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ロスカット あの日の涙 虹となる

キレたら負け

熟練した技術を持つプロのポーカープレーヤー曰く、麻雀でもカジノでも、負けが込んできたプレーヤーは、必ず「もう、どうでもいいわっ!」という台詞を吐くという。

この台詞は、自分の負けを認める降参宣言であり、本来ならそこで席を立つべきなのだ。

ところが多くのプレーヤーはそれまでの負けを取り戻そうとさらにゲームを続け、負債総額の8割以上はその台詞のあとに築かれるのだという。

勝負に一番悪いのは、「もうどうにでもなれ」というヤケクソの感情だろう。

自分も似たような苦い記憶がある。

負けを取り戻そうと熱くなって、さらに負けてしまうという悪循環を何度経験したことか。

その心の乱れこそが過去に大きなドローダウンをくらった原因であり、致命的な欠点でもあるから、どれだけ不利な状況に陥ろうとキレないように意識している。

トレードに闘争心は必要だが、それをむき出しにすると必ず破滅の方向に傾く。

優れたトレーダーは例外なく、感情のコントロールが巧みで、闘争心を抑制する能力を備えていると思う。
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[ 2018/11/30 10:43 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

結果よりもプロセスを重視する

トレードは結果がすべてだ。

しかし、矛盾しているようだが、結果を問わないほうがパフォーマンスが良くなる。

たとえば、すべてのトレードで勝ちを狙おうとすると損切りが遅れ、結果的に損失が膨らむという事態が発生する。

結果に固執しすぎると、「絶対に負けてはいけない」という気負いが先に立ち、メンタル的に余裕が持てなくなってしまうのだ。

トレードを始めたばかりの頃は、感情のコントロールができず、直近の取引の損益に影響を受けることが多い。

想定外の損失を被った場合、そこから生じる焦りや恐怖が、次のエントリーを躊躇したり、新たなトレードのミスを誘発してしまいかねない。

そこを克服するには、ロスカットを「負け」、利確を「勝ち」と考えるのではなく、規律を守るというプロセスそのものに意識を集中させるしかない。

極端なことをいえば、たとえ損失が発生しても、そこであらかじめ設定されたルールに従った損切りを施行したならば、それはある意味で勝ちトレードといえなくもない。

「損切りは負けである」という意識を変えていかないと、トータルで勝てるトレーダーへの道は閉ざされたままだろう。
[ 2018/11/27 10:58 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

人に教えるということ

投資家というのは排他的で選別的な思想の持ち主かと思いきや、実際には成功しているトレーダーほど過去にトレードで得た知識を惜しみなく他人に分け与えることに対して抵抗がない。

