券の創業者である野村徳七で、このとき築いた資産がのちの野村財閥の基礎となる。

株式相場に見切りを付けた桃介は、その後次々に電力会社や重化学工業を立ち上げ、経営の鬼才と謳われた。

中でも、急流木曽川を舞台に日本初のダム建設に成功したことが日本の工業水準を一気に欧米並みに押し上げたといわれる。

株式投資で財を築いた桃介だが、それだけで終わらず私財を投げ打って日本の近代化に情熱を注いだところが、今日の評価に繋がっている。

もし福沢桃介が最後まで相場を続けていたら、島徳蔵や鈴木久五郎のように破産していたかもしれない。

今回学んだ教訓があるとしたら、投資である程度の財産を築いても、最後に勝ち逃げするまでは本当の勝利ではないということと、人はお金を稼ぐだけでは幸せになれないということだ。
[ 2018/06/10 17:14 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

マドル・スルー

トレ-ドと運は切っても切り離せない関係にある。

困難な問題に直面したとき、「勝者のように果敢かつ断固とした態度」で臨むか、「おずおずと不安げな態度」で臨むかで、人生は大成功にも大失敗にも終わる。

自分は運がいいと信じていればそうなるし、運が悪いと思ったら運が逃げてしまう。

失敗や過酷な運命を嘆いていると、本当につきがなくなっていくものだ。

「挫折を経験したことのがない者は、何も新しいことに挑戦したことがないことだ」とアルベルト・アインシュタインは言ったが、自分の限界を超えるような難しい課題に挑戦しているときは、必ずと言っていいほど大きな壁にぶち当たる。

物事がうまくいかないときや、自信を失いかけた時こそ、「勝者の姿勢」を貫かなくてはいけない。

アメリカ西海岸のシリコンバレーの起業家のあいだでよく使われる言葉のひとつに、マドル・スルー(muddle through)という言葉がある。

ベンチャー起業家が、資金繰りに困ったり、倒産の危機に立たされたりしたときに、困難を乗り越えるプロセスのことを、マドル・スルーという言葉で表現する。

ブレークスルー(break through)の反対語ともいえる言葉で、文字通り、「泥をかき分けて進む」という意味だ。

ブレークスルーとは、決められた目標に向かって突き進み、正しい方向に正しく努力した結果、目的を達成することだが、マドルスルーとは、泥の中に放り込まれ、視界がまったく塞がれた手探り状態で出口を探し求め進んで行くということ。

トレーディングの現場でもマドル・スルーのような局面は頻繁に起こりうる。

しかし、泥の中を試行錯誤しながらもがいていく先に、現状を打ち破る打開策がかすかに見えてくる。

自分の居心地のいいコンフォートゾーンの中にいると、長期的には少ない取り分で生涯が終わってしまう。

攻める姿勢を忘れたら、マ-ケットの世界に居場所はない。

リスクを取らずに成功する方法など、この世に存在しない。

怖いのは、行動を開始する瞬間だけだ。

行動のさなかでは、恐怖は消える。

そして、最後まで諦めずに「勝者の姿勢」を貫いた者だけに、運命の女神が微笑む。

もちろん彼女はきまぐれだから、常にリスクを取る人の味方をするとは限らない。

勝ったと思った瞬間から、奈落の底につきおとされることは珍しくない。

結局のところ、トレ-ディングという作業に明確な答えはなく、この修羅の道を選択したからには、泥の中をもがき苦しみながら進んでいくしかないということだろう。
[ 2018/06/06 10:17 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

専業トレーダーとして成功する人

仕事はお金を稼ぐ手段であって、稼いだお金を使って余暇に仕事で溜まったストレスを発散する人は少なくない。

だが、そのような仕事の向き合い方では、大きな成功はおぼつかない。

仕事がお金を稼ぐための手段だけではなく、仕事をすることそのものが目的で、その結果として、金銭的報酬を受け取る。

それが理想的なお金の稼ぎ方であり、そうした働き方をしていれば、いくら長時間労働したところで過労死に至ることは避けられる。

多くの成功者に共通しているのは、仕事に喜びややり甲斐を感じていて、お金は二の次と考えているということだ。

それはトレーダーという仕事でも例外ではない。

投資家である以上、より多くのお金を稼ぐことが目的であるのは当然だが、利益の追求だけではこの仕事は長く続けれらない。

楽しく仕事をした副産物としてお金を得るのではなく、お金を得ること自体が目的になると、感情の安定性が損なわれやすい。

金銭的な結果を重視すると、投資判断に余計なバイアスがかかり、損切りなどの作業に支障がでる。

矛盾しているようだが、トレーダーとして成功する為には、金銭的な執着心を捨て去るべきなのである。

たとえば、専業トレーダーとして独立することに対して、社会から孤立するリスクや、社会的ステイタスや信用が得られないといったことに不安を覚える人がいる。

だが、世間の評価や社会的地位を気にするような人は、そもそも専業トレーダーを目指すべきではないのだ。

将来的な不安を覚えるのは、自分のトレーダーとしての実力に自信がないだけのハナシであり、悩むほどの問題ではない。

次世代に残せるほどの桁外れの富を手にするという固い決意と、実現可能なヴィジョン、知性を持ち合わせていれば、そのような心理的な壁は乗り越えられる。

自分が幸せだと感じる仕事をとことん追求し、その道を究めれば、結果的に世間から高く評価され、富と名声は後からついてくる。

仕事に対して矜持を持てなかったり、プライドを保てない場合は、たとえ金銭的に恵まれていてもその職業が向いてないことであり、転職を検討したほうがいい。

大切なのは、好きな仕事を見つけることであって、自分にふさわしい仕事を手に入れたなら、自然とお金が入ってくる。

一日中トレーディングをしていても苦痛ではなく、この仕事が天職であると感じているのであれば、すでに専業トレーダーとして将来の成功が約束されたようなものだろう。

他人に強制されたものではなく、自分で選択した仕事に全力でチャレンジすれば、その先にきっと、「なりたい自分」との出会いが待っている。
[ 2018/06/04 21:48 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

フォーカシング・イリュージョン

「フォーカシング・イリュージョン」という言葉がある。

「フォーカシング」というのは何かひとつのことに注目するということ。

「イリュージョン」というのは幻想。

つまり「フォーカシング・イリュージョン」というのは、「ある特定の条件が満たされるとしあわせになる、その特定の条件が満たされないとしあわせになれない」という幻想を抱いてしまうこと。

もともとはプロスペクト理論で知られる行動経済学者のダニエル・カーネマンが、2006年に発表した論文の中で紹介した言葉で、彼はその論文の中で、「人は収入などの特定の価値を得ることが幸福に直結しないにもかかわらず、それらを過大評価してしまう傾向がある」と述べている。

たとえば、自分を幸福と感じるか、不幸と感じるかの分岐点を収入の多寡で判断してしまう人は少なくない。

お金があったら幸福に浸れるというのは妄想でしかないのだが、それこそがまさに典型的な"フォーカシング・イリュージョン"といえる。

女性なら結婚して子供がいなければ幸せではない、あるいは一流企業の正社員にならなければ幸せにはなれない、そういった価値観に縛られていると、かえって幸せになるための多様な道筋が見えなくなってしまう。

ひとつの例をあげよう。

トレーダーとして成功し、都心の家賃100万のタワーマンションに住み、アイドル並みの容姿の彼女とディナーを共にする青年がいる。

その一方で、真面目に会社員として働き、狭いワンルームマンションに住んで、コンビニで買った500円の焼肉弁当を一人で食べる青年がいる。

実は、この両者における幸福度は、ほとんど変わらない。

ただし、ワンルームマンションに住んでる青年が、トレーダーとして成功している青年を羨ましいと思い、自分が幸福になる条件としてお金持ちになることと思い込んでしまうと、その瞬間から青年の幸福度は低下してしまう。

人は自分の置かれた境遇を他人と比較することによって、自らを不幸に感じてしまう傾向があるということ。

その思考回路こそが、不幸への入り口なのである。

京都の竜安寺の蹲踞には、以下のような文字が刻まれている。


吾唯知足


我ただ足を知る。

これは禅の言葉で、およそ以下のような意味になる。

「必要なものは、もうすべて足りている(All you need, you already have)」

足ることを知る人の心は穏やかであり、足ることを知らない人の心はいつも乱れている。

つまり、贅沢をいわず、不平不満を持たず、今あるもので十分ということを知りなさいと示唆している。

傍目にはトレーダーとして成功している人でも、不幸な人はいっぱいいる。

常に与えられたもので感謝する。

その心の在り方がブレなければ、その人は幸せなのだ。

日本人の自殺率が高いのは、世間の目を意識するあまり、誤った「フォーカシング・イリュージョン」に囚われすぎているからだと思う。
[ 2018/06/04 19:37 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

運の悪い人とは距離を置く

心理学者のリチャード・ワイズマンによると、運の悪い人は以下のような特徴があるという。


・ネガティブな発言ばかりする。

・とりあえず否定ばかりする。

・マイナスの自己イメージを持つ。



逆に運のいい人は、発言もポジティブで、周りにもいい影響を与える。

運は風邪のように伝染するのである。

運は偶発的なものと思われがちだが、実はそうではない。

ネガティブな印象を与える人は、人は自然と近づかなくなる。

運の悪い人は自ら悪運を引き寄せる行動をとっているのだ。

かの松下幸之助は、面接のときに必ず、「あなたは運がいいですか?」と質問していたという。

運が悪いと答えた人は、どんなに学歴が良くても採用しなかったそうだ。

頂点を極めている人ほど、運の大切さを経験的に知っている。

ジョージ・ソロスのような大物投資家でも、運の良し悪しをとても重視している。

元ゴ-ルドマンサックスのマネックス証券松本大社長によると、世界でもトップクラスの投資家だけの、ごく少人数のコミュニティがあり、そこでは世界の経済情勢、政治の動き、あるいは国際動向などについて意見交換されているが、このコミュニティは運が良いとお互いに思っている人同士でつながっているという。

運が悪いと思われている人は入れないし、以前は運が良くても、その後、悪くなったという人もはじき出される。

かなり排他的な世界ではあるが、彼らもそれだけ得体の知れない運というものを重く見ているのだ。

日常生活でも、ネット上でも、ネガティブな発言や誹謗中傷ばかりする人がたくさんいる。

陰口、非難、嫌味、嫉妬など、これらを一つのネガティブな集合体と捉え、距離を置いた方が得策だ。

なぜなら、自分の中にネガティブな感情や思考がなかったとしても、それらに触れることで徐々にマイナス思考が侵食してくるからだ。

見知らぬ相手がツイッタ-やブログで絡んできたとしても、相手にするのは時間の無駄だと思っているので、ほとんどスル-している。

他人に対してたいした根拠もなく攻撃的に批判する人は、ほとんどの場合「運に見放されてしまった人」か、「運を自ら手放している人」なので、なるべく関わり合いを持たないようにするか、遠ざけたほうが賢明だろう。

トレーディングで成功するのも、運の要素が不可欠なのはいうまでもない。

運があると思える方向に自発的にアクションを起こせば、自然と運は付いてくる。

自分の努力や心がけによって、未来は劇的に変化する。

運を引き寄せることは十分可能なのだ。

そう信じているからこそ、辛いトレ-ディングも続けていられる。

運のいい人は運のいい人と、運の悪い人は運の悪い人とそれぞれ行動を共にする。

稼いでいるトレ-ダ-がそれぞれの投資家コミュニティに属しているのは、運のいい人は磁石のようにお互い引き寄せあうという法則に従っている。

ネット上で他人の批判ばかりしている人は、わざわざ自ら進んで運を手放す行為をしているばかりか、人間関係まで貧しくなっているというその事実に早く気付くべきだろう。
[ 2018/05/24 02:46 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

千日回峰行

天台宗の総本山、比叡山延暦寺には千日回峰行という荒行がある。

延暦寺から大峯山の頂上にある大峯山上本堂までの往復48キロの山道を1000日間かけて歩き続けるというものだ。

真夜中の2時に出発し、真言を唱えながら東塔、西塔、横川、日吉大社など二百六十箇所で礼拝を行い、およそ30kmの行程を一日平均6時間で巡拝する。

荒行は1000日間連続で行うわけではなく、山を歩く期間は5月3日から9月22日までなので 、千日回峰行が終わるまでおよそ9年間かかる。

さらにこの荒行には厳しい戒律がある。

途中で行を続けられなくなったときは短刀で腹を掻き切るか、紐で首をくくるかして、自ら命を絶たなければならないのだ。

そのために修行僧は死出紐を身にまとい、自害するための短剣を携え、埋葬料10万円を常時携行する。

無事にこの荒行を終えても、まだ続きがある。

終了後、3年以内に100日間の五穀断ち(米・麦・粟・豆・稗の五穀と塩・果物・海草類の摂取が禁じられる)をし、7日間の断食・断水をしながら大護摩供(燃え盛る炎の前でお経を唱える)を行なうという決まりがある。

戦後、この荒行を達成できた僧はわずか3人しかいない。

自分にとって為替や株のトレ-ディングは決して楽しいものではない。

むしろ苦痛であり、千日回峰行ほどではないにせよ、過酷な修行のようなものだ。

はたして自分は人生のすべてを賭けて相場と対峙しているかといったら、正直疑問に思う。

どこかで舐めているところがあるのは否めない。

だからこそ、肝心なところで集中力をきらしたり判断を誤るのだ。

トレ-ドの成績はその人の情熱や意識が如実に反映される。

楽をして稼ぎたいとかいうヌルい意識で参入すれば、必ずといっていいほど手痛い洗礼を受ける羽目になる。

千日回峰行のように途中で諦めるようなことがあったらその時点で自害するという、そのくらいの覚悟で臨めば今よりもちょっとはマシなパフォ-マンスになるに違いない。
[ 2018/05/15 11:35 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

他力本願では儲けられない

スポーツ界で成功するには、運が大きく左右する。

頂点に上り詰めるには、神に選ばれしギフトを持っていないと難しい。

死ぬほど努力したからといって、誰でも大谷選手やレブロン・ジェームスになれるわけではない。

一方で、投資家として成功するには、特別な才能だとか卓越した知性はまったく必要ないと思う。

大切なのは、自分のトレードスタイルを確立できるかどうかだ。

トレードスタイルとは表層的な手法でなく、相場に向き合う姿勢や考え方のことだ。

行動経済学の中で最も知られている理論のひとつに「プロスペクト理論」がある。

この理論で基本となる考え方は「損失回避」で、人は投資に関して非合理的な行動をとりやすいという特徴がある。

具体的には、利益が出ている局面では確実性を好み、損失が出ている局面では賭けに出てしまうのだ。

結果として、損切が遅くなり、利確が早くなる。

トレードという行為は、ニュートラルな心理状態のまま挑んでしまうと損をしやすい。

相場で安定した成績を残すには、こうした人間の自然な心理に逆らう強靭な精神力が必要とされる。

したがって、もしトレーディングで利益をあげたいと思うのであれば、最初からまとまった金額を投入するのではなく、少しずつ資金を投入しながら、痛い目にあいつつ、自分自身の力で確固たるトレードスタイルを築いていくしかない。

世間には、ダイエットジプシーと呼ばれる人達がいる。

ダイエットに関するさまざまな商品を購入し、その方法を試すのだけど長続きせず、すぐにリバウンドしてしまう。

そこで、また違う商品を延々と買い続けるという行動をとってしまう。

投資の世界も詐欺まがいの情報が溢れていて、儲かるといわれる商材にすぐに飛びついてしまう人達が大勢いる。

儲けるためにどうすればいいのかを自分で考える癖をつけないと、ダイエットジプシーのごとく投資商材のジプシーとなり、そういう商売をしている人の「永遠のカモ」になってしまう。
[ 2018/05/06 16:46 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき