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ロスカット あの日の涙 虹となる

トレーディングは冷静な人が有利に働く

相場で恒常的に勝てる人ってのは、必ずしも頭のいい人ではないと思う。

FXで大損し、会社のお金を横領した伊藤忠商事の元社員は、灘中学⇒灘高校⇒東京大学という経歴のスーパーエリートだった。

キャリアの浅いトレーダーが退場する理由ってのは、だいたい決まっている。

失ったお金を必ず取り戻さんとばかりに気負いすぎ、冷静さを失い、後に引けないようなギャンブルトレードをしてしまうんだよね。

熱くなりすぎて脳内麻薬が大量に放出され、正常な判断ができなくなっちゃう。

自分の許容範囲を超えた含み損を損切ることができずに、運任せにして放置プレイってのが典型的な負けパターンだ。

たとえ9割の確率で勝つ手法を使ったとしても、負けるたびにイライラしていたら、ストレスで精神的にもたないだろう。

負の感情をコントロールできるかできないかが、相場で生き残る分水嶺になる。

いわゆる温厚な人ってのは、負けても態度に出さないよね。

もちろん負けた時の悔しさは人並みに感じているんだろうけど、あからさまに怒鳴ったり、不機嫌そうな態度になったりしない。

辣腕トレーダーが必ず習得している技術のひとつに、「思惑通りに値が動かなくても、連続で負けても、寡黙に粛々と損切りができる」というのがある。

「怒」、「激」といった荒々しい感情は、どのような局面になろうと封印しなければならない。

つまり、カッとなったら負けということ。

これは、格闘技系のスポーツだけでなく、将棋やポーカーなど、あらゆる勝負事に共通する基本的なセオリーだろう。

「負けたくない」という気合や闘争心は絶対に必要なものだが、ともすると怒りや激情に変わってしまう。

それが自分で制御できなくなり、暴れ出してしまうようでは、とてもじゃないが満足のいく成績は残せない。

トレーディングというゲームでは、闘争心をむき出しにするのではなく、抑制する方向に自分を律していかないと勝てない。

どれだけ知能指数の高い人でも、それができないと伊藤忠商事の元社員のように破滅の道が待っている。
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[ 2018/08/13 19:14 ] メンタル | TB(0) | CM(0)

コネクティング・ドッツ

過去のつらい体験が、その後に思わぬところで役に立ってきたということはよくある。

そのときどきは偶然による選択であっても、後で考えるとあたかも必然であったかのように、過去の出来事と未来の出来事がつながっていることは珍しくない。

そういった意味では、人生に無駄な経験は何一つないといっていいかもしれない。

かってスティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の2005年の卒業式のスピーチで語ったように、出来事のつながりや意味を後になってから理解する、まさしく「コネクティング・ドッツ (点と点が結ばれる)という体験を、自分自身何度もしている。

以下、ジョブスのスピーチから抜粋。


You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.

将来を見据えて、点(出来事)と点(出来事)を結びつけることはできません。後で振り返って見たときにしか、点と点を結びつけることはできないのです。

So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.

だから、あなた方は、とにかく点と点が将来、結びつくことを信じなくてはなりません。

Because the believing the dots will connect down the road, it gives you confidence to follow your heart.

なぜなら、点と点が将来結びつき、道を切り開くと信じることは、自分の心に従う自信をあなたにもたらすから。

Even it leads you off the well-worn path. And that will make all the difference.

たとえそのせいで、あなたが多くの人が通る道から外れるとしても、それこそが大きな違いをもたらすのです。


トルコリラのドローダウンで手痛い洗礼を受けた投資家は多いと思うが、今回のつらい経験が、将来役立つときが必ずくる。

もしFXを諦めたとしても、必要以上に悲観的になることはまったくない。

大きく負けた後は、しばらく相場から距離をおきたくなるだろう。

だが、この失敗を失敗のままで終わらせるのは惜しい。

10年前、リーマンショックでクロス円のロングポジションを強制ロスカットされ、虎の子の資金をすべて飛ばしたときは、目の前がまっしろになった。

が、あの体験があるからこそ、今、こうしてマーケットでかろうじて食べていけている。

高くついた勉強代だが、勝つために必要なプロセスだったとポジティブに考えれば、立ち直るのも早くなる。

2度と同じあやまちを繰り返さないと自らに誓い、必ず成功してやるという野心を持って再チャレンジしてほしい。
[ 2018/08/13 18:39 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

メメント・モリ

母親が癌を宣告され、緩和ケア病棟に入った。

身近な人が亡くなるかもしれないというのはまさに非日常的な体験であり、その現実をまだ受け止められないでいる。

しばらく自宅と病院を往復する毎日が続く。

肉親が専業トレーダーという職業について、理解してくれるのと理解してくれないのでは、精神面において大きな影響があると思う。

自分の場合、母親は「お前の人生だから」とまったく口を挟まず応援してくれた。

今まで家族を支え続けてくれた彼女だが、これからは自分が支える番だ。

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[ 2018/08/13 08:58 ] 雑惑 | TB(0) | CM(0)

生きてるだけで丸儲け

33年前の今日、世界の航空史上最悪の事故が起こった。

夕方に羽田を発った日本航空123便は、群馬県の御巣鷹の尾根に墜落し、乗員乗客524名のうち520名が死亡した。

明石家さんまさんは、事故当日夜の「MBSヤングタウン」に出演するために搭乗予定だったが、直前の仕事である「オレたちひょうきん族」の収録が早めに終わり、一便早い全日空の便に振り替えたため事故を免れた。

この事故にかなりのショックを受けた彼は、現在でも大阪東京間は飛行機を乗らずに新幹線を利用しているという。

座右の銘である「生きてるだけで丸儲け」は、この経験が大きく影響している。

娘である「いまる」はこの言葉を短縮して名付けたというエピソードは有名だ。

トレードで損をしてストレスがマックスになったとき、自分も「生きてるだけで丸儲け」を呪文のように唱えることにしている。
[ 2018/08/12 15:55 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(0)

金華山ナイトハイク

猛暑の中、金華山に登ってきた。

午後6時ぐらいから徒歩で頂上を目指す。

岐阜城はライトアップされ、昼間とはまた違った趣があった。

金華山は決して標高の高い山ではないのだが、頂上付近は涼しかった。

岐阜の街の夜景が、宝石のように輝いて見えた。

帰りは、午後10時まで動いているロープウェイを利用した。

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[ 2018/08/11 16:56 ] トレッキング | TB(0) | CM(0)

スワップ金利目的の新興国通貨のリスク

8月10日深夜、「エルドアン大統領がドルやユーロを売ってリラを買うように国民に呼びかけた」というニュースが伝わり、東京時間に最安値を更新したばかりのトルコリラがさらに売られ、ついに対円で116円台に突入した。

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トルコリラ円10分足チャート

昨日から昨夜までのトルコリラ円の下落率は−20%強。

たとえば、ドル円と比較した場合、1ドル=111円として22円以上動いたことになるので、わずか一日で90円近くまで下落したようなものだ。

ブレグジット国民投票時のポンド円の下落率が−16%だったので、どれほど強烈な暴落だったのかががわかる。

ここ最近のくりっく365の出来高を見てみると、トルコリラ円の取引がドル円を大きく凌いでいる。

トルコリラのロングポジションを保有している人が予想以上に多いことに驚いた。

このような仮想通貨並みの変動率が生じる通貨で、スワップ金利目的でロングホールドするという考えは無謀としかいいようがない。

多くの個人投資家が今回の大暴落で損失を被り、強制ロスカット、あるいは莫大な含み損に耐えているだろうことは容易に想像できる。

今年のレバレッジ規制検討会で、ある有識者が以下のような意見を述べた。

「短期の価格変動に賭けるスキャルピングは投機。一方、低レバレッジ・長期で途上国通貨のスワップポイントを受け取る投資は意義がある」

彼には、ぜひ今回のトルコリラの暴落についての御意見を伺いたいものだ。

ここまで下げたのだから、そろそろ買うには良いタイミングだと考えている人もいる一方で、まだまだ下落しそうだから売りを仕掛けるタイミングを狙っている人も少なからずいそうだ。

この局面で怖いのは、リバウンド狙いで参戦し、想定外に大きな利益を獲得してしまうことかもしれない。

いつかもっと大きな暴落に遭遇した時に今回と同じような戦略で逆張りし、それまで稼いだ利益を根こそぎ持っていかれてしまう可能性があるからだ。
[ 2018/08/11 13:27 ] 教訓 | TB(0) | CM(0)

やる気のスイッチ

天賦の才能を持つとされる人物は、どの分野でも少なからず存在する。

将棋や野球などは、それこそ幼い時から周囲を圧倒するような飛びぬけた才能の持ち主でないと、その世界で頂点をつかむのは難しい。

だが、才能だけでは成功できないケースもある。

類まれな素質に恵まれ、将来を嘱望されなから、開花できないまま生涯を終える人も少なくないだろう。

一方で、卓越した素質はなくとも、頭一つ抜け出した活躍をしている人も多い。

では、その明暗はどこで別れるのか。

もちろん「運」の要素も不可欠だが、生まれ持った天賦の才能よりも、ある一つのことを続けられる才能のほうが重要なような気がする。

壁にぶつかっても、それを乗り越えようとする情熱があるかないかが、その人の運命を左右する。

情熱の絶対量は、精神力の強さも涵養していく。

トレーディングの能力というのは、ある程度の知性やセンスが必要とされるが、本質的な能力という点ではそれほど大切な要素ではないのではないか。

この世界で成功するには、なによりも狂気的な情熱を持っている人が有利に働く。

つまり、どこまで真摯に相場と対峙できるかが試されるわけで、多くのトレーダー予備軍は失敗する過程のどこかの時点で「本気モード」にシフトせざるを得ない。

何億と稼いでいるトレーダーでも、過去に必ずといっていいほど大きなドローダウンを食らっている。

「最初の損は最良の損」という相場格言があるが、虎の子の大金を失うような心理的なダメージが、潜在的なパワーを解き放つきっかけになるときがある。

相場でコテンパンにやられて、心理的にとことんまで追いつめられて、そこでようやく情熱の炎に火が付き、「やる気のスイッチ」が解除されるのだ。
[ 2018/08/10 20:44 ] メンタル | TB(0) | CM(0)

今週の成績

8月06日  -76
8月07日  +817
8月08日  +30
8月09日  -3183
8月10日  -14

total  -2426

今週は大きな経済指標はなかったものの、為替は大きく動いた。8月9日の特損は先週からの持ち越しの含み損をロスカットしたもの。この損失がなければ今週はプラスだったのだが。この成績で専業トレーダー10年目というのだから笑わせる。トルコリラに手をだしていたら、さらに損失を計上していたかもしれない。
[ 2018/08/10 19:26 ] 今週の成績 | TB(0) | CM(0)

トルコリラ大暴落

連日史上最安値を記録していたトルコリラが午後の東京市場で暴落した。

対円で一時17円台に突入し、一日でじつに10%超の下落となった。

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トルコリラ30分足チャート

トルコリラはスプレッド幅が大きいので手を出さない。

ショートで儲けそこなったなんて間違っても思わない。

トルコリーグのガラタサライに所属している長友選手は給料を米ドルでもらっているのか、それともトルコリラでもらっているのだろうか。

もっかのところ、それが一番の懸念事項である。
[ 2018/08/10 19:01 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(0)

自作の小屋で暮らそう

アマゾンの隠れたベストセラー本で、単行本のほうはすでに売り切れになっており、定価より高い値段で取引されている。

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筆者の提唱するBライフとは、小さな小屋を建てて必要最小限のモノに囲まれて生活するというもの。

100万円たらずの先行投資プラス月々20,000円でネットが使える環境が手に入る。

節約と言うにはあまりに極端なライフスタイルではあるが、お金に縛られない「自由」な生き方でもある。

「誰が決めたか知らないが理不尽にハードルの高い、普通の人が存在するための思考様式の最低条件から解放されて、足枷なく物事を考えたい、精神的に身軽でいたい」というのが、本書の主張だ。

「結婚できないではないか」とか「病気になったときはどうするんだ」などの指摘もあるが、著者曰く「最低限の生活を確保することが重要なのであって、いったん自由を確保したなら、それに何かを加えることをBライフは決して否定しない」とのこと。

Bライフをそのまま実践できる人は少ないだろうが、実践せずとも頭の中でシミュレーションするだけでも意味がある。

人生お金がなくても人並み以上に働かなくてもこれだけの生活ができるんだと思うと、未来に対する不安が和らぐ。

現代人は、個人差こそあれ誰しもお金や常識に束縛されている。

本書は、社会に出て精力的に働くサラリーマンへのアンチテーゼともいえる啓蒙書でもある。

朝から晩まで働き、睡眠時間を削り、過労死寸前で、心も体もボロボロになっている人こそ、本書に目を通すべきだし、目からうろこ的な発見があるのではないだろうか。

筆者の高村氏は東大卒だが、Bライフのような生活が実践できるのも、彼が極めて知的であるからとも思う。

つまり、どこでも何をやっても生活できるし、生涯お金に困らないという潜在的な自分の能力への自信があるのだ。

普通の人だったら、メンタル的に不安になってしまってこのような生活を長く続けられないかもしれない。
[ 2018/08/08 04:10 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

ジョンメリ

Author:ジョンメリ
こんにちわ。ジョンメリと申します。HNはLTCMのジョン・メリウェザーから頂戴しました。トレーダー歴約8年。2006年までは南ア通貨をスワップ金利目的で高レバレッジで運用。しばらく右肩上がりの相場が続き、わが世の春を謳歌していました。が、2007年8月17日にサブプライムローンに端を発する大暴落に遭遇。2008年はベアー・スターンズショックの下落で多大な損失を被り、マーケットから退場せざるを得ませんでした。精神的なダメージから一時は真剣に引退も考えましたが、ここにきてようやく傷も癒えました。現在はデイトレに手法を変え、再び外国為替取引に挑戦しています。

賢者のつぶやき