自分もいろいろ教えてもらったし、あるいは人に教えたこともある。

それまで知りえた情報や学んだ技術を人に教えることで、人に感謝されるうえに、「教える」という行為を通じて、より深く知識が身につくというメリットもある。

人に教えるには、自分が本当に理解していなくてはダメなので、自分の理解度がチェックできるし、頭の中を整理することもできる。

人に教えるということは、自分のトレードのいい部分や悪い部分を、改めて見直すきっかけになる。

人に教えるには、誰にでもわかりやすい言葉で伝える技術が養われる。

相手にいかにして理解してもらうか、考えて言葉を選び、話し方を工夫しなければならない。

「人に教えるという行為」というのは、自分にとってもすごくプラスになるのだ。

自分が得た知識やノウハウを人に伝えると、それだけ敵が増え、自分が勝てなくなる可能性があるのではないかと猜疑心を持つのは貧しい考え方だ。

不思議なことに人に教えると、さらなる成功につながるケースが珍しくない。

本当に上手いトレーダーは人に教えるのも上手い。

ひょっとしたら、「人に教えるという行為」というのは、最も効果的なトレードの学びになるのかもしれない。

ただし、他人にいくらトレード手法というのを教えても、それですぐに結果に結びつくとは限らない。

本人がなぜその手法がマーケットで有効なのかという仕組みを理解していない限り、トレードの「コツ」は教えても徒労に終わることが多い。

人に言われたことをだけをやったとしても、成功するのは一瞬だけで、自分のモノにはならない。

自分で考え、試行錯誤して、初めて血肉となる。

どれだけ実績のあるトレーダーがアドバイスしたとしても、相手が自分で納得し、消化できなければ、かえってパニックになってしまう。

トレードの「コツ」というのは、実は言語化が難しく、その要諦がスムーズに伝わることは稀だ。

トレード手法にこれが正しいという明確が答えがあるわけではなく、自分にあった手法は自分自身が模索して編み出すしかない。

優秀なトレーダーの頭脳をそのままコピー&ペーストすることは、残念ながらできないのだ。
[ 2018/11/24 10:30 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

情熱を持続できる人が勝つ

成功者と呼ばれる人々には、一つの共通点がある。

彼らはほとんどの場合、「自分が好きなこと」を仕事にしている。

トレーディングという作業が嫌いなトレーダーは皆無だろう。

むしろ、中毒になるレベルまでハマらないとコンスタントに儲けるレベルまで到達することはできないといっていい。

問題はいかにしてその情熱を持続できるかどうかだ。

トレーディングはキャリアを重ね、スキルが上達すればするほどリスクを避けたくなる心理が働く。

経験や知識が増えるに従って、初心者の頃には気がつかなかったことがことがわかり、相場の怖さを知るようになる。

そして、知らず知らずのうちに必要以上に警戒し、エントリーを躊躇するようになる。

当たり前のことだがリスクを取らなければリターンもない。

守りに入ってばかりでは資金は増えていかない。

ここぞというチャンスに腰が引けているようでは、いずれトレーダーとして廃業せざるを得なくなる。

ビギナーの頃は怖いもの知らずで大きくリスクを取れたからこそ、運良く大きくリターンを得ることができるかもしれない。

だが、ある程度の経験を重ね、散々痛い目に遭ったとき、ビギナーの頃と同じような感覚でトレードできるかどうかと問われれば、とてもじゃないが危なっかしくて出来ない。

若い頃は失うものがなく果敢に挑戦できたことも、年齢を重ね失敗できないというプレッシャーが大きくなれば必然的に守備の意識が高くなる。

そして、徐々にトレードそのものに対して情熱を失っていく。

情熱を失えば、当然相場に対する感覚も衰えていく。

いくら過去に大きく稼いだ武勇伝があったとしても、情熱を失ったトレーダーは若くて恐れを知らない好奇心に満ち溢れたトレーダーにはパフォーマンスではかなわない。

マーケットで淘汰されず長期にわたって生き延びているトレーダーに求められる才能とは、どんな状況下であっても、トレーディングを諦めない姿勢と情熱を持ち続けられることだと思う。
[ 2018/11/22 21:17 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

サバイバルゲーム

現代社会では最適解を求められる局面がたくさんある。

しかし、ことトレードに限っては最適解は基本的にないと思ったほうがいい。

そもそも勝ち方は地合いとともに変わってくる。

ちょっとまえまでこのやり方で大儲けしたっていうのが、すでにその相場にアジャストしなくなっていたというケースはよくある。

だから過去に大きな成功経験がある人ほど大負けを食らう。

この世界で長く生き残っている人は過去の成功パターンに縛られない柔軟性を持っている。

キャリアの長い人が必ずしも有利じゃないところは、麻雀や将棋、囲碁などのボードゲームと似ている。

戦術にはそれぞれ流行があって、辣腕トレーダーは臨機応変に対応する術を心得ている。

頭の固くなった人からゲームを降りていくんだよね。
[ 2018/10/17 18:49 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

ソーシャルメディアリテラシー

Twitterによる拡散で、デマ情報が正しい情報を駆逐してしまい、その誤った情報が定着していったプロセスを研究したレポート。


福島第一原子力発電所事故後の半年間における、放射線に関するTwitter利用とインフルエンサーネットワークの可視化についての分析調査報告書


このレポートを読むと、TwitterなどのSNSは「正しい情報、智慧」よりも「デマ、無知」を広めている、という事実が浮き彫りになっている。

投資全般においても、世にはびこる情報の半分はデマか信憑性のない憶測のようなものだろう。

情報リテラシーが低い人は人生のさまざまな局面で損をしているが、当人達はそれを知らないという現実がある。

その意味で、今ほど個人のソーシャルメディアリテラシーが問われる時代はない。

この世界には、個人投資家を騙して儲けようとする魑魅魍魎が腐るほどいる。

儲かるか儲からないは、まさに個人の取捨選択能力にかかっている。
[ 2018/10/16 13:22 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

トレーディングに必要な能力

株や為替などの投資で成功するのに、プロ野球選手や将棋の棋士のような特別な才能は必要ないと思う。

勝ち続けている人は、利益を得やすい局面だけを見極め、慎重に吟味してトレードしている。

ただし、その領域に辿りつけるまではある程度の修行時間を要する。

自分の得意とするスキャルピングの場合、日常生活においてトレードに集中できる時間をどれだけ確保するかが収益を左右する。

勝ち残るために必要とされる能力は「持って生まれた才能」よりも、今の時代にまったく評価されない泥くさい要素、つまり「気合」とか「根性」といった類のものだ。

とはいえ、トレードに対するモチベーションの高さがすぐに収益に反映されるとは限らず、口座の資金が右肩上がりのカーブを描くような急激な資金の増え方をする場合はリスクを取りすぎている可能性がある。

トレーディングには、これが正しいという明確な解答がない。

たとえ儲かっていても、いつかそのセオリーが通用しなくなるかもしれないという用心深さが大切なような気がする。

人は追い込まれないと深く考えないし、そういうプレッシャーの中でしか真の実力は養えません。曖昧で答えのわからない状態というのは誰にとってもつらいものですが、私はそういう局面こそ強くなるチャンスだと常に考えるようにしています。〈羽生善治〉
[ 2018/09/14 14:58 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

自力で稼ぐトレーダーと他力で稼ぐトレーダー

世の中のトレーダーには大きく分けて二つのタイプがいる。

自力で稼ぐガチンコトレーダーと、経験の浅い投資家を嵌め込み他力で稼ぐトレーダーだ。

この二つのタイプは、同じ投資クラスタでありながら、属しているコミュニティがまったく異なる。

リアルで稼いでるトレーダーはそれぞれ仲間同士で集まり、他力で稼ぐトレーダーは同じ臭いのする同業者とつるむ。

彼らは決して相容れず、プライベートでもまったくといっていいほど接点を持たない。

まさに類は友を呼ぶのだ。

歯がゆいと思うのは、他力で稼ぐトレーダーの巧みな言葉に騙される経験の浅い投資家さん達だ。

その関係は教祖と信者にも似ており、「あなた、騙されてるよ」とアドバイスしようものなら、うちの先生の悪口をいうんじゃないと逆切れされてしまうのである。

そういう意味では、他力で稼ぐトレーダーに騙される人は、どうあがいてもガチ勢のコニュニティには入いることができず、将来は商材屋の予備軍になる可能性がある。

どれだけメディアが発達し、多くの情報を得ることができても、受け取る側のリテラシーが低ければ、お金を搾取される側になってしまうのだ。
[ 2018/09/01 17:12 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

コネクティング・ドッツ

過去のつらい体験が、その後に思わぬところで役に立ってきたということはよくある。

そのときどきは偶然による選択であっても、後で考えるとあたかも必然であったかのように、過去の出来事と未来の出来事がつながっていることは珍しくない。

そういった意味では、人生に無駄な経験は何一つないといっていいかもしれない。

かってスティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の2005年の卒業式のスピーチで語ったように、出来事のつながりや意味を後になってから理解する、まさしく「コネクティング・ドッツ (点と点が結ばれる)という体験を、自分自身何度もしている。

以下、ジョブスのスピーチから抜粋。


You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.

将来を見据えて、点(出来事)と点(出来事)を結びつけることはできません。後で振り返って見たときにしか、点と点を結びつけることはできないのです。

So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

だから、あなた方は、とにかく点と点が将来、結びつくことを信じなくてはなりません。

Because the believing the dots will connect down the road, it gives you confidence to follow your heart.

なぜなら、点と点が将来結びつき、道を切り開くと信じることは、自分の心に従う自信をあなたにもたらすから。

Even it leads you off the well-worn path. And that will make all the difference.

たとえそのせいで、あなたが多くの人が通る道から外れるとしても、それこそが大きな違いをもたらすのです。


トルコリラのドローダウンで手痛い洗礼を受けた投資家は多いと思うが、今回のつらい経験が、将来役立つときが必ずくる。

もしFXを諦めたとしても、必要以上に悲観的になることはまったくない。

大きく負けた後は、しばらく相場から距離をおきたくなるだろう。

だが、この失敗を失敗のままで終わらせるのは惜しい。

10年前、リーマンショックでクロス円のロングポジションを強制ロスカットされ、虎の子の資金をすべて飛ばしたときは、目の前がまっしろになった。

が、あの体験があるからこそ、今、こうしてマーケットでかろうじて食べていけている。

高くついた勉強代だが、勝つために必要なプロセスだったとポジティブに考えれば、立ち直るのも早くなる。

2度と同じあやまちを繰り返さないと自らに誓い、必ず成功してやるという野心を持って再チャレンジしてほしい。
[ 2018/08/13 18:39 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

スワップ金利目的の新興国通貨のリスク

8月10日深夜、「エルドアン大統領がドルやユーロを売ってリラを買うように国民に呼びかけた」というニュースが伝わり、東京時間に最安値を更新したばかりのトルコリラがさらに売られ、ついに対円で116円台に突入した。

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トルコリラ円10分足チャート

昨日から昨夜までのトルコリラ円の下落率は−20%強。

たとえば、ドル円と比較した場合、1ドル=111円として22円以上動いたことになるので、わずか一日で90円近くまで下落したようなものだ。

ブレグジット国民投票時のポンド円の下落率が−16%だったので、どれほど強烈な暴落だったのかががわかる。

ここ最近のくりっく365の出来高を見てみると、トルコリラ円の取引がドル円を大きく凌いでいる。

トルコリラのロングポジションを保有している人が予想以上に多いことに驚いた。

このような仮想通貨並みの変動率が生じる通貨で、スワップ金利目的でロングホールドするという考えは無謀としかいいようがない。

多くの個人投資家が今回の大暴落で損失を被り、強制ロスカット、あるいは莫大な含み損に耐えているだろうことは容易に想像できる。

今年のレバレッジ規制検討会で、ある有識者が以下のような意見を述べた。

「短期の価格変動に賭けるスキャルピングは投機。一方、低レバレッジ・長期で途上国通貨のスワップポイントを受け取る投資は意義がある」

彼には、ぜひ今回のトルコリラの暴落についての御意見を伺いたいものだ。

ここまで下げたのだから、そろそろ買うには良いタイミングだと考えている人もいる一方で、まだまだ下落しそうだから売りを仕掛けるタイミングを狙っている人も少なからずいそうだ。

この局面で怖いのは、リバウンド狙いで参戦し、想定外に大きな利益を獲得してしまうことかもしれない。

いつかもっと大きな暴落に遭遇した時に今回と同じような戦略で逆張りし、それまで稼いだ利益を根こそぎ持っていかれてしまう可能性があるからだ。
[ 2018/08/11 13:27 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき